長く勤めていれば自動的に昇給していく年功序列というシステムでは、転職に大きなリスクがありました。
とにかく会社に忠誠心を捧げ、残業や休日出勤すればするほどやる気があると認められるような傾向もありました。
平成生まれの世代はというと、もはや終身雇用は崩壊しつつあり、やり甲斐を感じられなかったり、条件が合わないと感じれば、転職を選ぶ方がメリットを感じられるようになってきたのです。
また、平成生まれ世代はプライベートを重視するため、残業はお断り、仕事は定時で終わらせて帰ることを優先します。
残業で得られるお金よりも、有意義な時間の方が大事だと考える人が多くなってきたのです。
男らしい昭和と中性的な平成
仕事一筋で、家事と育児は妻に任せっぱなしでも、外でしっかり稼いでくるので文句は言わせないという雰囲気を漂わせていたのが昭和生まれの男性の典型的なタイプです。
家では飯・風呂・寝るの3つの言葉しか使う必要がないなどと言われるほど、余計なことはしゃべらず、またしゃべらなくても済むように妻が支度をしておくものでした。
それに対して平成生まれの男性は、家でも会話を大切にします。
そして家事も育児もせっせとこなし、夫婦どちらも同じように負担しようという気持ちでいるのです。
昔であれば「そんなものは女のやることだ」と言われるようなことでも、なんの抵抗もなくできるところが特徴だと言えるでしょう。
男らしさよりも、男女どちらの役割もこなす中性的な男性が増えたのが平成生まれの時代です。
不器用な昭和と器用な平成
寡黙なことが男らしいとされていた昭和生まれ世代は、言葉や態度で細やかな気持ちを表現することは苦手でした。
自分の妻や子供ですら、本音で話すことができずに、ぶっきらぼうになってしまう不器用さがあったのです。
家族を愛し、大事に思っていることなど、口に出すことはあまりなかったようです。
そこにくると平成生まれの男性は、言葉を扱うのも慣れたものです。
メールやLINEも駆使しながら、自分の気持をアピールできる器用さを持っています。
さまざまなツールを適切に使いこなせるのも、平成生まれ世代の特徴だと言えるでしょう。
強引な昭和と優しさの平成
何事も男性主導に事を進めようとする昭和生まれ世代の男性は、その「俺がやる」「俺が決める」といった態度が時には強引に感じられると言っていいでしょう。
反対に平成生まれの男性たちは、自分の意見だけでなく女性の意見も尊重して、一緒に物事を決めていこうとします。
そういうところが女性から優しいと思われるのです。
強引な昭和生まれの男性ですが、かえってそこがいい!という女性がいるのも事実です。
強引な男性が減っている今、特に恋愛で押せ押せで迫られると、なんだか悪い気はしない、ドキッとしてしまうという女性の声が聞かれます。
もちろん、男性は優しい方がいいという女性も多いので、どちらが良いかは人それぞれです。
昭和男性と平成男性は真逆と言っていいほどタイプが違う
ここまで昭和男性と平成男性を比べてきましたが、両者はほとんど真逆と言っていいほどのタイプの違いがありました。
これほど違いがあると、どちらの世代の男性と付き合うかによって、まったく違った体験をすることになりそうですね。
それぞれにメリット・デメリットがある
昭和生まれの男性と平成生まれの男性には、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
昭和生まれの男性は、男らしくて頼りがいがあるところがメリットですが、裏を返すと頑固で強引なところがあります。
平成生まれの男性は、優しくて偉そうにしないところが良いのですが、悪く考えると頼りなくて自主性のなさが気になります。
当然ですが、どちらかが良くてどちらかが悪いと一概に言えるものではありません。
ただ、付き合いやすい、好みのタイプとしてはハッキリと違いがあるので、それぞれの特徴をつかんで対応法を考え、コミュニケーションに活かすと良いのではないでしょうか。
それぞれの時代の男性と相性の良い女性の特徴とは?
真逆のタイプとも言える昭和男性と平成男性ですから、女性に求めるものも違ったものになるでしょう。
当然ながら、それぞれに相性の良い女性も違ってきます。
そんな女性たちの特徴を、時代別に4つずつご紹介します。