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お前って呼ばれる時3選!嫌な時と嫌...(続き3)

しかし、ある程度上下関係があるものの職場や学校よりも緩いと言われがちな家庭でも「お前」呼びをする場面もあります。

母親や姉妹など、女性の場合は一部の人は「お前」という言葉を使うこともありますが、多くの女性はそういう言葉を使わないでしょう。

しかし、父親や兄弟など男性家族の場合は家庭でも乱暴な言葉遣いとして「お前」を使うこともあります。

こちらのケースについても確認していきましょう。

父親

家庭で「お前」という言葉を使う機会が最も多いのは、やはり父親です。

やはり父親というと、昔ながらの日本の考え方として「一家の主」や「大黒柱」、「敬われるべき」という意識を持っている人も多く、自分以外の家族に対して「お前」という言葉を使って指図をすることもあるでしょう。

そうした昭和の父親像は最近では歓迎されず、物腰が柔らかく家族に対しても命令ではなくお願いをするような父親が増えてきていますが、まだまだ自分は上の立場だと思っている父親がいることも現実です。

また、父親が子どもたちに対して「お前」呼びをするだけではなく、中には夫が妻に対して「お前」呼びをすることもあるでしょう。

ただしこの場合は必ずしも自分が上の立場であることを誇示しているわけではありません。

恋人同士がイチャイチャしているような感覚で「お前」と呼び続けているケースもあるでしょう。

夫婦で「お前」呼びをする場合は、お互いの関係性や受け取り方によっても「お前」という言葉が与える印象は大きく異なってきます。

兄弟

兄と弟、あるいは兄と妹、そして珍しいケースですが姉と弟という組み合わせでも「お前」呼びが出てくることもあるでしょう。

兄弟は5歳以上年が離れていると先輩と後輩のような上下関係ができてしまうこともありますが、年齢が近い場合は友達のような距離感で接するため「お前」呼びが多く出ることもあります。

この場合兄から弟、兄から妹のように年齢が上の方ばかりが「お前」呼びをするとも限りません。

年子などのように年が近い場合は、弟から兄、妹から兄に対しても「お前」と呼ぶこともあります。

もちろん、姉から弟、弟から姉に関しても同様のケースはあるでしょう。

このように兄弟間で「お前」呼びがされる場合、必ずしも自分が上の立場であることを誇示しているわけではありません。

友達同士がフランクな言葉遣いとして「お前」を使うように使っているケースの方が多くなるでしょう。

嫌な時と嫌じゃない時の違いは?

使われる場面に限らず「お前」という言葉が持つ命令的で乱暴な響きが受け入れられず、たとえどんなに尊敬する人からであっても「お前」呼びをされるのは絶対に避けたいと考える人もいるでしょう。

しかし会社の上司や先生に「お前」と呼ばれる時にも例を挙げて紹介したように、同じ「お前」呼びでも強い不快感を抱いてしまい絶対に呼ばれたくないと感じることもあれば、むしろ「お前」と呼ばれることで距離感が近づいたように感じて嬉しく思うということもあります。

では、具体的にはどんな時に「お前」呼びが嫌に感じるのでしょうか。

もしくは「お前」呼びが嫌だと感じない時はどのようなケースがあるのでしょうか。

それぞれチェックしていきましょう。

嫌な時

普段から「お前」という言葉自体に嫌悪感を抱いているという人だけではなく、普段はそれほど「お前」呼びが嫌だとは感じないものの、「こういう時だけはお前って呼ばれたくない!」という人もいます。

では、普段はこだわっていないのに特定の場面で「お前」と呼ばれるのが嫌に感じるという人は、どのような時なのでしょうか。

ここでは、「お前」と呼ばれるのが嫌だと感じがちな時を紹介していきます。

命令される

「お前」という言葉自体に「上の人が下の人を呼びつけている」というイメージを持っている人も少なくはありません。

そのため、命令される場面のように明らかに上の人が下の人に対して指示を出している場面で呼ばれると、普段は気にならないのにカチンとくる人も多いのではないでしょうか。

特に「おいそこのお前、これやっておけ」と言われると、名前も呼ばずに一方的に押し付けられることに対して反発心を抱くという人も少なくはありません。

こういう人も、頼まれること自体が嫌というわけではないので「〇〇さん、これやってくれない?」のように言われれば素直に受け入れることもあるでしょう。

自分が相手、特に部下や後輩に対して頼む立場になった時には注意しておかなければなりません。

怒られる

怒られる時は、どんなに自分に非がある場合でも素直に受け入れることが難しくなってしまいがちです。

何歳になっても謝ることが苦手という人もいるでしょう。

そんな怒られる場面で、さらに高圧的な態度に聞こえてしまう「お前」呼びを使って怒られると、ますます相手に反発してカチンときてしまうので、普段は気にならない「お前」呼びが嫌だと感じる人は決して珍しくありません。