「お父さんが好き」「パパみたいな男性と結婚したい」と本気で思っている女性もいるでしょう。
しかし、そういった恋愛観を友達や知人に伝えると「ファザコン」「そんな男性とは出会えない」など、ネガティブなことを言われていませんか?
「マザコン」や「ブラコン」などの「コンプレックス」は、ネガティブな印象を持たれがちで、友人や知人に言われてしまうと、何となく嫌な気持ちを持ってしまうでしょう。
この記事では、ファザコンの特徴や、ファザコン女性の印象などご紹介していきます。
また、自身がファザコンかどうかも知ることができるでしょう。
ファザコンだと知っても、落胆する必要はありません。
ファザコン女性にピッタリな出会い方法についても、ご紹介していきます。
自分を正しく理解し、自分に合った恋愛を楽しんでみましょう。
ファザコンとは?
ファザコンとは「ファザーコンプレックス」の略称です。
実父に対して、過剰な愛着を持ったり、執着を持っている人に対して、使用することが多い言葉です。
また、女性が父親のような存在の男性に対して、強い執着や愛情を持つことも、ファザーコンプレックスと表現する場合があります。
つまり、父親や父親のような頼れる存在の男性に対して、愛情を感じたり、「離れたくない」といった強い執着心を持つことをファザーコンプレックスと表現するのです。
ファザコンの類義語として、マザコンという言葉がありますね。
マザコンは、母親離れができていない、甘えん坊の男性に使用する言葉であり、母親と息子の特殊な愛情関係が表現された言葉です。
マザコンは、母親も過度の愛情や執着を持っていることが特徴的ですが、ファザコンはそうではない場合もあります。
ファザコンになる女性は、もちろんマザコン親子のように、父親から多くの愛情を受け、それらを離し難いと感じたり、一緒にいて心地よく離れられないといった心理も関係していますが、そうではない場合も、ファザコンになる要因があるのです。
愛情過多によるもの
息子や娘がマザコンになる原因は、母親の過度な愛情が大きな要因です。
大きすぎる愛情によって、過度にかまい過ぎたり、何でも母親がやってしまうことによって、息子や娘たちは母親のそばが楽で心地いいと感じてしまい、母親がいなければ、落ち着かなくなったり、自立した生活が送りにくい大人になってしまいます。
ファザコンの要因も、マザコン同様に愛情が過多だったことが考えられます。
子育てをする際、母親は愛情としつけのバランスを考え、適度に叱り適度に甘やかします。
しかし、ファザコンを作り出す父親は、愛情としつけのバランスを崩すことが多く、どちらか一方つまり愛情が過多になりすぎたり、足りなくなりすぎたりしてしまうのです。
男性は女性のように、周囲の様子や意見を参考にし、強調するといった部分が乏しくなりがちです。
女性なら、子育ての最中、ママ友の意見や両親の意見を参考に、自身の子育てを修正・改善していくのですが、父親である男性は、自身が思い込むと、それをつき進めてしまいがちになります。
「母親が厳しくし、父親は甘やかすもの」と自分の中で決めると、それを突き通してしまうのです。
そのため、本来は、叱らなければならない部分で、叱れなかったり、助言を与えることなく娘や息子の行動を全て許してしまいます。
そういった環境では、子供自身も「父親は甘い」と覚え、何でも父親に頼るようになっていきます。
何でも許し、怒らない父親のそばにいるのは非常に楽で、父親のそばを離れられないファザコンになっていきます。
また、愛情過多が原因でファザコンになってしまうと、娘の男性基準が「父親」となってしまうのです。
父親のように甘く、何でもしてくれる男性を好みますし、男性はそうすることが当然だと考えるようになります。
しかし、全ての男性が父親のように甘いわけでもなく、大きな愛情を注いでくれるわけでもないため、愛情過多によってファザコンになった女性は、男性との出会いで苦労することもしばしばあります。
愛情不足によるもの
過剰な愛情や過干渉以外でも、女性がファザコンになる要因があります。
それは、愛情過多や過干渉とは真逆の、愛情不足が要因です。
幼少期、仕事や用事などで自宅にいることが少なかった父を持つ女性や、自宅にいても自室にこもることが多かった父、一緒の空間にいても会話らしい会話をしない父を持つ女性は、ファザコンになる可能性があります。
父親から愛情を受けられなかった女性は、その反発心からファザコンとは全く違った成長を遂げると思われがちなのですが、父親から愛情を受けられなかった女性も、ファザコンになることがあるのです。
父親から愛情を受けられなかった女性は、自分自身の中に理想の父親像を作り出します。
「こんな父親がいい」「あの子のお父さんのような父親が欲しい」など、幼心に理想的な父親を思い浮かべます。