そして、いたずらをするようになってくると、小さな子供なら後始末も簡単なものですが、思春期になっていくと、いたずらの範囲も大きくなり、母親が尻拭いできなくなってくるのです。
自分でしたことの責任や、やらなくてはいけないことを本人に任せることで子供は適切に成長します。
本来の適切な愛情とは、子供の成長を信じて任せることですよね。
任せてもらえることで、親子の信頼関係が構築していくのです。
12.常に目の届く範囲においておく
過剰な愛情を子供に注いでしまう母親にありがちな行動は、常に目の届く範囲に子供をおいておくことです。
子供からしてみると、いつも母親に監視されているような気持ちになり負担になってしまいます。
常に母親に見られていると遊んでいても「こんなことしたら怒られるかな」とビクビクして自由に振る舞えません。
ちょっとした事でも、母親に注意され指導され続けると、子供らしい気持ちが失われていきます。
母親としては、子供のためにしつけをしているという思いですが、実際は自身の不安を安心させる為に、子供を束縛している場合もあるのです。
13.欲しい物は何でも買い与える
子供が欲しいと言った物を何でも買い与える行為も、過剰な愛情に含まれます。
子供がカワイイからといって、願いを全て叶えてあげると、我慢できない人間に育ってしまうのです。
母親としては、子供の喜ぶ顔が見たいという一心ですが、いずれ子供が大きくなったときに、母親のお金では賄いきれない負担を要求してくる可能性もあります。
小さい子供なら欲しいものがミニカーで済んでいたものが、年頃になると高級車に変わっていくのです。
また、母親が自分の願いをお金でなんでも解決してくれると思ってしまうと、友達とのトラブルや進路も母親のお金で解決しようするかもしれません。
このように、母親の愛情が過剰になると、子供が自分自身で願いを叶えることができなくなっていくのです。
14.やたらと褒める
子供が何をしてもやたらと褒める行為は、過剰な愛情だと言えます。
小さな子供は母親の世界観に強く影響されるので、母親が子供をべた褒めすると「僕って凄いんだ」という意識が植え付けられます。
もちろん、適切に褒めることは子供の自信に繋がりますが、過剰に褒め過ぎると、人の気持ちを思いやれない自己中心的な性格になる恐れがあるのです。
褒めることと叱ることのバランスが崩れてしまうと「自分は何をしても許されるんだ」という気持ちになり、善悪の判断ができなくなってしまいます。
また「かわいい」や「かっこいい」などの容姿を褒め過ぎると、ナルシストになり周囲との感覚がズレてしまうので、学生生活で友達と馴染めなくなってしまうので注意が必要です。
なぜ過剰な愛情表現をしてしまうのか?
なぜ、相手が負担に感じていても、過剰な愛情表現をしてしまう女性がいるのでしょうか?重い愛情を注いでしまうのは、その女性自身に原因がある場合が多いのです。
この章では、過剰な愛情表現をしてしまう原因を詳しくご紹介していきます。
自分の内面を振り返ってみて、思い当たるふしがないか確認してみましょう。
自分に自信がない
過剰な愛情表現をしてしまう女性は、自分に自信がない傾向があります。
「私なんかが愛されるはずがない」という気持ちから、必要以上に愛を注いでしまいます。
相手に愛されるために我慢したり努力するのですが、それが空回りして相手の気持ちを見失ってしまうのです。
相手が求めている愛情より、自己本位な愛情を注いでしまうため、2人の気持ちに溝が生まれます。
また、愛するがゆえに自己犠牲的な愛情を押し付けてしまうため、相手に拒否されると「こんなにあなたの為に我慢しているのに」と感じ、怒りが湧いて責めてしまうのです。
相手は、頼んでもないのに重い愛情を押し付けられて、辟易してしまいます。
そして、より一層相手から愛されていないと感じ、自信を失ってしまうのです。
このように、愛すれば愛するほど愛されないという負のスパイラルにはまってしまうと、努力しても恋愛や家庭が上手くいかなくなってしまいます。
まずは、自分は愛されて必要とされる人間だということを認めることが過剰な愛情を抑える近道です。
そして、相手の日々の小さな愛情に気付いて受け入れることで、少しずつ愛されていると感じられるようになります。
幼い頃に愛情不足だった
両親からの愛情が歪んでいたり、ネグレクト状態で育った女性は、大人になっても慢性的な愛情不足を感じてしまい、身近な人に過剰な愛情を注いでしまいます。