地方都市と大都市における最大の違いは、夜の生活にあります。
地方都市の夜は人影まばらで街灯も少なく、男でさえ一人歩きはちょっとためらわれます。
それに比べ大都会のそれは不夜城です。
夜の世界の誘惑に取り込まれることはないにしても、何かにつけ驚くことは多いでしょう。
筆者の場合、一番印象に残っているのは、新宿歌舞伎町です。
午前2時ごろ、すし屋が満員で座れない、朝4時半の始発電車も酔っ払いで満員、などの衝撃的な場面です。
それらにいちいち過敏に反応していると、感受性がもちません。
なかなか生活のリズムがつかめないうちに、月日は過ぎてしまいます。
知らず知らずのうちに疲労が蓄積しています。
そしていかにももありがちなホームシックのパターンにはまります。
おしゃべりが大好きな性格だから
人と話していないと生きている気がしない、というおしゃべり好きな人もいます。
こういう人にとっては、家に帰って話し相手がいないという状態は耐えがたいものでしょう。
しかしこのタイプの人は積極性に富んでいるため、環境は変わってもすぐに友達を作ることができます。
田舎者と必要以上に自分を卑下しない限り(これが重要です)、ストレスなく普通に都会人と交流を持つことができます。
ホームシックはかかっても一瞬だけで終わりそうです。
特定の人としか接しようとせず人間関係が狭いから
自分と違う背景の人と出会うことに、喜びを感じましょう。
新鮮な刺激を受け、前に進むということを楽しみましょう。
本当に素晴らしい家族ばかりだったから
理想的な家族構成と成員同士の良好な人間関係に恵まれた人は、かえって苦労することが多いようです。
自分ではそれ以上の家族を作ろうとは思わない、最初から意欲が萎えているように見えます。
ずっと素晴らしい実家の構成員でいたい、という気持ちがその人の主体性にフタをしているのではないでしょうか。
このタイプの人は自分の周囲に壁を作っているようにも感じます。
ホームシックにかかりやすく、家族以外に助けを求めることもありません。
ホームシックから逃れるのは難しい背景の持ち主といってよいでしょう。
真面目で完璧主義の人がなりやすい
真面目で完璧主義の人は、周囲にほめてくれる人がいなければ、前に進めないといううっとうしいタイプには当たりません。
しかし、やりすぎを諫めたり、注意してくれる人がいないと、消耗したり、折れてしまったり、これはこれでいろいろと面倒です。
結局、真面目タイプの人も他人に依存するところが多いようです。
そういう真面目評判をとっている人には、相談相手が必要です。
しっかり確保しておきましょう。
親への感謝の気持ちが強い人
独り立ちすることこそ、親への恩返しです。
先述したように、教育の究極の目標も本来そこにあります。
ところが現代は、この目標は日陰に引っ込み、親子ともどももたれ合っているケースが目立ちます。
一人暮らしを始めることは、親へ感謝の気持ちを含め、家族関係を見直す契機にもなります。
必要があれば再編集をしましょう。
自分の意に反して一人暮らしせざるを得ない状況の人
急な転勤などで、自分の意に反して一人暮らしをせざる得ない状況の人もいるでしょう。