子供が欲しくないと言う人を理解できないという人も、様々な考え方があるという事を知っておく事によって、相手を理解出来ることもあります。
また、相手の気持ちを知ることで新たな考え方が見つかるかもしれません。
1.バリバリ働きたいから
子どもを持ちたくない理由のひとつとして、仕事が好きでバリバリ働きたいからという人もいます。
子どもを持つと、どうしても子育てなどに時間がとられてしまいます。
生まれたばかりの子どもは何もできないですし、母親が付きっきりになることが多いでしょう。
時間だけでなく、様々な負担がかかってくるのは事実です。
夜泣きもするでしょうし、寝かしつけるまでこちらも起きていないといけないですよね。
そういう子育ての時間を考えると、子供を産んでからすぐに仕事に復帰するのは難しいでしょう。
仕事重視でバリバリ働きたいと考えている女性なら、それが苦痛だと感じてしまうこともあります。
そういった仕事に関係するという面を考えると、子どもを持つ事に対して積極的になれないという事が大きな理由になるのではないでしょうか?
女性の場合育休、産休などで仕事を休んだり辞めたりしなければならない
子育ては女性がメインという風潮が現代でもまだまだあります。
本来であれば、夫と妻、両方が平等に子育てを行っていかなければいけませんが、どうしても妻の負担が増えてしまうのが現状です。
そうなった時に、育休や産休を取る必要が生じてきますよね。
最近では、企業も女性の社会進出という背景もあるので、積極的に育休制度や産休制度を取り入れています。
しかし、周りの目が気になったり、仕事にもどりづらいと感じる女性が多いのも事実です。
そういった背景から、女性としては子どもを持つ事に対してなかなか積極的になれないというのも理由の一つです。
2.経済的に厳しいから
金銭的に余裕がなく、夫婦共働きでないとやっていけないという家庭も多く、そういった理由から子供を欲しいと思わない人もいます。
子どもを持つと様々な面でお金がかかってしまうのは事実なので、経済的に厳しいからという理由も含めて、子どもを持たないという決断にいたる事は少なくありません。
子供を育てていける程の収入や貯蓄がないと、余裕を持って育てることができないと考えている人もいるでしょう。
しかし、経済的な理由の場合、金銭的にある程度の余裕できてから子供が欲しいと考える夫婦もいるようです。
子ども1人を成人まで育てるのに必要な費用とは
具体的に、1人の子どもを成人まで育てるにはどれくらい費用がかかるのかという事を計算した事はありますか?
もちろん育てる環境によって変わってくるかとは思いますが、平均してどのくらいのお金がかかるのかという事くらいは知っておいても損はないのではないでしょうか?
ここでは簡単にどれくらいお金がかかるのかという事をご説明しておきましょう。
一般的には1人の子供が成人するまでに3,000万円くらいかかると言われています。
出産から22年間の養育費は平均で1,640万円かかるとされています。
さらに、それに教育費がプラスされるのですが、子どもが通う学校が私立か、公立かで大きく金額が変わります。
例えば、幼稚園から大学まで全て国公立に通った場合は1,000万円ほどかかります。
これが全て私立になると、2,600万円ほどかかることになります。
これらのことから、最低でも2,640万円ほどの金額が必要になるという事を踏まえて、あなたはどのように感じますか?
思っているよりも多くかかるんだなという印象を持った人も多いのではないでしょうか。
自分たちが生活していくだけでも必死なのに、そこから子どもの教育費などを考えると、余裕がなくなってしまう家庭も多いと思います。
そういった背景もあり、なかなか子どもを持つ事に積極的になれないのではないでしょうか。
3.親になりたくないから
子どもを持ちたくない理由として、親になりたくないというからという人もいるかもしれません。
親になりたくないというのは、責任を負いたくないという事にも繋がります。
例えば、「子どもができてしまったらしっかりと子どもを育てないといけない」「不自由ない暮らしをさせないといけない」等、親としての責任や覚悟が必要になります。