高校生になると、男女ともに性に目覚めはじめ、初体験をする人が多い年齢に差し掛かります。
日本の法律でも女子は16歳、男子は18歳で結婚ができるということから、従来の日本でも性行為の経験がある年齢として普通のことだったのかもしれません。
好きな人ができれば、手を繋いだり、キスをするだけでは物足りない。
体もひとつになりたい、もっと触れ合いたいと思うのは、人間の本能としては当然のことでしょう。
しかし問題は、性行為をすると妊娠して赤ちゃんができる可能性があるということ。
もちろん多くの避妊具などもありますが、それも100パーセントの保証があるものではないことは知っていますよね?
実際に、高校生のうちに妊娠した人は日本でもたくさんいます。
高校生で妊娠した人のその先は、彼氏とそのまま結婚して出産した人、シングルマザーになった人、残念ながら中絶した人の3通りに別れると思います。
ただし問題は高校生はまだ子供なので、出産以外にも様々な問題が残っているということ。
今回は、高校生で妊娠する確率と退学後の現実について、やったほうがいいことなどをまとめていきます。
まずはやってほしい5個のこと
ストレス社会の影響や晩婚化などが理由で、不妊治療をしてもなかなか赤ちゃんを授かることができないという女性が多いこのご時世で、新しい命を自然な形で授かることができるというのは、正直とても幸せなことだと思います。
しかし、その年齢があまりに若すぎた。
タイミングが早すぎた。
予想外だった。
新しい命を授かったことは嬉しいけど、そのときの母体の環境はその人によって様々だと思います。
今回は、もし高校生で妊娠した場合についてですが、やらなくてはいけないことがいくつかあります。
1人の人間を育てるということは、学生の身分や経済力、経験値などで簡単にできることではないので、慎重に行動しなくてはいけません。
では、まずはやってほしい5つのことをご紹介していきますね。
①親には必ず相談する
「高校生だけど妊娠してしまった」という場合、自分でもとても驚くと思いますし不安になりますよね。
そんなとき、まず頭に浮かんでくるのは誰に相談するか?です。
まずは身近で怒られなさそうな友達に相談するのもいいですし、パートナーの彼にはもちろん報告した方がいいでしょう。
しかし、それと同時に相談したほうが良いのはあなたの親です。
最大限に良いアドバイスをくれるのはやはり親
「親には言いにくい」
「知られたくない」
「絶対に怒られる」
と最初は不安に思うかもしれません。
当然怒られるかもしれません。
それでも、血の繋がった親は誰よりもあなたのことを考えてくれる存在です。
体のこと、学校のこと、結婚のこと、お金のこと、子育てのこと…。
これから考えていかないといけない問題は山積みなのです。
そんなときに、誰よりも最大限に良いアドバイスをくれるのはやっぱり親だと思います。
自分の1番近くにいる大人なので、1番協力が得られやすい存在でもあります。
また出産をしない選択をした場合、その手術に未成年の場合は保護者の同意が求められます。
手術費用が高額な事と、母体の体にも負担がかかる手術になるので、まだ社会的に未成年では保護者の同意と身分証明が必要となるのです。
そのときのためにもできればきちんと妊娠した報告を自分の言葉でしたほうが良いでしょう。
最初はぶつかるかもしれない
「まだ高校生なのに娘が妊娠…」
「相手の男はどんな人なのか?」
「学校はどうするのか?」
「子供が子供を育てられるのか?」
など、最初は妊娠の事実を娘から聞いた親は当然困惑することでしょう。
それと同時に、無責任な行為だと怒る親もいることでしょう。
それによって、親と自分がぶつかることもあると思います。
しかし、親心を考えると自分の子供はまだ高校生で、まだ子供だと思っていたのにとっくに彼氏と経験していたというショックも大きいのです。
親はとくに子供の将来のことを誰よりも思っているので、高校生で妊娠と出産するかもしれないということに対しての社会からの反応にも敏感です。
そのため心配する気持ちから最初はもしかしたら怒ってしまうこともあるかもしれません。
「出産したい」と自分が言っても、逆に親のほうが「早すぎる」「だめだ」と言って反対するケースもあるかもしれません。
だけどそんな場合でも、自分がいかに真剣かどうかを親に誠心誠意伝え、なんとか説得してみせましょう。
親ならば、その気持ちが本気ならきっと分かってくれるときがくるはずです。
②親に相談できないなら他の人に相談する
高校生で妊娠をした場合、自分の親に相談できるというのが1番いいとは思いますが、なかには本当に家庭の事情で自分の肉親には相談しにくい…という人もいると思います。
そうなった場合でも、自分1人で抱え込み解決することは困難な問題なので、そんなときは他の人に相談しましょう。
親以外にも親身になって相談にのってくれる人はいます。
実際にどんな人に相談するのがベストなのか?
ご紹介していきますね。
養護教諭
養護教諭とは、学校にいる保健室の先生のことです。
まずは妊娠をしたことにより、体調の変化なども訪れることから1番身近で医学的な知識も持ち合わせている保険室の先生に相談をするのも一つでしょう。
学校側の人間なので、他の先生に漏らしてしまったりしないか?
という点も気になる人はいるかもしれませんが、そのあたりは先生をよく信用して、まずはできる範囲のことを先生に協力してもらいましょう。
「妊娠したかも」「まずはどうしたら良いか」と相談すると、とりあえず妊娠検査薬の購入を勧められたり、まだ学生なので自分で買いにくい場合は先生側のほうで用意してくれる場合もあります。
不安を1つ1つ解消していくためにも、親以外の頼れる身近な人にまずは相談することをおすすめします。
保険の先生に詳しい事情を説明しておけば、そのあとで学校側と話をしたりするときにも話の進行がスムーズにいくケースもあるので、保健室の先生に頼るということはわりと重要だと思います。
女性健康支援センター
どうしても保護者にも、学校側の先生にも相談できない…という場合は、全国の女性健康支援センターを頼ることをおすすめします。
厚生労働省のホームページに全国の女性健康支援センターの一覧が掲載されているので、自分の住んでいる都道府県で実施している事業に相談してみてください。
各自治体によって様々ですが、妊娠や出産、育児についての悩みや不安がある人のために保健所や看護協会などが相談ダイヤルを設置していたり、メールでの相談や、直接面談での相談を受け付けています。
無料で相談にのってもらえるので、高校生でも安心して利用することができますよ。
悩み相談を聞くプロですので、「高校生だけど妊娠してしまった」という悩みに対して的確なアドバイスをくれると思います。
また、同じような悩みを過去に聞いて解決したという場合もあると思います。
保険師など、専門的な知識がある人と話をするだけで、安心することができることもあるので、早めに相談してみるといいでしょう。
大切なのはひとりで抱え込まないことです。
女性健康支援センター一覧URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/boshi-hoken14/
児童相談所
保険医、カウンセラーにも話をしたくない場合は、児童相談所でも同じように悩み相談にのってくれます。
児童相談所のいいところは、市町村と連携をとりつつ、子供に関する問題や相談事に直接解決する方法はないかどうか、手を差し伸べてくれるところです。
悩んでいる人が住んでいる市町村が力になってくれるというのは非常に心強いと思います。
さらに、子供に関する悩み相談についてはいくつもの事例を手助けしているので、高校生で妊娠した場合も様々な解決パターンを紹介してくれると思います。
一般的に、子供の虐待などで頼られるケースをよく耳にしますが、そのたびに早急に対応してくれるとても親切なところですので、相談もしやすいと思います。
③互いの愛情や価値観の確認する
高校生で妊娠をした場合、最終的にもっとも大切になってくるのはお互いの愛情の深さと、価値観の確認です。
妊娠をしたということはその両親は当然愛し合っているはず…と思われがちですが、妊娠には様々なケースがあります。
もちろんお互いに思いあって妊娠したケースもありますが、中には「偶然ただの1回の性行為で妊娠した」という場合や「性格の不一致やDVが原因で、別れを悩んでいた彼だったのに、できてしまった」という場合もあります。
父親が誰なのか分からないというケースも稀にありますよね。
どのパターンでも必ず、双方の愛情がないと2人で子供育てていくことは困難です。
そのため、ただ「赤ちゃんができたから絶対に結婚しなくちゃいけない」と意見を固めるのではなく、まずはお互いの気持ちをきちんと確認し、このパートナーと一緒に子供を育てていって、幸せになれるのか?をよく考えましょう。
当然、結婚をすることになるので価値観などもとても大切になってきます。
結婚後に価値観が違うと、それが原因で喧嘩に発展したり、育児にパートナーが協力的じゃなかったりして、せっかく生まれた子供に悪影響を及ぼすこともありえると思います。
離婚率が高いので、先のことをよく検討する
また、きちんとお互いの気持ちと覚悟を確認してから結婚をしないと、すぐに離婚に繋がるケースもあります。
10代のデキ婚による結婚は、離婚率が高いとも言われているので、先のことも含めて慎重に考えましょう。
まだまだ周りの友達は親元に頼りながら、学生生活を満喫し、遊んでいる人が多いと思います。
そんな周りの友達の生活と、学校を辞めて働き大変な育児に専念している自分との生活を、いつか比較してしまうときがくるかもしれません。
そうなったときに、離婚をするのは簡単ですが、生まれた子供にも寂しい思いをさせてしまうことになるかもしれません。
自分の今後の生活や、生まれてくる子供のことも考えて、焦らずよく検討しましょう。
④産むか否かの大事な決断をする
親やパートナーと色々と話し合いながら、赤ちゃんを産むか否かを決断しなければなりません。
悲しい現実ですが、この決断は選ぶことができるのが事実です。
もちろんひとつの命を授かっているわけですから、出産してあげることがその赤ちゃんにとっては1番いいことです。
しかし、赤ちゃんを育てられる覚悟がなかったり、自分がまだ大人になりきれていなかったり、育てられる環境にないところへ生まれてきて、虐待など赤ちゃんに可哀想なことをしてしまう事件も近年は増えています。
自分の気持ちに素直になって、この大事な決断をていきましょう。
もちろん、この決断によっては1つの大切な命を奪うことになってしまいます。
そんな可哀想なことをしないためにも、本当ならばきちんと避妊をして妊娠しないようにしないといけません。
しかし、妊娠したという現実がもしあるならば、まずは自分が赤ちゃんを産むか否かの決断をよく考えて、これからの行動を決めることが大切です。
責任と愛情を持ってきちんと育てられるか考える
おままごとをするのとは違って、子供を育てるということは簡単なことではありません。
そこに必ず責任と愛情がないと、必ず困難にぶつかります。
たとえば、まだ10代の高校生だった場合、今までは当たり前のように毎日自分の親と生活し、お母さんが作ったご飯を食べ、お弁当を作ってもらい学校に持っていき、授業を受けて、放課後は好きなように自分の時間を過ごす…という生活だったと思います。
赤ちゃんを産むということは、それがすべて変わってしまいます。
赤ちゃんが生まれたらその直後から、自分で赤ちゃんに食事を与え、夜は寝る間もないほど授乳とオムツ交換、当然赤ちゃんが泣いたらそれをあやしたりもします。
自分の時間がほとんど取れなくなる…というのも育児経験者からすればよく聞く話です。
それを途中で辞めたくなった、疲れたからといって放棄することは簡単にはできないのです。
自分がお母さんに愛情をもって育ててもらったように、自分も同じように生まれてくる赤ちゃんに対して責任と愛情を持ってきちんと育てられるか?
そのあたりを慎重によく考えて決断をするようにしましょう。
生まれてきた命に代わりはありませんし、途中で逃げることもできません。
その覚悟を持って、赤ちゃんが誕生してから成長するまでずっと育てていけるのなら、ぜひ産んであげてください。
周囲の雑音に負けない勇気があるかを考える
高校生で妊娠をして出産をしてお母さんになるということを決めた場合。
時には様々な周囲の雑音があるかもしれません。
それは…
「高校生というまだ学生なのに妊娠した」
「学生なのに相手は?」
「仕事はあるの?」
「学校はどうするの?」
「まだ10代なのに…」
という様々な大人たちの考え方や、偏見によるものです。
最近では、デキ婚というのも昔に比べたら珍しくないことだとは思います。
しかし、一般的に、高校生というのは学生の身分なので、「まだ妊娠するには早すぎる」と考えている大人が多いのも事実です。
それをストレートにぶつけて言葉にしてくる大人もおそらくたくさんいるでしょうし、出産後に心ない言葉や態度を見せてくる大人もいるかもしれません。
育児のことや、教育のことで、何かと高校生で出産したことをまるで悪い理由かのように偏見の目でみてくる大人もいるかもしれません。
高校生で妊娠、そのような周りからの見られ方で様々なリスクがあることも想定しないといけないのです。
しかし、出産後は1つの命の母親になります。
そんな関係のない大人たちの言葉に傷つくこともあるかもしれませんが、それに負けない勇気が何よりも必要なのです。
「自分は胸をはってこの子を大切に育てている」
「大変なこともあるけど頑張っている」
「高校生で妊娠・出産したけど関係ない」
「私もこの子も幸せになります」
そう胸をはって言えるような自分になりましょう。
その覚悟が今の自分にあるのかどうか、よく考えて後悔のない選択をしてくださいね。
決断はある程度急がないと間に合わなくなる
楽しく学生生活を送っていたのに、突然の予定外の妊娠…。
「自分が母親になる覚悟」
「高校を辞めなくてはいけないかもしれない」
「彼氏に報告しないといけない」
「親に言わないといけない」
「育てるお金はある?」
「仕事はどうする?」
様々な多くの悩みを突然抱えてしまったかもしれません。
どれも慎重に考えなくてはいけない問題ばかりですよね。
その1つ1つが解決して、自分が安心してから産むか否かを決めたいと、恐らくはじめは思うかもしれません。
しかし、現実はなかなか厳しく、出産の決断はある程度急がないと間に合わなくなってしまうのです。
その理由として、赤ちゃんをもし残念ながら諦める場合、それには中絶できる時期が決まっているのです。
赤ちゃんの中絶手術は妊娠21週6日までがリミットとされています。
これ以降は、母体保護法の法律で実施を認められていません。
そのため、高校生の妊娠した場合まず確認してほしいことは自分の正しい妊娠数週です。
妊娠の知識がなく、まだ若い場合は自分が今妊娠してからどれくらいたっているのか?ということが把握できていない場合があると思います。
妊娠週数とは、最終月経の初日から数を数えます。
妊娠しているかも?と気がつくのはたいてい「生理が遅れてる」ことに気が付いたときだと思います。
そして、本当に妊娠していた場合、すでに妊娠数週は4週はたっていることになるので、そのあたりをよく確認しておきましょう。
赤ちゃんを諦める場合、妊娠中期に入ると赤ちゃんが大きくなるので母体に負担がかかるようになります。
そのため、病院で診断する場合の多くは妊娠7週〜8週で決断をされるケースが多いようです。
なるべく早めの決断が母体を守ることに繋がるので、早めにパートナーや周囲の大人へ相談し、よく考えましょう。
⑤産むならば、身体に負担がない高校に移るか考える
高校生のうちに妊娠が発覚し、産むことを決意した場合、考える必要があるのは次は学校をどうするか?ですよね。
妊娠すると、女性の体は急激に変化します。
たとえば妊娠初期からいきなり悪阻がきて、嘔吐する毎日がやってくるという人もいます。
無理な運動は禁物で、体も初期はとにかく安静にしないといけません。
さらに、安定期を過ぎればお腹が膨らんできます。
今の高校に通い続けることができるのならば、先生や周りの人の協力が必要になってきます。
最近では、妊娠しても退学や転校をすることなく、今までの高校に通っている人もいるようです。
妊婦さんにとって、周りの環境はとても大切です。
自分と赤ちゃんのことをよく考えて、今の高校を続けるか、退学するか、他の学校へ移るという選択肢を考えていきましょう。
今の高校を辞めるなら、定時制や通信制の高校へ通うという選択肢も
妊婦になり出産を決めた場合、もし高校卒業の資格が欲しいのならば選択肢は3つあります。
今の高校に通えそうならそのまま通うということもできますよね。
もし、今の高校を辞めて違う高校に移るという選択をしたなら、育児をしながらでも通える定時制高校に通うか、通信制の高校を選択することです。
定時制高校の場合、昼間は育児をして夜は旦那や両親に育児を協力してもらい、自分は高校へ行く…という生活になりますが、きちんと単位をとれば無事に高校卒業の資格が得られます。
訳あって高校に通えなかった人がたくさん利用しているので、自分と同じ境遇の友達ができるかもしれないですし、高卒の仕事にも就けるようになるのでとてもおすすめです。
しかし、学校へ通うにはある程度家をあけることになるので、たとえばシングルマザーだったり、家族の協力が得られない生活の場合は、通信制の高校を選ぶ人もいるも人気があるようです。
通信制の場合、自分の自宅で自主的にテキストで勉強をし、採点してもらうことで単位を取得するというシステムです。
今ではいろいろな通信制教育があるので、自宅で勉強したいという人にはおすすめです。
高校を卒業する以外にも、中卒だけど資格を取ることもできる専門分野もあるので、高校を辞める選択をしたからといってそこで学業がすべて終わってしまうというわけではないことを知っておいてください。
彼は今後の就職のことも考えると高校は卒業したほうが良い
子供の父親となるのが同じく高校生の彼氏だった場合、彼は一生仕事をして家庭を養う大黒柱となります。
そのため、家計のことを考えたら今後の就職のためにも高校は卒業しておいたほうが、就職口の幅が広がるので良いのではないか無難だと思います。
中卒でも仕事はありますが、「この会社に入りたい」と思ったときの求人の条件が「高卒以上」「大卒以上」という条件のものが現代ではわりとまだ多く、選択肢の幅を広げるためにも、彼はそのまま少なくとも高校卒業までは学校に通い続けることをおすすめします。
もし高校1年や、高校2年の段階で妊娠と出産をした場合、彼は高校卒業まで昼間働くことができないので、家計を支える方法としていくつかご紹介します。
・彼が高校が終わってから夜アルバイトをする
・母親が昼間は子供を保育園に預けて働く
・祖父母に援助してもらい生活をする
などです。
他にも選択肢はあると思いますが、これらのどれかを選択することで、生活が少しでも楽になるはずなので、家族みんなで協力をして支えあってください。
彼はアルバイトなどで収入を得る努力を
男性のほうが女性よりも一般的に体力がありますし、働いてお金を稼ぐには出来れば彼の力を借りたいところですよね。
子供のことは夫婦2人の問題なので、彼も父親になる自覚と覚悟をもって、アルバイトを積極的に行い収入を得る努力をしてくれることが望ましいと思います。
アルバイトは、だいたいのものが16歳以上ですることができるので、少しでも自分たちの力だけでで生活をしていくことを最初は目指して頑張りましょう。
高収入な仕事の場合は、体を使う力仕事などがアルバイトでは人気で、高校を中退してから働き口として選ぶ男性も多いようです。
さらにアルバイトの掛け持ちなども、時間を上手に使えばかなり稼ぐことができるので、仕事の視野を広げて、自分の家族を支えられるようにチャレンジしてみてください。
高校生で妊娠したかもしれない貴女と彼へ
高校生で妊娠するということは、世間一般では珍しいことでしょう。
そのため、それが事実となったとき、当然貴方も彼も非常に困惑すると思います。
しかし覚えておいてほしいのは、それでも子供も若くして父と母になった自分たちも、幸せに暮らしている人はたくさんいるということ。
大変なことも多いかもしれませんが、それでも喜びもあります。
たまたま赤ちゃんがきてくれたタイミングがそのときだっただけで、貴方にも彼にも、もちろん赤ちゃんにもそれが運命だったわけですから、妊娠したという事実をまずは受け入れることが大切です。
たくさんの今後を左右する出来事
高校生で妊娠した場合、もちろん今後は様々なことが左右されてしまいます。
「せっかく入った高校は途中でやめないといけない?」
「仕事はどうする?」
「学歴は?」
「親にはなんて言う?」
「まだ10代なのにもう結婚?」
よく考えて、決断をしなくてはならないことも多く、高校生という身で決心を固めることはとても難しいことだと思います。
それでも、多くの今度を左右することだからこそ簡単に進めるのではなくよく考えてほしいのです。
お腹に宿った命のお母さんは貴方だけなので、後悔しないためにも覚悟を決めてください。
ひとりで悩むのはダメ!
決断することが多すぎて、まだ高校生の自分では考えきれないことが多いですよね。
高校生で妊娠したということはとても大変なことです。
そのため、絶対にたった1人で悩んで決めるということはしないでください。
相手のパートナーが分かっているのなら、まずはパートナーに相談し、2人の子供をこれからどうしていくかを話し合いましょう。
パートナーは自分と唯一同じ立場になる相手なので、まずはパートナーと悩み、解決に向けて少しずつ問題をクリアしていきます。
もし、妊娠したけど父親が分からない、父親が逃げた…そんな場合は、もっと状況は複雑だと思います。
しかしそんなときでも、ひとりで悩んでいても何も解決に繋がらず、時間がたっていくだけです。
必ず、信頼のできる誰かに相談するようにしましょう。
必ず信頼できる大人に相談しよう
信頼できる相手がパートナーである彼氏だけしかいない、親友しかいない…という場合でも、できれば誰か大人の人に相談をしてください。
それは自分の親でも、親戚でも、他人でも構いません。
自分と同じ子供だけでは、知識や行動に限界があります。
高校生で妊娠した場合、これからの体のことやお金、生活環境、学校のことなど、必ず子供だけでは解決でいきない問題に直面します。
そんなとき、信頼できる大人が味方でいてくれると心強さが全く違うのです。
誰に相談をするのかはそのときの自分の判断で決めていいと思いますが、1番ベストなのはやはり自分の母親にまずは相談できるのがいいですよね。
彼女に訪れる変化
パートナーである彼からすれば、妊娠をしたのは彼女の体なわけで直接彼のほうの身に変化がおきるわけではありません。
そのため、最初は妊娠を報告されても半信半疑になってしまうこともあると思います。
しかし、彼女の体に赤ちゃんができたということは、少なからず彼女の体は少しずつ変化しています。
それは体調の変化でもわかりやすく、ホルモンの影響で悪阻が始まったり、お腹が痛くなったり、突然の出血があったり、とにかく無理できない体へと変わっていくのです。
そんなとき、体を変わってあげることはできないので、言葉と行動だけでもいいので彼女の変化に対してパートナーである彼が1番親身になって手助けをしてあげてください。
妊娠をした女性は、男性が思っているよりもデリケートで、妊娠数週がすすむほど様々な変化をもたらします。
一緒に協力しあって、出産までに父親になる準備をすることもパートナーの役割としてとても大切なことだと思います。
子供を産めば子育て中心の生活になる
出産後についてですが、女性の場合子供を産んだら子育て中心の生活になります。
妊娠した直後の妊婦のときは体調の変化でいろいろと大変でしたが、今度は育児の大変さに直面します。
子育てとは、本当に夜も眠れないくらい忙しいことが多く、お母さんは寝不足になることもあります。
子供がぐずっていたら休む暇もなくあやさないといけませんし、子供が動くようになったら子供が怪我をしないようによく見てないといけません。
そんな子育て中心の生活になったとき、それに協力して手助けしてあげることが父親としてベストな行動です。
高校生で若くして親になった場合、彼のほうも慣れない仕事で大変だとは思いますが、夫婦で協力して子育てをしていきましょうね。
彼に訪れる変化
高校生で妊娠をして出産する場合、妊婦となった女性にばかり負担がかかると思われがちですが、同時に父親となる彼のほうにも大きな変化が訪れます。
たとえば、同じように高校生だった場合、まずは彼のほうも今後の学生生活をどうするのか?という選択に迫られます。
彼には体の変化がなくても、子供の父親であることに代わりはなく、彼女との結婚や今度のことを考えていかなくてはいけません。
学生だったときは、同級生の友達と同じように勉強したり、遊んだり、部活動に勤しんでいたりしたわけですが、そんな生活が一気にできなくなる場合を想定しないといけないということです。
父親として収入を得るために仕事を始める
たとえば、高校を退学して彼女と一緒に子供を育てるという決断をした場合、彼は子供の父親として家計を支える役割をしなくてはいけません。
その場合、収入を得るために仕事をまず始めなくてはいけませんよね。
高校生ならば、放課後のアルバイトくらいは経験があるかもしれませんが、その労働時間を一気に増やし、昼間はフルタイムで働くケースが多いと思います。
高校中退でも正社員で務めることができる仕事もありますが、まずは仕事を探してきちんとした収入を得ることが、高校生のできちゃった結婚での彼の最大の難関となるでしょう。
高校を卒業した人や、大学まで卒業した人でも、最初の社会人生活というのはぶつかる壁が多く、最初は仕事や人間関係に悩む日々もあるかもしれません。
それでも、父親として強く自分の意思を持ち彼が変わっていかなくてはならないのです。
父親として彼女と子供を支える
彼は仕事を始めて家計を支える以外にも、父親として自分の彼女と子供を守っていく立場でもあります。
しかしそれは、特別何かをしなくてはいけないというわけではなく、きちんと仕事をしてお金を稼ぎ、彼女と子供に愛情をたくさん注ぐというだけでもいいのです。
彼女のためにできることをしてあげて、子供をたくさん可愛がり、休日はみんなで一緒に出かける。
それだけでも彼女と子供には大きな支えとなり、幸せを与えることができると思います。
周囲からの叱責を受ける
高校生で若くして父親となった場合、周囲からの風当たりは温かいものばかりではありません。
当然叱責を受けるときもあるでしょう。
そのとき、相手のその言葉がもっともだと納得することができるなら、その言葉を受け入れて反省すればいいと思います。
しかし、まだ10代ならばそういった言葉に落ち込むことも当然あると思いますし、逃げたくなる瞬間もあるはずです。
そんなときだからこそ、その気持ちを彼女とよく話し合い2人で乗り越えていく必要があるのです。
若い結婚だからこそ、自分だけの力でなんとかしようとせず、必ず誰か味方になってくれそうな人に相談をしたり、手助けをしてもらうようにしましょう。
世の中のすべての人が敵であることはまずありえないので、自分の味方や応援してくれる人を大切にしていけばいいのです。
ひとりで悩まずに信頼できる人に相談しよう
高校生で妊娠、出産とは一般的に多いケースではありません。
また、高校生という身分は社会的にまだまだ子供です。
望んでいなかった妊娠の場合、当然困惑する思いもあるとは思いますが、だからこそ1人で悩まずに、信頼できる人に相談してほしいのです。
「どうしよう」と考えていても赤ちゃんはどんどん成長していきますし、時間は止まってくれません。
解決策や1番いい方法を見つけて、幸せになるためにも、ひとりで抱え込まないでください。
ひとりじゃなければ、どんなことも乗り越えられると信じてくださいね。