私たちは人によって、様々な性格をしています。

強気な人がいれば弱気な人もいますし、優しい人がいれば意地悪な人もいるでしょう。

いろんな性格の人達が、学校や会社など、1つの場所で集団生活をすれば、いじめっ子といじめられっ子が生まれてしまうこともあります。

しかし、その中でも何故かいつも特定の人だけがいじめられてしまうことってよくありますよね。

そんないじめられっ子を持つ親としては、「何故自分の子どもだけがいつもいじめられてしまうのか」と不思議で、かつ悩みの種となって仕方がないでしょう。

今回はいじめられっ子の特徴と、その親ができる対策についてご紹介します!

なんでうちの子ばかりいじめられるの?いじめられっ子の14個の特徴

いじめられっ子は、本人や親が自分から大きく変わろうとしない限り、いくら環境を変えたところで同じようにいじめられてしまうことが多いです。

小学校、中学校といじめられっ子だった人が、環境を一新して誰も知り合いがいない高校へ進学したのに、さっそくそこでもいじめられてしまう、なんてケースは珍しくありません。

いじめはいじめっ子にも大きな問題がありますが、例えいじめっ子のいない土地へ引っ越しても、そこでまた別のいじめに遭ってしまうのなら、いじめられる理由は、いじめられっ子やその親にも少なからずあるということでしょう。

しかし何故、いつも特定の人だけがいじめに遭ってしまうのでしょうか?いじめられっ子になってしまいやすい人に見られる具体的な特徴を以下に挙げていきます。

もしあなたの子どもが多くの特徴に当てはまっているのなら、その子は人よりもいじめられやすい性質なのかもしれません。

1.家庭環境が周りの家庭と違う


家庭環境が周りの家庭と違う人は、周りの人たちとは考え方や価値観などが違っていることが多いです。

そのため価値観の違いが原因で、周りの人たちから浮いてしまい、いじめられてしまうことがあります。

例えば学生の頃から、アルバイトをして自分でお金を稼いでいる人は、親からお小遣いをもらって好きに遊んでいる人に比べれば、金銭面での考え方がしっかりしているでしょう。

友達同士で遊びに行く予定を立てている時にも、妙に現実的にお金のかからない遊び方を提案したり、学校帰りの買い食いを「もったいない」と言ったりと、他の人たちとは異なる意見が口から出やすいです。

そのため、一緒に遊んでいる友達からすれば、その子1人だけノリが違うため、場の雰囲気が気まずくなりやすく、遊びに誘われなくなってしまうこともあるでしょう。

私たちは、自分が育った家庭環境での考え方や価値観で多くの物事を判断します。

そのため、自分と同じような家庭環境で育った人とは、価値観が合いやすいため仲良くなれますが、そうでない家庭環境で育った人は、どうしても周りからは浮いてしまいやすいです。

2.何かが突出して優れているまたは、劣っている

人一倍何かが突出して優れていたり、または劣っていたりすると、それだけ周りからは浮いてしまい、いじめの原因となってしまうことがあります。

日本人は昔から集団意識が強く、「皆で同じように過ごすべき」という考えが現代でも根強く残っています。

学校や会社など、組織や集団社会の中で生活をしていれば、その集団独特の価値観やルールが生まれます。

皆その集団の価値観やルールに従って生活を送っていますので、その中で1人だけ違った行動をしていると、集団からは浮いてしまいます。

そして昔で言う「村八分」のように、集団からは無視をされたり、ないがしろに扱われたりすることがあります。

例え周りの人たちから抜きんでて優秀な才能がある人でも、「周りとは違う」という理由で孤独になってしまうことはよくあるでしょう。

また、それが劣っている意味で周りから浮いていれば、嘲笑や罵声が加わり、いじめになってしまうこともあります。

3.精神的に弱い

精神的に弱い人は、他人からキツイことを言われると、それを真に受けて落ち込んでしまうことがよくあります。

ちょっとした冗談で容姿や能力を貶されると、内心では傷つきながらも顔ではヘラヘラと笑って受け流してしまうため、周りの人たちに「こいつは馬鹿にしても構わないんだな」という印象を与えてしまいやすいです。

自分が不快になることを言われても、反論したり怒ったりする強さがなく、精神的に弱い人は、弱い者いじめをしたい人にとっては格好の獲物に見えることでしょう。

4.言い返さない


人から何を言われても言い返さない人も、いじめの対象になりやすいです。

気の弱い人ほどその傾向があるため、控えめで消極的な性格をしている人は、集団の中では好き勝手に言われやすいです。

例えば自分よりも成績が良い人から、「〇〇は頭悪いからね」とストレートに言われても笑ってそれを受け止めますし、恋人ができないことを人から馬鹿にされても、何も言い返すことなく、相手に言いたい放題にさせてしまいます。

もちろん内心では辛いことを言われれば傷つきますし、怒りに震えることもあるでしょう。

けれども揉め事を嫌ったり、自分が集団で浮いたりすることを恐れているため、何も言い返せなくなっています。

周りは何を言ったところで相手が言い返してこないため、調子に乗ってますます言いたい放題になり、本人たちも無自覚の内にいじめをしていることもあるでしょう。

5.鼻につく

よほどのカリスマ性がある人でもない限りは、鼻につくような行動や振る舞いをしている人は周囲からは浮いてしまいやすいです。

負けず嫌いでやたらと他の人と張り合ったり、ちょっといいことがあると周りに自慢して回ったりと、周りの人を少なからず不快にさせるような言動や振る舞いをしていると、その場では楽しく話をしている人たちも、裏ではこそこそと陰口を叩くことでしょう。

それがエスカレートすると、鼻につく行動が原因となって、周りの人たちから無視をされるようになったり、ないがしろにされたりするようになります。

誰でも他人の鼻につく行動には不快感を覚えるものです。

そのため、自分がそうした印象を周りに与えたと思った時には、周りの人たちを褒めて持ち上げたり、気分を良くさせたりして、嫌悪と好感のバランスを保とうとします。

しかしそれをせずに、鼻につくようなことばかりしている人は、遅かれ早かれ周りからは嫌われて集団から省かれてしまうでしょう。

6.暗い

暗い性格をしている人や、暗い雰囲気をしている人は、他人から嫌われてしまいやすいです。

誰でも明るく元気に振舞っている人とは、一緒に過ごせば自分も明るくなれますし、楽しい時間を過ごすこともできます。

だからこそ、明るい人の周りには自然と人が集まってきますが、その正反対の暗い人には誰も近づこうとはしないでしょう。

暗い人と一緒にいると、自分まで暗い気持ちになってしまいますし、一緒にいたところで少しも楽しくなければ、相手から得られるものも学べるものもありません。

そのため、一切自分の利益となりえない暗い人の側には誰も寄り付かず、自然と集団からは取り残されてしまうでしょう。

7.ネガティブ

ネガティブな人とは、一緒にいたところで誰も楽しいとは思えません。

それどころか、一緒にいると自分まで暗い気持ちになってしまいますし、うじうじとしたネガティブさにはイライラしてしまうこともあるでしょう。

ネガティブな人は、ポジティブな人や明るくサバサバした人からすると、陰湿で根暗なイメージがあり、近づきたいとは思わないでしょう。

それどころか、意地悪な人からすれば思わずイジメたくなるような雰囲気を持っていますので、目をつけられていじめの対象になってしまうこともあります。

いざいじめに遭ったとしても、ネガティブな性格から自分に原因があると思い込んだり、反抗したりする気が起こらないため、いじめっ子にされるがままになってしまうことも多いです。

8.正義感を持ちすぎている

正義感を持ち過ぎていると、他人のちょっとした過ちや、誘惑に対してもとことん厳しくなってしまいます。

ちょっと遅刻をしてしまった人に対して「自己管理ができていない」と容赦なく文句を言ったり、少し手を抜いて作業をしている人に対しても、「もっと真剣にやって!」と強く言ったりします。

誰かが少しでも悪事を働けば、その因果関係や事情などには一切考慮せず、また容赦もなく厳しく接しますので、その強すぎる正義感に、周りの人はうんざりしてしまうでしょう。

正義感が強い人は、自分でもきちんとルールや秩序を守ろうとします。

しかしそれを、自分とまったく同じように他人にも当てはめようとするため、周りをがんじがらめに縛ろうとしてしまうことも多いです。

その結果周りの人たちは反発し、自分から離れていってしまい、孤独になってしまうことがあります。

さらには、強すぎる正義感から、少しでも曲がったことをしている人を見つけると、教師や上司などの上の立場へと直ぐに告げ口をすることもあります。

すると「あいつはチクり魔だ」と噂されて、ますます周りの人から嫌われてしまうでしょう。

9.いじめっ子の近くにいる

いじめっ子の近くにいる人は、その距離の近さからいじめのターゲットにされてしまうことがあります。

例えば幼馴染や近所に住んでいるなど、普段から何かと近い距離にいると、それだけいじめっ子も遠慮をせずに接しようとするでしょう。

子どもの頃から使いっぱしりにされたり、いじめられたりしていると、その時点でいじめっ子といじめられっ子の関係が出来上がってしまうため、大人になってもその上下関係が続いてしまうことはよくあります。

また、いじめっ子に加担している立場の人たちも、いじめっ子の側にいることで、いつ自分がいじめられる側になるかは分かりません。

いじめっ子と一緒になっていじめられっ子をイジメていたはずなのに、気付けば今度は自分がいじめのターゲットになっているということもあるでしょう。

10.相手を倒す筋力がない

いじめは時に、直接的な暴力になることもあります。

殴られたり蹴られたり、突き飛ばされたりと、力によっていじめっ子に支配されている人は、自らは「暴力を振舞われる」という恐怖から、いじめっ子に逆らうことができなくなってしまいます。

もしもいじめられっ子が何かしらの武道を習っているのなら、例えいじめっ子に手を出されても軽く受け流すことができるでしょう。

また、武道を習うことで精神も鍛えられるので、ネガティブにいじめを受け入れてしまうこともなくなります。

しかし、そうした相手を倒せるような筋力がない人は、逆らえばより酷く暴力を振舞われてしまうため、抵抗できずにいつもされるがままになってしまいます。

11.冗談をいじめに感じてしまう

冗談でからかわれただけなのに、それを真剣にいじめとして感じてしまう人もいます。

友だち同士でコミュニケーションを図る際には、ある程度容姿や能力、家庭環境などをネタにしてからかいあうことがありますが、それを単なる冗談に受け取れないと、ちょっとした冗談でも「自分がいじめられている」と感じてしまう人はいるでしょう。

もちろん冗談を言う側にも限度がありますし、相手が嫌がっていたらそれ以上はからかわないのが鉄則です。

しかし、誰が聞いてもいじめとは思えないような軽い内容でも、笑ってそれを否定したり、突っ込んだりできない人の中には、冗談をいじめとして真に受けてしまっていることがあります。

12.臭い

体臭や身にまとっているにおいが臭い人は、周りからは嫌われてしまいやすいです。

性格の違いや、行動や言動が原因でいじめに遭ってしまう場合には、当人や周りが話し合ったり誤解を解いたりすることで、いじめをなくしお互いに仲良くなることはできるでしょう。

しかし、臭いが原因だと、生理的な嫌悪感が生じてしまうため、性格云々以前にまともに相手をしてくれなくなってしまうことがあります。

臭いものには誰しも近寄りたくはないですし、同じ空間に一緒にいるのも耐えがたく感じられてしまいます。

臭いのエチケットができていない人は、自覚や無自覚に関係なく、周りからは嫌われ、疎外されてしまうことが多いでしょう。

13.病気がち

病気がちな人は、病気をネタにしていじめられてしまうことがあります。

また、病気がちだと学校や会社を休むことが多く、仲間内での遊びやイベント事でも参加できないことが多いです。

そのため、皆で同じものを楽しんだり、絆を深めたりする機会を逃してしまうこともあり、周りの人と距離ができてしまうことも少なくはありません。

例え病気がちであっても、一緒にいる時には自分から積極的にコミュニケーションを取りにいったり、仲間に加わろうとしたりするのなら、周りもそんな様子を見て、一緒に楽しく過ごそうとしてくれるでしょう。

しかし、自分が病気がちで周りの人と関係を築けないことを気に病んで、1人で塞ぎ込んでしまうような人の場合には、周りもますます近寄りがたく感じてしまい、周囲から浮いてしまいます。

14.喋り方がはっきりしない

喋り方がはっきりしない人も、いじめっ子から目をつけられることがよくあります。

自分に自信がない人や、人前で話すことに極度の緊張を感じる人は、話す時によくどもったり、はっきりと喋れなかったりすることがあります。

それが原因になって、いじめっ子に「変なしゃべり方」だといじめられたり、馬鹿にされたりすることがあるでしょう。

本人は何とか一生懸命に話そうとしますが、それが上手くいかずに周りの人に誤解されることも少なくはありません。

いじめられる前に対処しておきたい、親ができる対策6個

家庭環境やその子の性格によっては、学校のような集団生活をする場においていじめられてしまうことがあります。

親であれば、自分の子どもがどのような性格をしているのかは、一番身近でよく理解していることでしょう。

その子の性格でいじめられそうかどうかをまず判断し、もし自分の子どもが「もしかしたらいじめられるかもしれない」と思えてしまうのなら、実際にいじめられてしまう前に、親なりの対策を試みましょう。

そうすることで、子どもが学校や集団社会で孤立したり、いじめられたりすることを防げるかもしれません。

いじめられる前に対処しておきたい、親ができる対策をご紹介していきます。

1.家庭環境が周りの家庭と違ったら、せめて清潔にはしてあげること

家庭環境は大なり小なり違っています。

そのため、自分の子どもがいじめられっ子になってほしくはないからと言って、自分のところの家庭環境を、わざわざよその家に合わせる必要はまったくありません。

けれどせめて、子どもが理不尽にいじめられてしまわないように、まずは子どもの衛生面にきちんと配慮してあげましょう。

毎日必ずお風呂に入らせて、清潔さをしっかりと保たせてあげます。

そうすることで生理的な理由で子どもがいじめられることはなくなるでしょう。

2.何かが突出して劣っている場合は良いところを見つけてあげること

もしも自分の子どもが、よその子どもよりも突出して劣っていると思っても、それで子どもを責めてはいけません。

子どもにもそれぞれ個性があり、いいところと悪いところとは誰もが違っています。

例え自分の子どもの成績や能力が突出して劣っていると思っても、それを指摘するのではなく、子どものいいところをきちんと見つけて褒めてあげましょう。

親に褒められることによって、子どもは自信をつけることができます。

そうすれば、例え他の子に欠点を笑われたとしても、親が褒めてくれた長所を自信に変えて、堂々と過ごしていくことができるでしょう。

3.精神的に強くさせること

子どもにある程度の精神的な強さを身に付けさせることができれば、例えいじめられても気持ちを強く持つことができるようになります。

精神的な強さとは、いざとなれば自分1人だけでもやっていけるような心の強さです。

親がいつも子どもを甘やかして、子どもの変化に気づき、気を遣ってあげていると、子どもがそれを当たり前に思ってしまいます。

そして自主性がなくなり、何かトラブルがあった時には直ぐに挫折して気持ちが落ち込んでしまいますので、そうさせないためにも、日頃から甘やかす時と厳しくする時とのメリハリをつけるようにしましょう。

4.優しくて言い返せない子にも、ある程度の正当防衛は許されるということを教える

自分の子どもが優しい性格に育つと、親は嬉しく感じるものです。

しかし、優し過ぎても他人の横暴を許してしまい、それがいじめにまで発展してしまうこともあります。

そのため、子どもには優しさの素晴らしい部分について伝えた上で、時には正当防衛が許されるのだということもきちんと説明して理解させましょう。

人を大切にするよりも、まずは自分を大切にしてあげることの重要さを説けば、子どもも他人の言いなりになることはなくなるでしょう。

5.何かが突出して出来る子には、人に優しくすることを教える

何かが突出して出来る子どもの場合、その優れた才能は親からのみでなく、周りの様々な人たちからももてはやされることが多いです。

すると褒められた子どもは、自分のことを「他の人間よりも優れた存在なのだ」と思い込みやすくなります。

その考えを持ったまま成長すると、他人よりも優れた自分は何をしてもいいと勘違いをしてしまったり、傲慢で嫌味な性格になってしまったりします。

するとそれが原因で周りの人から嫌われてしまうこともありますので、優れた子にほど、人に優しくするということを教えるようにしましょう。

6.ポジティブな考え方にさせる

子どもをネガティブに育ててしまうと、子どもは自分に自信を持つことができなくなってしまいます。

いつでも他人の顔色を窺ったり、揉め事や嫌われたくないから周りにいい顔をして逆らえなかったりと、他人にとって都合のいい存在へと育ってしまうことがあります。

ネガティブな考えの子どもは周りの子どもから嫌われてしまいやすいですし、いじめのターゲットにもされやすいです。

一方でポジティブな子はいじめの対象になり難く、他人からは好かれやすい子に育つため、できるだけポジティブな考え方を子どもにさせるようにしましょう。

それには親であるあなた自身がポジティブに子どもに接することが大切です。

もし子どもがすでにいじめられてしまっていたら?

予めいじめられ難い子どもに育てることは、どんな親にも可能です。

子どもと一緒に明るく楽しく過ごし、子どものいいところを褒めて伸ばしながら、同時に他の子への思いやりの気持ちを育ててやることができれば、まず子どもがいじめられることはないでしょう。

しかし、すでに子どもが学校のような集団生活でいじめられてしまっているとしたら、そこから親ができることは限られてきますし、なかなかいじめを解決させることも難しいでしょう。

しかし何もしないでいると、ますます子どもは心を閉ざしてしまいますし、いじめのトラウマによって将来へ悪影響を及ぼしてしまうことになります。

子どもへのいじめをなくすためにも、すでにいじめられている子どもに対して親が出来ることを以下に挙げていきます。

まずは子どもたちで解決させる

子ども同士でいじめが起きてしまった時、最も理想的なのは子ども同士でいじめの問題を解決させることです。

まだ幼い子ども同士であれば、片方が「ごめんなさい」と謝罪をすれば、それでいじめはなくなり仲良くなれる可能性は高いでしょう。

しかし、中学や高校ともなると、子ども同士での解決は難しくなってきます。

その時には親や学校が仲介人となり、話し合いの場を設けるなどして、根本からのいじめの解決を目指す必要があるでしょう。

学校に協力してもらう

もしもいじめが学校で起こっているのなら、いじめを解決させるためには学校側の協力が必要不可欠です。

学校側が協力してくれれば、いじめが起こらないように普段から生徒の動きを見守ることもできますし、何かあった時には学校が直ぐに互いの両親へ連絡するなど、子どもと親と学校とで連携が取れるようになります。

一方で、まったく学校への協力が得られない場合には、いじめはどんどん酷くなりますし、最悪の場合はいじめられている生徒が学校の屋上から飛び降り自殺を図ってしまう恐れもあります。

実際に学校から飛び降りを図る生徒の例も過去に少なくはありませんので、子どもが学ぶべき場所でそんな悲劇が起こらないためにも、積極的に学校と話し合いをして協力体制をとっていくべきでしょう。

逃げ場を提供してあげる

子どもがいじめで心底辛い目に遭っている時に、一番の理解者となってあげられるのは子どもの両親だけです。

その親が、子どもに「甘えるな」「自分で解決しろ」と冷たく接していじめを放置すると、子どもは学校にも家にも、どこにも自分の居場所がなくなってしまいます。

いい大人であればまだしも、守られるべき年頃の子どもの場合には、最終的には親が子どもの逃げ場を提供してあげる必要があります。

子どもが本当に苦しんでいたら、無理にいじめっ子と話し合わせたり、学校へ行かせたりすることなく、子どもに逃げ道を提供してあげるくらいの気持ちと覚悟を持ちましょう。

相談してきたことを褒めて相談しやすい環境を作る

子どもが「いじめられている」と相談をしてきたら、まずはそれを責めることなく、「よく打ち明けてくれたね」と褒めてあげましょう。

親を心配させたくない子どもにとって、自分がいじめられていることを親に伝えるのは、とても勇気の要ることです。

まずはその勇気を認めて褒めてあげたあとで、しっかりと話を聞き、相談に乗ってあげましょう。

親が子どもの相談しやすい環境を作ってあげることで、子どもも自分の胸の内を打ち明けやすくなるでしょう。

いじめは人間の心理でしてしまいやすいもの

いじめというものは、古今東西どこでも昔から存在するものです。

気の強い人間と、気の弱い人間が一緒にいれば、それだけでいじめの要素は出来上がってしまいます。

私たちは日頃平等を謳っていますが、精神的に平等になり切れていない未熟さが、いじめの形となって表れることは多いです。

とくに「他人を押しのけても上に立ちたい」「常に他人よりも優位でいたい」という競争心や自尊心といった人間の心理が、いじめを起こさせてしまいやすくなるでしょう。

理由がなくてもいじめられることがある

いじめが起きる時、そこには必ず何かしらの因果関係があると言われています。

しかし実際には、具体的な理由などはなくいじめが起きてしまうこともあります。

「なんとなく見ているとイライラするから」「なんか癪に障るから」などの曖昧な理由から、嫌悪感を覚える相手に対していじめをしてしまうという人も少なくはありません。

いじめを表ざたにしてどうにか解決させたい人たちは、必ずいじめに何らかの原因を見出そうとします。

しかし実際には、そんな原因など何もないこともあるのです。

いじめる側の環境も関係している

大前提として、いじめはする方が悪いです。

どのような理由があるとしても、その理由を盾にして他人を貶めたり、暴力を振るったりすることは決して許されることではありません。

ただ、いじめをする人は、いじめる人自身の環境から悪影響を受けて、いじめをしてしまっていることもあります。

例えば悪い仲間にいじめをそそのかされたり、誰かをいじめなければ仲間には入れないと言われたりと、いじめる側の環境にもきちんと目を向けなければならないこともあるでしょう。

それをせずに、ただいじめる相手の人格を否定しているだけでは、根本からいじめを解決させることはできないでしょう。

いじめに対処できる人間に育てる方が将来的には良いかもしれない

いじめた子を窘めることも、いじめられた子を守ることも、親であればできるでしょう。

けれど子どもにとっては、何よりもいじめに対処できる人間に育てられた方が、将来的には自分のためになるでしょう。

そのため、もしも自分がいじめを受けた時には、どんな風に対処をするべきなのか、またどのような気持ちでそれに対すればいいのかを、一度きちんと子どもと話し合いをしておく機会は必要でしょう。

大丈夫です今はどこでも勉強も仕事もできる時代です

一昔前の時代であれば、いじめられた子どもを助ける施設や学校は少なかったでしょう。

けれど現在では、心に悩みを抱える子どもも多く、そうした子どもを助けるための施設や学校はたくさんあります。

また、学校に通わなくても、通信教育で学ぶこともできるため、必ずしもいじめられている子どもを無理矢理学校に通わせる必要はありません。

今はどこでも勉強も仕事もできる時代ですので、子どものことを一番に考えて、子どもに相応しい場所を提供してあげることも、親にとっての大切な役目と言えるでしょう。