自分の人生をどう生きていくか…。
ふとそんなことを考えるようになり、それがどんどん大きな悩みとなってしまう時ってありませんか?
立ち止まったまま前に進めなくなって、とても苦しくなったり…。
「人生これでいいのかな?」と今の自分、そして将来の自分に対して不安感を抱く。
これって、誰にでもあることだと思います。
人生の中で誰もが、一度は迷い立ち止まる。
その時、迷いが大きければ大きいほど、立ち止まっている時間が長いほど、不安だけが大きくなっていくんですよね。
だけど生き方に迷うことは、自分の人生を転換させていく、大きなチャンスでもあるのです。
生き方に迷った時に、その経験をどう生かすか。
何よりも、それが大事なことだと思います。
迷いから、何を考え何を学ぶのか…自分の人生の生き方は、いつだって自分で選択できるものなのです。
どうやって生きたらいいか…迷ったことありませんか?
生き方に迷って、その迷いから抜け出せなくなる時…多くの人は、生き方の正解を見つけようとしてしまう気がします。
自分はどう生きるべきか。
生き方ってどうあるべきなのか。
こうやって、正しい答えは何なのかってことを考え出してしまうのです。
でも、正解を見つけなきゃ!という考え方をしていると、きっと生き方に対する迷いは、迷宮入りしてしまうと思います。
生き方に、正解不正解はありません。
正解を見つけようと誰かを見ても、そこに正解があるわけでもありません。
だって、人の生き方は人それぞれ、各自自分だけのものなのですから。
なのに正しさを追求しようとしたら…きっと、いつまで経っても“生き方”の答えは見つからないと思います。
自分の人生は他人のものではなく、もちろん親のものでもなく、自分のものです。
どういった生き方をするか。
それは全て、自分に委ねられているのです。
生き方に不安を感じると迷うもの
とはいえ、「自分の生き方って?」と不安を感じてしまうと、とても迷うものですよね。
ほとんどの人は、毎日生き方について考えたりはしていないでしょう。
目標に向かって突き進んでいる人も、慌ただしい毎日に追われるように一日を終える人も、普段は生き方という壮大なテーマより、もっと身近なテーマに多くの関心を持っていると思います。
だからこそ、生き方に迷い始めると、どう対処したら良いのか、分からなくなってしまうんですよね。
普段なら例えば…仕事のノルマを達成したい。
ダイエットをして痩せたい。
趣味の作品でコンテストに入賞したい。
車を買いたい。
家を建てたい…等々、各自自分の生活に密接したテーマが一番の関心ごとになっていると思います。
悩みも、身近な出来事に対する悩みのほうが大きいはずです。
そういった身近な問題である場合、それを解決する糸口は見つかりやすいものなんですよね。
仕事のノルマを達成するためなら、営業の際にいつもとは違う工夫をしてみたり、とにかく頑張って数をこなしてみたり。
ダイエットをして痩せたいのなら、食事制限をしたり運動したり。
車や家を買いたいのなら、節約してお金を貯めたり、ローンを組むことを検討したり…。
それぞれの悩みに対して、“やること”も見つけやすいですよね?もちろん、やったとしても上手く行かないこともあり、その悩みを抱える場合もあります。
でも、また新たにやれることを考え、見つけ出すことが出来ると思います。
大きなストレスが付いて回る迷い…
だけど、“生き方”という壮大なテーマに直面すると、途端に思考停止に陥ってしまいます。
何か一つの具体的なことがテーマではないだけに、やれることもパッと思いつきません。
それに、何が正解かも分からない。
生き方について悩み始めたら、不安だけが募って大きなストレスにもなってしまうんですよね。
筆者個人的には、結構な頻度で、自分の“生き方”について思いを巡らせることがあります。
それが習慣化したからか、今となっては生き方に不安になって、迷い抜け出せないってこともありません。
時に大きく立ち止まっても、その時は、その状況にどっぷりつかってひたすら考えます。
自分の思考パターンも分かっているので、比較的冷静に、生き方と向き合うことが出来るのです。
だけど、普段生き方について深く悩んだことが無くて、急に不安を感じ始めてしまった人は…もうどうしたらいいのか分からなくなってしまいますよね。
抜け道も答えも見つからないまま、時間だけが過ぎていく。
その状況に、余計に焦ってしまう。
とても苦しいと思います。
生き方に迷った時に考えたい5個のこと
生き方に迷い、不安でたまらなくて、でもどうすればいいのか分からなくて…。
そんな時は、これからご紹介する考え方を参考にしてみて下さい。
生き方には、正解も答えも無く、「何を選択するかが重要」であると、筆者は思っています。
そして、その選択が納得出来るものであるかどうかも大切なことだと思います。
つまり、自分の生き方を、自分が満足出来る生き方に出来るかどうかは、自分が納得できる選択をするかどうかにかかっているということです。
その為にはやはり、自分を見つめなおすことが必要になってきます。
これまでの自分、そして今の自分を見つめ直す。
その上で、明日の自分の為に今、自分は何を選択したいのか。
自分と向き合い考えることで、「自分の生き方を自分で選択する」ことの意味も、わかってくるはずです。
これはある意味、自分で「自分の人生に責任を持つ」ということでもあります。
これまで、親や他人の意見や考え方を正解として生きてきた人は、実は自分の人生を生きていなかったりします。
結局それは、他人の人生を生きているも同然なのです。
人が何故、他人の人生を生きようとするかというと、他人の人生を生きるのにもメリットがあるからです。
他人の生き方を参考にしたり頼ったりするのは、安心感を得られます。
そして、自分でゼロから考え行動しなくていいから楽なんです。
安心で楽。
これが、他人の人生を生きる、最大のメリットと言えるでしょう。
そこにはひとつの生き方の答えがあり、その人が経験して導き出した正解があります。
経験に裏打ちされているのですから、間違いの無い生き方ということにもなるでしょう。
それを真似した方が、手探り状態で人生を生きていくより安心です。
と同時に、もし上手く行かなかったら、真似した誰かのせいにすることが出来るんですよね。
逃げ道があり、誰かのせいに出来るのは、とても楽でいられるのです。
でも実際は…。
他人の人生を生きて失敗したとしても、言い訳が出来るだけに留まります。
他人も親も、責任をとってはくれません。
結局は、自分が責任を負う羽目になるのです。
他人の人生を生き、その責任を負うというのは、とても納得できるものではありませんよね?他人の人生を生きることによって手に入れられる、安心で楽。
その代償は大きいということです。
だとしたら、自分の生き方を自分で選択し、自分で責任を持って生きる方が、よっぽどいいと思いませんか?そのほうが、すがすがしい生き方が出来るはずです。
それに今、生き方に対して迷い、不安があると言うことは結局、他人の人生に疑問を感じているからではありませんか?納得のいかない選択をしているからこそ、迷うのだと思います。
今生き方に疑問を感じ、迷っているということは、自分の生き方を自分で選びなおすチャンスかもしれません。
そのチャンスを無駄にしないよう、ここからご紹介する、“生き方に迷った時に考えたいこと”をヒントに、しっかり自分と向き合ってみて下さい。
1、迷いはチャンスだと考える
生き方に“迷った時、それはチャンス”だと考えましょう。
迷いや不安が生まれるということは、今の生き方に、何か疑問や不満があるはずです。
何か違うと感じていたり、思うように上手く行かないことばかりだったり…幸せを実感することが少なくて、なんだか辛い。
それは、自分の足で歩いていないような感覚だったりしませんか?
ふわふわと宙に浮いているようで、この世に生きているはずなのに、自分の足で人生を歩いている気がしない。
地に足がついている感覚が無く、とても不安定な状態なのではないでしょうか。
“生き方”という壮大なテーマに直面すると、自分のことなのに、自分がどうやって生きているのかも、どうやって生きていけるのかも分からなくなってしまうものだと思います。
こういった迷いを感じるのは、やはり“今に納得していない”からではありませんか?
だって、もし自分で納得した生き方を選択してきたのなら、失敗したとしても「仕方ない」と失敗を受け入れることが出来るはずです。
悩み事が出来たとしても、それも自分が選択した生き方の延長にあるものだと思えるはずですから。
成長のビッグイベント
つまり、生き方に迷ったということは、それは自分の生き方を選びなおすチャンスなんです。
これまでの、疑問や不満のある人生を続けていくのではなく、自分で納得できる生き方を選びなおす…そのキッカけを与えられているということです。
でもこれだって、神様が「選びなおしなさい」とチャンスを与えてくれたわけではありません。
自分が、今の生き方に疑問や不満を感じ、「これでいいの?」と迷いを持ったのです。
自分が、生き方を考え直したいと望んでのことなんです。
迷いは、答えや解決策が見えないと、とても苦しい時間になります。
苦しみを感じることを、自分が望んでいるだなんて、信じられないかもしれません。
でも、その苦しみを感じてでも、今の生き方を考え直したい。
そう自分の魂が叫んでいるようなものなのです。
迷いだって、自分の中から生まれてくる迷いなんですよね。
やっぱり、自分の人生は自分で何とかするしかないということなんです。
生き方への迷いは、自分の成長のビッグイベントです!
これから先の生き方をどう選択するか。
自分次第で、その後の人生も大きく変わっていくということです。
2、自分の事を見つめ直す・考える
“自分のことを見つめ直す・考える”のも、生き方に迷ったら考えたいことです。
その迷いは、どこから生まれたのか、何が原因なのか。
どうして不安で、どこに不満があるのか…。
生き方に悩んでしまった時、どういう生き方をすればいいんだろうってことばかりを、考えてしまうと思います。
でもこの時、生き方の正解を導き出そうとしても、きっと答えは見つかりません。
それよりも、“自分”をしっかりと把握すること。
まずはそれが先決なんです。
自分はどういう性格で、どういう気質?どんな価値観を持っていて、これまでは何をやってきた?何を感じ、何を考え、どんなことを楽しいと感じ、絶対に嫌なことは何か…。
と、自分の事を見つめ直してみるのです。
そこには、自分が生きてきた軌跡もちゃんとあるし、自分が今、ちゃんと生きていることも実感出来るはず。
これだけでも、ちょっと安心出来ると思います。
客観的に見る事で生き方が見える
そうやって、自分を客観的に、そして深く見つめ直すことで、自分がどういう生き方をしてきたかってことが見えてきますよね?自分の人生を自分で選択してきたかも…。
そうすると、何に迷っているのか、何に不満なのか。
問題の本質もクリアになっていくと思います。
悩むべきは、生き方という漠然としたテーマではなく、もっと具体的な問題。
そのひとつひとつを、自分の手で、納得出来る選択をしていくことで、生き方にも迷いが無くなっていくはずです。
生き方の正解なんてないと思うし、その答えは、生きてみないと分からないものでもあると思います。
でも、納得のいく人生にすることは出来ますよね?それは、自分で納得のいく選択をしていけば出来ることなのですから。
そして、自分の生き方に自分で責任を持てば、自分の足で、自分の力で生きているという充実感も、得ることが出来るはずです。
3、目標や目的を考える
生き方に迷った時は、“目標や目的を考える”のもひとつの方法です。
生き方という掴みどころのないテーマに挑むのではなく、もっと身近で具体的なテーマに取り組むようにするのです。
迷いをチャンスと捉え、自分を見つめ直すことが出来たら、今、明日の自分の為に何が出来るか…何を選択するべきか。
それも見えてくるはずです。
目標や目的を考え、それに向かうこと。
それは、人生を生きるという実感にも繋がってくると思います。
そして、何を目標とし、その為に何を選択するかは、迷った今こそ、じっくり考えるべきことです。
ひとつひとつの問題に向き合い、自分の人生を自分で選択し、自分の責任で全うすることこそ、自分が求めている生き方なのではないでしょうか。
達成すために努力を欠かさない
そして、自分で目標を立て、自分で選択したのなら、達成するために努力を欠かさないことも大切ですよね。
目標に向かう過程。
それをどう過ごすかが生きるということであり、目標にたどり着くことが出来れば、満足感や達成感を味わうことが出来る。
それが、自分の人生の充実感へと繋がり、生き方にも自信が持てるようになるのではないでしょうか。
生き方に迷う時と言うのは、生きるってどういうことだろう?なんて、今自分が生きている意味や、自分の存在意義すら分からなくなってしまったりすると思います。
だけど、感情を持ち、思考を持った私たち人間は、何かを感じ、何かを考えることに意義があるのだと思います。
その感情や思考に従って行動することで、自分、そして自分を取り囲む人々の為になることが出来るのです。
それが何よりもの、生きる意義であり、人間らしい生き方なのだと、筆者は思っています。
そのためには、目標や目的を持つこと。
それに向かって努力することなんですよね。
目標や目的があれば、生き方を見失うこともありません。
そして目標や目的は、生き生きとした人生をもたらしてくれるでしょう。
4、一度、原点に帰って考える
また、生き方に迷いすぎて、その迷路から抜け出せなくなってしまった時は、“一度、原点に帰って考える”ことも大切です。
きっと今、生き方に迷ってしまったということは、考えるうちに、どんどん深い森の中に入っていって、道に迷ってしまった状態でしょう。
最初はふとした疑問だった。
あぁでもないこうでもないと考えるうちに、悩みも不安もどんどん大きく膨らんで、手に負えなくなってしまったんです。
でも、冷静に考えてみて下さい。
自分で疑問を感じ、自分で悩み出し、自分で迷ったのです。
全て、自分の思考が行ったことなんですよね。
だけど、不安が大きくなってしまって、その不安の感情に思考も支配されてしまっているのです。
落ち着いて、冷静に考えれば、最初に何を悩んでいたかも思い出せるはずです。
白紙の状態から考える
最初はきっと、小さな疑問だったんです。
それを解決しようと考えているうちに、次々に疑問や迷いが沸いて来て、生き方という大きな問題にまで発展してしまったんです。
きっと、生き方への迷いは、小さな問題のひとつひとつを紐付けていって、全てまとめてひとつの大きな問題として捉えているからです。
原点に立ち返って、白紙の状態から考え直してみましょう。
その際は、また迷宮入りしないよう、紙に書き出すなどして考えるのがお勧めです。
頭だけで考えると、思考も感情もごっちゃになって、どんどん絡み合っていくものです。
ですので、紙に書き出して、ひとつひとつ整理して考えましょう。
ひとつの問題、そして自分の人生に真剣に向き合うこと。
これも自分の人生を生きる、ひとつの生き方です。
5、引き算してみる
生き方に迷った時に考えることとしては、“引き算してみる”というのもあります。
原点に帰るのとも似ているようですが、ちょっと違います。
今、生き方に迷い、考えすぎてどうしたらいいか分からなくなってしまっている。
ということは、色んな考えや迷いや不安を、どんどん取り込んでいる状態です。
だから、ふとした疑問が、生き方という大きな疑問へまで、発展していってしまったんですよね。
人は、余計なものを抱え込む性質があるといいます。
何かを手に入れること、自分のものにするのは、人の欲求でもありますからね。
物も知識も、悩みも考えも、どんどん取り込む足し算の方が、満足感や充実感を得られる気がするのです。
だけどそうやって、余計なものまで取り込んでいった結果、足しても足しても満足出来ない状態に陥ったり、余計な悩みを抱えることになったりしてしまうのです。
埋もれていた”大切なもの”が見えてくる
生き方に迷っている時なんかは特に、引き算をしてみたほうがスッキリする場合があります。
余計なもの、無駄なモノを引き算していくと、埋もれていた“大切なもの”が見えてくるのです。
悩みやすい人、迷いやすい人は特に、余計なことを考えていたりするものです。
「人にどう思われるか」や「失敗したらどうしよう」など、余計なことを考えてしまって、動けなくなってしまうのです。
この様に、余計なことをどんどんプラスして問題を大きくし、問題が大きすぎて手におえない!と思う人は、ある意味逃げてもいるんですよね。
自分で責任を負うのが怖くて、問題の本質を見ようとしていないんです。
余計な悩みを取り除いていくと、本当の自分も浮かび上がってきます。
そこでは、見たくない自分に直面するかもしれません。
でも、そうやって真の自分を取り戻したら、本当にやるべきことは何かも、ハッキリと分かってくるはずです。
埋もれている大切なものというのは、本当の自分であり、自分の人生なんだと思います。
迷いの断ち切り方ってあるの?
筆者は、生き方への迷いは断ち切るよりも、とことん向き合った方がいいと思っています。
でも、ちゃんと向き合えていなかったり、“無駄な迷い”だったりするのなら、迷いを断ち切ったほうが良い場合もあるでしょう。
ずっと迷っていると、迷っている自分が当たり前にもなってしまうと思います。
そして、迷っている限り行動を起こさなくてもいいという状況に、甘え始めてしまう人もいると思います。
また、迷いを抱えて苦しんでいる可哀想な自分に、陶酔してしまっている人もいるんですよね。
無駄に迷い、迷いに甘え…そこから一歩も動こうとしないのなら、その迷いは一度断ち切ったほうがいい。
ここからは、迷いを断ち切りたい時、その迷いの断ち切り方についてお伝えしていきたいと思います。
取捨選択の基準を決める
生き方に迷っている時って、あれもこれもと考えが巡って、収拾がつかなくなってしまうんですよね。
そんな時は、取捨選択の基準を決めて迷いを断ち切る。
というのもひとつの方法です。
先ほどの、引き算と同じようなものですね。
でも引き算する時も、「これは必要になるかも」「これを捨てるのは不安」という思いが邪魔をして、うまく引き算できない時があると思います。
だからこそ、迷っているんですしね!
人は人生の様々な場面で選択を迫られます。
その選択の時に迷うのは、1度に全ての欲求を満たしたいと思うからです。
欲張りなんですよね、人間は。
また、人は変化を怖れるもので、選択の時も、現状維持を基準としてしまう所があるといいます。
一度に何でも手に入れるのは無理だし、現状維持では迷いをチャンスに変え、成長することも出来ません。
自分にとって本当に必要なもの、そうでないものを見極めるために、取捨選択の基準を決めるのです。
自分にとって、一番譲れないものは何か…。
筆者の場合なら、生き方において選択する時の基準は、“後悔しない選択をする”ということです。
もちろん、絶対に後悔しないと思っても、思いもよらないことが起こって悔やむことはあります。
でも、後に訪れる後悔や迷いの感情も含めて選択をしていれば、後に起こる出来事を、冷静に受け入れることが出来るんです。
後悔することがゼロとは言いません。
でも「あぁ、失敗しちゃったな」とは思っても、「あの時、違う選択をしていればよかった…」と、ぐだぐだと悩むことはないんです。
生き方においての取捨選択は、自分の譲れない、ひとつの信念だと思います。
その信念を取捨選択の基準としておけば、いつまでも生き方に迷ってしまうようなことはなく、すっぱりと無駄な迷いを断ち切ることが出来るでしょう。
これもひとつの、“生き方”だと思います。
迷いの感覚を冷静に分析する
取捨選択の際、“後悔しない選択をする”ことは、筆者以外にも多くの人が望むことだと思います。
でも先ほどもお話したように、自分では想像出来なかった結果が待っていることも、もちろんあります。
そうなれば、後悔することもあるし、また迷いが生まれてしまいますよね。
だけど、“後悔しない選択”というのは、失敗しない選択とはちょっと違う。
“失敗も後悔も受け入れられる選択”だと、筆者は思っています。
後悔とは、してしまったことを後から悔やむことですが、悔やむことの全てが悪いわけでは無いですよね?失敗して「悔しい」と思う気持ちは、またその後の人生に変化をもたらせてくれることもあると思います。
「なにくそ!」という気持ちで頑張る。
「今度こそは」という気持ちで、違う側面から努力をしてみる。
といったように、経験を積み重ねていくことになるのですから。
後悔しない選択は、その後に感じるかもしれない、悔しさや不安も含めて選択することだと思います。
選択の際に感じる迷いは、もし思うようにいかなかったら…という不安感でもありますよね?そのため、「現状維持の方が安心なんじゃないか」と思ったり、となれば、その不安な選択をするのが怖くて、様々な言い訳を考え出してしまいます。
それが迷いなんですよね。
だけど、迷いの際に生じる様々な感情は、それを選択すれば自分の変化へと繋がる感情でもあるんですよね。
不安で怖くて、いつもの自分なら選択しないこと。
それを選択したら、いつもと違う自分になれるということです。
迷いは自分の変化の測定器とも言われています。
変化が起きているのだと捉え、起きている迷いの感覚を冷静に分析する。
それこそが、後悔しない選択に繋がり、迷いを断ち切ることにも繋がるということです。
自分の幸せを明確にする
自分の幸せを明確にすることも、迷いの断ち切り方となりますが…これも、取捨選択の基準を決めるのと同じようなことですね。
自分の幸せの基準を明確にするということ。
自分なりの幸せの指標を持つということです。
人は自分の幸せを、他人と比べることで量ろうとします。
「あの人より恵まれているから自分は幸せ」「あの人より苦労しているから自分は不幸せ」と、他人の幸せと比べて自分が幸せかどうかを考えてしまうのです。
この感覚は、時に余計な感情を生みだすんですよね。
自己卑下や嫉妬心、自己陶酔や優越感…他人の幸せと比べることで、心が蝕まれていくことがあるのです。
そして、自分が本当に幸せなのかどうかさえ、分からなくなってしまうのです。
他人と比べてばかりいると、幸せと言う感情を感じなくなってしまうということですよね。
他人と比べた幸せは、自分が感じている幸せではありません。
自分の幸せを明確にし、ちゃんと感情を感じること。
自分基準の幸せを持つことで、生き方への考え方も、大きく変化していくと思います。
なぜなら、きっと生き方に関しても、他人と比べてしまっているからです。
他人基準で物事を考えている場合、その基準は有るようで無いようなもの。
だって、他人っていっぱいいますよね?そのそれぞれの人が、その人なりの生き方をし、幸せを感じて生きているのです。
100人いたら、100通りの生き方や幸せがあるということです。
ですので他人を基準にしていたら、いつでも基準はぶれてしまいます。
これもひとつ、生き方に迷う原因となっているはずです。
自分の幸せを明確にするだけでも、生き方への迷いも断ち切れると思いますよ!
直感で決める訓練をする
迷いを断ち切るためには、自分の直感を大切にすることも、ひとつの方法となるでしょう。
直感は、あれこれと迷い始める前、余計な感情や考えが浮かぶ前に感じた感覚ですよね。
つまり直感は迷う前の、素の自分が感じた感覚ということです。
迷いやすい人は特に、じっくり検討する中で、間違いの無い答えを導き出そうとしてしまうと思います。
それはやはり、失敗したくないからで、後悔したくないからなんですよね。
そのため、検討事項は次から次へと浮かんでくる。
と同時に、様々な感情を感じ始めるのです。
そのうえで、全部叶う選択は何かと考える…だからどんどん迷路にハマってしまうのです。
そんな場合は、自分の直感を信じることです。
余計な感情や思考が浮かぶ前に感じたことは、自分の一番の望みでもあるでしょう。
その答えに従うのは、自分を一番満足させてあげられる方法でもあると思います。
あれこれ悩んで深みにはまってしまうくらいなら、直感に従う!これもまた、悩みを断ち切るひとつの方法なのです。
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