きっと今、生き方に迷ってしまったということは、考えるうちに、どんどん深い森の中に入っていって、道に迷ってしまった状態でしょう。
最初はふとした疑問だった。
あぁでもないこうでもないと考えるうちに、悩みも不安もどんどん大きく膨らんで、手に負えなくなってしまったんです。
でも、冷静に考えてみて下さい。
自分で疑問を感じ、自分で悩み出し、自分で迷ったのです。
全て、自分の思考が行ったことなんですよね。
だけど、不安が大きくなってしまって、その不安の感情に思考も支配されてしまっているのです。
落ち着いて、冷静に考えれば、最初に何を悩んでいたかも思い出せるはずです。
白紙の状態から考える
最初はきっと、小さな疑問だったんです。
それを解決しようと考えているうちに、次々に疑問や迷いが沸いて来て、生き方という大きな問題にまで発展してしまったんです。
きっと、生き方への迷いは、小さな問題のひとつひとつを紐付けていって、全てまとめてひとつの大きな問題として捉えているからです。
原点に立ち返って、白紙の状態から考え直してみましょう。
その際は、また迷宮入りしないよう、紙に書き出すなどして考えるのがお勧めです。
頭だけで考えると、思考も感情もごっちゃになって、どんどん絡み合っていくものです。
ですので、紙に書き出して、ひとつひとつ整理して考えましょう。
ひとつの問題、そして自分の人生に真剣に向き合うこと。
これも自分の人生を生きる、ひとつの生き方です。
5、引き算してみる
生き方に迷った時に考えることとしては、“引き算してみる”というのもあります。
原点に帰るのとも似ているようですが、ちょっと違います。
今、生き方に迷い、考えすぎてどうしたらいいか分からなくなってしまっている。
ということは、色んな考えや迷いや不安を、どんどん取り込んでいる状態です。
だから、ふとした疑問が、生き方という大きな疑問へまで、発展していってしまったんですよね。
人は、余計なものを抱え込む性質があるといいます。
何かを手に入れること、自分のものにするのは、人の欲求でもありますからね。
物も知識も、悩みも考えも、どんどん取り込む足し算の方が、満足感や充実感を得られる気がするのです。
だけどそうやって、余計なものまで取り込んでいった結果、足しても足しても満足出来ない状態に陥ったり、余計な悩みを抱えることになったりしてしまうのです。
埋もれていた”大切なもの”が見えてくる
生き方に迷っている時なんかは特に、引き算をしてみたほうがスッキリする場合があります。
余計なもの、無駄なモノを引き算していくと、埋もれていた“大切なもの”が見えてくるのです。
悩みやすい人、迷いやすい人は特に、余計なことを考えていたりするものです。
「人にどう思われるか」や「失敗したらどうしよう」など、余計なことを考えてしまって、動けなくなってしまうのです。
この様に、余計なことをどんどんプラスして問題を大きくし、問題が大きすぎて手におえない!と思う人は、ある意味逃げてもいるんですよね。
自分で責任を負うのが怖くて、問題の本質を見ようとしていないんです。
余計な悩みを取り除いていくと、本当の自分も浮かび上がってきます。
そこでは、見たくない自分に直面するかもしれません。
でも、そうやって真の自分を取り戻したら、本当にやるべきことは何かも、ハッキリと分かってくるはずです。
埋もれている大切なものというのは、本当の自分であり、自分の人生なんだと思います。
迷いの断ち切り方ってあるの?
筆者は、生き方への迷いは断ち切るよりも、とことん向き合った方がいいと思っています。