でも、ちゃんと向き合えていなかったり、“無駄な迷い”だったりするのなら、迷いを断ち切ったほうが良い場合もあるでしょう。
ずっと迷っていると、迷っている自分が当たり前にもなってしまうと思います。
そして、迷っている限り行動を起こさなくてもいいという状況に、甘え始めてしまう人もいると思います。
また、迷いを抱えて苦しんでいる可哀想な自分に、陶酔してしまっている人もいるんですよね。
無駄に迷い、迷いに甘え…そこから一歩も動こうとしないのなら、その迷いは一度断ち切ったほうがいい。
ここからは、迷いを断ち切りたい時、その迷いの断ち切り方についてお伝えしていきたいと思います。
取捨選択の基準を決める
生き方に迷っている時って、あれもこれもと考えが巡って、収拾がつかなくなってしまうんですよね。
そんな時は、取捨選択の基準を決めて迷いを断ち切る。
というのもひとつの方法です。
先ほどの、引き算と同じようなものですね。
でも引き算する時も、「これは必要になるかも」「これを捨てるのは不安」という思いが邪魔をして、うまく引き算できない時があると思います。
だからこそ、迷っているんですしね!
人は人生の様々な場面で選択を迫られます。
その選択の時に迷うのは、1度に全ての欲求を満たしたいと思うからです。
欲張りなんですよね、人間は。
また、人は変化を怖れるもので、選択の時も、現状維持を基準としてしまう所があるといいます。
一度に何でも手に入れるのは無理だし、現状維持では迷いをチャンスに変え、成長することも出来ません。
自分にとって本当に必要なもの、そうでないものを見極めるために、取捨選択の基準を決めるのです。
自分にとって、一番譲れないものは何か…。
筆者の場合なら、生き方において選択する時の基準は、“後悔しない選択をする”ということです。
もちろん、絶対に後悔しないと思っても、思いもよらないことが起こって悔やむことはあります。
でも、後に訪れる後悔や迷いの感情も含めて選択をしていれば、後に起こる出来事を、冷静に受け入れることが出来るんです。
後悔することがゼロとは言いません。
でも「あぁ、失敗しちゃったな」とは思っても、「あの時、違う選択をしていればよかった…」と、ぐだぐだと悩むことはないんです。
生き方においての取捨選択は、自分の譲れない、ひとつの信念だと思います。
その信念を取捨選択の基準としておけば、いつまでも生き方に迷ってしまうようなことはなく、すっぱりと無駄な迷いを断ち切ることが出来るでしょう。
これもひとつの、“生き方”だと思います。
迷いの感覚を冷静に分析する
取捨選択の際、“後悔しない選択をする”ことは、筆者以外にも多くの人が望むことだと思います。
でも先ほどもお話したように、自分では想像出来なかった結果が待っていることも、もちろんあります。
そうなれば、後悔することもあるし、また迷いが生まれてしまいますよね。
だけど、“後悔しない選択”というのは、失敗しない選択とはちょっと違う。
“失敗も後悔も受け入れられる選択”だと、筆者は思っています。
後悔とは、してしまったことを後から悔やむことですが、悔やむことの全てが悪いわけでは無いですよね?失敗して「悔しい」と思う気持ちは、またその後の人生に変化をもたらせてくれることもあると思います。
「なにくそ!」という気持ちで頑張る。
「今度こそは」という気持ちで、違う側面から努力をしてみる。
といったように、経験を積み重ねていくことになるのですから。
後悔しない選択は、その後に感じるかもしれない、悔しさや不安も含めて選択することだと思います。