まあ、個人のイメージはそれぞれでしょう。
では昔のヤンキー像、見ていきましょう。
乗り物はやっぱり単車!
ヤンキーの乗り物といえば、やはり単車です。
しかし、俗に言う暴走族のイメージとはちょっと違ってきます。
現役バリバリの暴走族は250㏄以上のバイクを改造して乗り回していましたね。
ところが昔のヤンキーが乗ってたバイクは50㏄の原付です。
乗り方も凝ってます。
時速20キロくらいの緩いスピードで足を思いっきりガニマタにして乗ります。
見ていてどことなく愛嬌を感じてしまっていた昔のヤンキーの単車風景。
最近ではとんと見かけなくなりましたね。
喧嘩は相手が何人でもかかってこい
昔のヤンキーはとにかく正義感の塊です。
テレビドラマの学園もの、スポ魂もの、刑事ものドラマの影響で当時は強気をくじき弱気を助ける、という設定の王道でした。
映画のスクリーンでも健さんがバッタバッタと渡世を渡り歩き、悪をやっつける、という図式が罷り通っていましたからね。
ヤンキー達も当然ながらそのようなドラマや映画に大きく感化されました。
ヤンキーが昔から喧嘩っ早いのは今も変わらないかもしれませんが、当時の喧嘩はとにかくド派手。
相手は何人でもいい、かかってこんかい!という調子で暴れまくります。
そして家に帰ったら、怖い母ちゃんにこっぴどく叱られる、とまあ、こういった展開だったでしょうか。
昭和のヤンキー、とにかく喧嘩は人数でしたねえ。
やっていいこと悪いことの区別がつく
昔のヤンキーはいい事と悪い事の区別はキッチリとつけていました。
だから本当に悪さをやっていたのはチンピラまがいの不良グループ。
純粋たるヤンキーとは区別して見なければなりません。
当時からヤンキーというのは怖そうな恰好をして周囲の人に一目置かれたい、というのがそもそもの狙い。
決して悪い事や犯罪に手を染めるような事はしていないのです。
そういえば、ヤンキー達のあの奇抜な恰好は「近寄ってくるな」という合図にもなっているわけです。
何の関わりもない人達に絡む、という事を避けるために手段であった、ともいえるのでしょうね。
意外と学歴がある
昔のヤンキー達は、意外と高学歴です。
これには当時と今の経済的状況がモノを言ってくるかもしれません。
つまり当時においてはどの家庭も1億総中流家庭という図柄が定着していました。
子供の1人や2人くらい、何とかして大学までやることは不可能ではなかったのです。
勿論、高卒の学歴はほとんどの者が獲得しています。
今の時代のような「貧困」という問題は当時には存在していませんでした。
学費さえ親の方で工面すれば何とかして高校くらいは卒業できる時代だったのです。
だから昔のヤンキー達の学歴は決して侮ることはできないのですよ。
今のヤンキー
さてそれでは今の時代のヤンキー達を見ていきましょう。
ネット社会となった現代のヤンキー像というのはどういうものなのでしょう。