人としての良心や常識の域を超えた、危険な人たちっていますよね。
ここまではしないだろうとか、いくら悪人でも少しくらいの良心は持ち合わせているはず・・・という期待を裏切るほどの、本当に怖い人格を持っている人が、世の中にはいるのです。
そのような人たちを、時に「サイコパス」ということがありますが、皆さんは「サイコパス」の意味、そしてそのような人たちの傾向やどうしてそのように理解の域を超えたまでの反社会的な人格を持ってしまっているのか、ちうことを知っていますか?
今回は、もしかしたらあなたの周りにいるかもしれない、「サイコパス」について特集していきたいと思います。
️サイコパス、あなたの周りにもいるかも?
一見、優秀で人の良さそうなふりをしている人でも、じつはものすごく危険な人格を持っている人たちがいます。
時に、信じられないような凶悪な犯罪や連続殺人、そして残虐な犯罪を犯した人たちのニュースなどが流れてきますよね。
その中には、何か自分が犯した罪に関して全く後悔をしていなかったり、全く悪いと思っていなかったりしているような人もいて、何かに操られているような、人間としての普通の感情や感覚、良心というものを持っていないような人たちがいますよね。
ただただ犯罪を楽しんでいるような人、人間とは思えないような凶悪さを持っているのです。
そのような大きな犯罪を犯した人たちのことを「サイコパス」ということがありますが、そのように犯罪を犯すことがなくても、関わった人たちが「人としてちょっとおかしい・・・」と恐怖を感じるような、危険な人格を持っている人たちっていませんか?
思いやりが全くなく、一見とても社交的な人なのに、時折見せる冷淡で背筋の凍るような目つきや言動に恐怖を感じた、ということがあるかもしれません。
人間としての闇の部分は誰もが持っているけど、それがもはや一般の域を超えているような場合、「もしかして、この人サイコパスかも!?」と怖くなることがありますね。
凶悪犯罪者のイメージが強い「サイコパス」ですが、じつはあなたの周りにもいるかもいしれませんよ!
️サイコパスって?
でも、そもそもサイコパスって、どんな人たちのことをさしているのでしょうか?
皆さんは、その意味を説明できますか??
多分、どんな人物を指すのかはっきりと説明できる人は少ないでしょう。
しかし、実際にアメリカでは25人に1人がサイコパスだといわれています。
日本では200人~300人に1人だそうです。
この数字、かなり驚きませんか!?
200人っていうと、小学校の平均在籍人数が多いところで400~500人なので、小学校に1人か2人はいることになります。
会社だって、その会社の規模によりますが、数人はいることになります。
近所にだっているのかも・・・。
そう考えると、意外と自分の周りに存在しているのです。
怖いですよね。
アメリカなんて、相当の数ですよね!
一般の小学校だと、1クラスに1人か2人の割合でサイコパス、ということになります。
とにかく、自分の身の回りの身近なところにサイコパスがいる、ということなので、サイコパスについてはもう、他人事のようには思えなくなってきますね。
では、サイコパスとはどういった人物のことを指しているのでしょうか??
反社会的な人格を持っている人のこと
サイコパスの定義とは、「性格が正常から逸脱していて、それゆえに自分の性格により自身と周囲、社会が悩まされるもの」となっているようです。
「精神病質」、つまり英語ではサイコパシー(Psychopathy)と言われているもので、反社会的人格の一種を意味する心理学的用語です。
主に、異常心理学や生物学的精神医学などの分野で用いられている言葉のようですね。
日本では精神病としては捉えられていません。
パーソナリティー障害として、精神異常の位置づけではないので、「反社会性パーソナリティー障害」ともいわれています。
つまり、サイコパスは、反社会性の人格障害を持っていてる、きわめて特殊な人格者といえます。
それで、一般の人には理解できないような行動をとったり、言動によって周囲を恐怖に陥れたり、自身や周囲や社会を混乱させています。
正常から逸脱している、とということで、特殊な人格を持つ人ということなのですが、先ほども述べた通り、滅多に接することのない人たち、というわけでもないのです。
実は意外と身近にいるもので、住んでいる地域や国や環境によっても違ってきますが、多くの人にとって、少なくとも人生で一度は接する機会があるでしょう。
でも、「反社会的な人格」と言われても、ピンとこないという人も多いでしょう。
サイコパスの特徴としては、一言でいうと、良心や善意を持っていない人ということです。
ほかにもいろいろな特徴を持っているのであとで詳しくご紹介していきますが、極端に自己中心的で後悔や罪悪感を持たない人のようです。
これに関しても、それを持つ人たちにとっては、ちょっと想像しにくい、理解しにくい人格なのですが、それでも人を傷つけたり、だましたりすることも、なんとも思わずためらいなくする人たちのことを見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?
それは、良心や善意といったものがまるで自分の中に存在しないからこそ、なのかもしれません。
それで私たちは、「サイコパスなんて自分の周りには絶対にいない」と思いたいものですが、現実にそのような精神病質をもつ人たちが存在していて、自分もそのような人と関わらなければいけないこともあるのだ、と認識しておく必要があるのでしょう。
️なぜサイコパスになるの?
でも、人間はもともと誰にでも人としての善悪の感覚とか、良心というものを持っているように思いますよね?
でも、どうしてそのようなものが全くない、反社会的な人格障害を患っている人たちがいるのでしょうか?
そのような人になってしまう原因とはいったい何なのでしょうか??
脳の問題
人がサイコパスになる原因について、その仕組みは完全に理解されているわけではありません。
しかし、少なくとも脳に何らかの異常があることが分かってきているようです。
普通の感覚を持ち合わせず、正常な人格から逸脱している人たちの中には、先天的な原因を持っていることがあるようです。
サイコパスの原因は先天的なもので5割は遺伝性であるものとも考えられています。
その人たちの多くは、脳の前頭葉に問題がある可能性が高く、ホルモン異常が関係していると考えられています。
サイコパスとされている人たちの80%~90%は、言語能力をつかさどる人気既往にも障害があるといわれています。
わたしたちの脳は通常、左脳で言語処理を行っているようです。
しかし、サイコパスの場合、その言語処理が右脳で行われているということが分かっているそうです。
それで、脳電図で見てみると、言語活動を行っているサイコパスの脳波は、普通の人の脳波とは全然違うようです。
さらに、ある実験によると、サイコパスの脳は人間の感情に影響を与えやすいとされている「愛」とか「死」といった言葉が、「机」や「椅子」といった無機質な言葉と同じように反応している、というデータもあるようです。
脳の機能を完全に解明されているわけではありませんが、サイコパスの脳は通常とは違ったところがあるようですね。
家庭環境
さらに、家庭環境も大きな影響を与えていると考えられています。
小さい頃に虐待をされていたり、生育環境が劣悪だったりすると、サイコパスにとなる可能性が高いといわれています。
サイコパス、つまり異常性格者の思考回路は、生まれつきではなく、幼児期の家庭環境の劣悪さや、社会的な要因、つまりいじめや極度の疎外感によっても形成されるとの見解もあります。
幼少期に両親からの愛情を受けられなかったり、育児放棄をされて孤独や辛い経験をしてきことが原因になっていることもあるようです。
つまり、生まれつきの先天性の脳の異常ではなく、後天性の育ってきた環境や社会的な要因が、サイコパスを生みだしてしまう、ということもあり得るようですね。
ハッキリとした理由は不明
いずれにしてもサイコパスがどうして生まれてしまうのか、その原因をハッキリと説明することはまだ難しいようです。
サイコパスになる原因については、いろいろと諸説があるのが現状なので、根本的な原因については明確に述べることができません。
しかしながら、脳の異常が原因であれ、家庭環境や虐待といった要因が原因であれ、サイコパス自身と、周りの人間が、その影響によってどれほど被害にあっているかを考えると、恐ろしくなりますよね。
世の中には、健常者の理解を超えた、異なる感覚や考え方を持っている人がいる、というのが現実なのです。
️サイコパスな人の21の特徴
一般の正常な人とはかけ離れた人格を持つ、社会性がほとんど見られない人たちがサイコパスと言われていますが、では、サイコパスといわれる人たちには、実際にどんな特徴があるのでしょうか?
その人たちの行動や言動について、特に見られる特徴についてまとめてみました。
どこか人と違う
サイコパスは一見普通に見えるのですが、接していくうちに、どこか人とずれているようなところが見えてくるでしょう。
特に、愛情や思いやりといった人としての温かい感情がないような、非常に自己中心的で共感性のないところが見えてきます。
人によっては、そのような人としての当たり前の感情があまり感じられない、ということで、接していくうちにどこか恐怖を感じ始める人もいることでしょう。
もちろんそれは個性が違うとか、自分とは考え方が違うとか、感情の表し方が違うといった、人の多様性に関することではありません。
人間としての愛情などの感情や普通の人が持つ良心、善意が極端に欠落していることからくる、恐怖や「どこか人と違う」という違和感です。
一般にサイコパスというと、連続殺人犯や凶悪犯などを思い浮かべることが多いと思いますが、ほとんどの場合サイコパスがそのような犯罪者になることはありません。
人を殺したり傷つけることに快感を感じるサイコパスが凶悪犯罪者になることもありますが、そのようなことをするのはごくごく一部の人だけです。
さらに、人相が悪かったり、おかしなファッションをしていたり、誰から見てもちょっと変わっているというわけでもいません。
むしろ、普通の生活をしていて、普通の家庭を持っている人が多いそうです。
しかしその「感じのいい人」という中に、なんだか普通とはちょっと違った恐ろしさや人としての欠落を感じさせることがあるのです。
嘘つき
サイコパスの特徴として、「嘘をつく」ということがあります。
それも、時々嘘をつく、ということではありません。
たぶん、正常な人も人生の中では一度や二度、嘘をついたことがあるでしょう。
しかし、サイコパスは非常によく、嘘をつくのです。
その理由は、自分自身を偉大な人に見せたい、とか、他人を操りたいという衝動があるからだそうです。
まあ、たぶん誰でも自分を大きく見せたいとか、見栄を張りたいということがあって、小さな嘘をつくこともあるかもしれません。
しかし、嘘をついた後に罪悪感や「バレたらどうしよう・・・」という恐怖心が残ったりするのではないでしょうか?
サイコパスの場合、それとは違っています。
サイコパスは通常、大胆なウソを平気でつくようです。
それも、その嘘がバレることを普通の人のように恐く思ったり、嘘をついてしまった自分を恥ずかしく思ったりすることもありません。
後々のことを考えて嘘をつくのを控えるのではなく、今の退屈さしのぎのためや、自分が相手よりも優位に立つために、迷うことなく嘘をつくのです。
それは、自分のしたことが後々にどのような結果や事態を招くのか、ということに恐ろしく鈍感であるため、という見解もありました。
それで、サイコパスは非常によく嘘をつき、それもそれが大胆で巧みなので、実際にカウンセラーや心理学者などの専門家ですらも騙されることがあるほど、人を操るために嘘を上手につくようです。
人を騙す
嘘をためらいなくつき、別に罪悪感も感じないという特徴があるのですが、つまりは人を騙すことに関しても、何も罪悪感を持たないようです。
特に、人を自分の思うように操りたいという意識があり、思い通りにするためや、人の信頼を勝ち得るために平気で人を騙して、自分の価値を上げようとすることもあります。
周りの人が自分の行動によって、どんな被害を被っているのかなんて関係ありません。
自分の思い通りに人を操作するためには、どんな嘘も平気でつき、人をだまして自分の利益を得ようとするのです。
人を利用する
人を騙すことに関しては、暇つぶしの時もあるようですが、人をうまく利用するために騙すことが多いようです。
サイコパスは、良心が欠如していて極端に自己中心的です。
それで、自分の利益のためなら、どんなに人を傷つけようが人を利用することにためらいもありませんし、罪悪感もありません。
正常の感覚の持ち主であったなら、人を利用し、人を踏みつけてでも自分の利益を得ようとすることに、多少なりとも罪悪感を感じ、非人道的な仕方でそのような栄光を手にしたとしても、心のどこかで重たいものが残るでしょう。
しかし、サイコパスの場合全くそのようなことがないのです。
だから、人への思いやりや愛情というものがないので、人をモノのように利用することに、何のためらいもないわけです。
それも、サイコパスは嘘が上手で、他人から同情を得ようとします。
それで、同情という人の持つ感情を利用して、自分は他人を利用するので、利用されると非常に精神的なダメージをくらいます。
サイコパスは人の感情に共感することはありません。
つまり、他者の感情は完全無視です。
それで、自分の思い通りに操り利用するために、人の気持ちなんて無視して嘘をついたり、
騙したりするのです。
社交的
サイコパスは、変わった人として浮いた存在なのかと思いきや、じつはとても社交的です。
人に気に入られることや、信頼される方法というものを知っているのです。
しかし、それは本心ではなく演技からのものであり、自分にとって利益となることを得るためにそうしているのです。
それで、人に対して非常に愛想がよかったりします。
一見、すごく爽やかで”感じのいいひと”という人を演じています。
なので、その人がどれほど陰険で嘘つきだということを周りに話しても、最初は全然信じてもらえないこともあるでしょう。
サイコパスの全員が社交的とは限らないそうですが、それでも表面上は人に好まれるような性格を演じていることが多いようです。
賢い
サイコパスは、賢いというともいわれています。
英国の「Journal of Forensic Psychiatry and Psychology(司法精神医学と法心理学)」という機関紙によりますと、サイコパスは一般人口におよそ1%占める、と言われていますが、なんと企優秀な人たちがなれる企業経営者や上級管理職の中では、その割合が高くなりなんと3%になるといいます。
それで、英国で調べた結果、サイコパスが多い職業として第一位がCEO(最高経営責任者)でした。
そして、2位が弁護士、3位がメディア関係者だったようです。
感情を切り離して利益を出すとか、責任を取らずに勝ち上がるということが平気でできるのがサイコパスですので、このような結果になったのかもしれません。
支配欲が行動動機となっているので、権威あるポストについたり、人の上に立って人を支配し操る職に就く人が多いのかもしれません。
サイコパスはIQが高いともいわれていますが、どのくらいのIQの人がサイコパスになる、といった結果があるわけではありません。
しかし、賢いからこそ人を騙して利用することもできるのかもしれませんし、なんでもゲームのような感覚で人を支配しようとすることもあるようです。
トーク上手
専門家によると、サイコパスは、口が達者だといわれています。
だから社交的でもあるんですよね。
先ほども、サイコパスに多い職業としてCEOや弁護士が多いということでしたが、どの職業も、話術を必要としている仕事ですね。
サイコパスは人に自分を信用させることが上手だといわれています。
人を引き付けるような話し方が得意で、お世辞を言ったり、賞賛の言葉も使いながら、雑談にだって応じてくれます。
社交的で感じがいいうえに、トークが上手なので、人を信頼させることができるのかもしれません。
感情が希薄で、同情心や思いやり、愛情などを持たないのですが、人の同情心を引くために言葉が巧みです。
それで何も知らない人たちは、サイコパスの人を思い通りに操るためのトーク力に惑わされて、サイコパスの味方になってしまうことがあります。
そうやって、言葉巧みに人を自分の味方につけて利用しようとするのです。
怖いですよね・・・。
広く浅い交友関係
サイコパスは大抵、自分がおかしいことを自覚しているようです。
それで、その正体を隠すためにいつも普通の人の行動や言動を見て、まねています。
だから、一見社交的で気のいい人なのです。
しかし、深く付き合っていけばなんかおかしいと人は気づくものです。
それで、人とあまり深く付き合おうとはしません。
顔は広く、好印象を持たれているのですが、少し謎めいたところがあるのです。
交友関係は広く浅く、という人が多いわけですね。
喜怒哀楽の幅が浅い
サイコパスの人にとって、喜怒哀楽の感情は、一般の人とは違うものであるようです。
物心ついた時から、喜怒哀楽の感情が理解できない、という人もいるようです。
だから、周りが笑っているから真似して笑うし、友達が死んでみんなが泣いているから泣くけど、別に何が楽しくて、何が悲しくてそんなことをしているのか理解できない、ということもあるようです。
しかし、このように感情が乏しいとか共感性が低いいうことだけでサイコパスと決めつけることはできません。
サイコパスとは、反社会性パーソナリティ障害のことなのだからです。
サイコパスは、人の感情を思いやったり、そこに良心的、善良的な感情は見られない、ということになります。
それで、サイコパスに感情がないということではないし、心を持たない人たち、というわけでもないのですが、正常な人の喜怒哀楽とは違った反応を示すのでしょう。
愛情や良心を持たないということだけでなく、あらゆる面の感情が希薄で、表面的であることが特徴です。
それで、心理学者のJ・H・ジョンズ氏とH・Cクウェイ氏の言葉を借りると、サイコパスは「言葉は知っているがその響きを知らない」ということになるようです。
「愛」とか「可哀そう」「可愛い」「心が張り裂けそう」とか言葉を知っているけど、実際にその意味しているところを自分で感じていることがないので、感情としての言葉がただの表面的な台詞のようだったりするようです。
人の気持ちがわからない
サイコパスの特徴として、他者に冷淡で共感しないということがあります。
共感しないので、人の気持ちはわかりません。
人の気持ちがわからないからこそ、平気で人を利用したり、傷つけてもなんとも思わなかったりするのでしょう。
共感というのは、他社の喜怒哀楽を共有することを指します。
例えば知人が、「つらい」というときに、「つらい思いをしているんだ」と理解するだけでなく、自分もつらい感情を持つことです。
サイコパスには、そのような感情を持つ能力が欠けているようです。
それで、自分の家族であっても自分の以外の人のことを気にすることがなく、たとえ傷つけることになっても自分の欲望や利益を追及してしまうようです。
そして、傷つけたということで良心が痛むことがないようです。
さらに、実の孫も、赤の他人と同じ程度にしか思えない、ということもあるようです。
これは、サイコパスの脳の研究をし、精神病質の脳の構造のパターンを探していた時に、なんと自分自身がサイコパスの脳の持ち主だということが判明した、神経科学者のジェームズ・ファロンの経験です。
彼は、このことから共感能力の欠如を自覚したようです。
さらに、私たちはよく誰かが目の前であくびをしていると、なんでかつられて自分のあくびが出たりしますよね?
サイコパスの傾向のある人は、誰かがあくびをしたあとに自分もするといったような、日常の動作にも共感能力の欠如が現れることが、別の研究結果として指摘されているようです。
感情をコントロールできない
自分の感情をコントロールすることも難しいようです。
それで、思いがけないところで、ものすごく怒ったりイラついたり、人を攻撃してくることもあります。
自分の感情を制御できないと、周りの人だけでなく、自分自身にとっても負担となります。
この感情のコントロールができないせいで、そううつ状態になったり、理不尽な行動が目に余ることもあるようです。
感情のままに行動してしまうことゆえに、いきなり高級車を買ったり、いきなり計画もなしに周りがびっくりするような行動に出たりすることもあるようです。
自分の行動が後にどんな影響を与えるのか、ということを考えることが難しく、将来についての計画も立てることができなかったりするようで、衝動的な行動が目立ちます。
変化を好む
人間には変化をあまり好まない安定した毎日を過ごしたいと思っている人と、一か月の中でもいろいろな変化を楽しみたいと思っている人がいますよね。
どちらかというと、サイコパスの人は変化を好むようです。
自分が飽きないように慢性的に嘘をついたり、自分の衝動のままに行動したりするので、生活があまり安定しているようには見えませんね。
さらに、たいていの人は人生において自分の夢や目標というものを持っていて、それを長い時間をかけて実現させていきます。
しかし、サイコパスは現実的な目標は持っていないようです。
演技が上手
サイコパスの人は、コミュニケーション能力がとても高い人たちでもあります。
でもそれは、演技によって人の心を操ろうとしていることがあり、何か自分にとって不利になるようなトラブルがあったときには、同情心を引く言葉や演技で人の心を惑わし、自分の見方を増やすこともあります。
自分がサイコパスだと自覚している人たちの中には、社会に溶け込むため、周りの人を観察して、普通の人がどんな反応をするのかということを真似していることもあります。
自信に溢れている
自己愛や自信家が多い、という特徴もあります。
自分に自信を持っている人は、それだけでなんだかカリスマ性を感じますよね。
それで、周りからはとても魅力的に映ります。
愛想もいいのですが、付き合っていくと尊大な言動や態度が気になることもあるでしょう。
自分が大好きなので、他人よりも自分の利益や快楽を優先する傾向にあるようです。
それに、自分のことをバカにされたときには、異常なまでに怒ることもあるようです。
自分に自信を持っている人は、大胆な行動もできるし、発言に説得力もあるように思いますが、しかし人への思いやりといったものが欠落しているので人を不快にさせるようないマン話が多かったりもします。
自信家で自己中心的な人って、一見魅力的なのですが、やっぱりずっと一緒にいるとなると相手が傷つくことが多くなってしまうでしょう。
自分が世界中の誰よりも優れた人間だと考えて、誰よりも価値のある存在だと感じていることもあるようです。
それで、自分が何をしても許される、と思いこんでいることもあるそうです。
性の乱れた生活
自分自身の満足感を得るために男女の性関係を簡単に誰とでも持つことができるので、性の乱れた生活をしていることもあるようです。
家庭を持っている場合は、その行動が家庭崩壊の原因となることはいうまでもありません。
それで、短期間に何人もの相手と結婚したり、離婚したりしていることがあります。
さらに、もっと怖いことにサイコパスの男性の場合、女性を脅迫して写真や映像を強制的に撮ったり、避妊するという約束までも守ることがなかったりすることもあるようです。
無責任で自分の欲望や利益のために相手を利用しようとするだけの人には十分気を付けたいものですね。
突発的な行動
「これをしたい!」「これが欲しい!」と思ったときに、そのまま突発的な行動をしてしまうこともあります。
普通だったら、思ったことをすべて行動に移すことはありませんよね。
まず考えたり、気持ちが冷静になれるまで時間を置くことでしょう。
しかし、自分の感情をコントロールすることが難しいので、突発的に行動してしまうことがあるようなのです。
気持ちを制御したり、他人にどう影響するかを考えたり、後々の結果を考える、といったことが難しいからなのかもしれません。
過ちを認めない
自分が間違ったことをしたり、失敗したりしても、自分の非を決して認めようせず、逆に自分の見方をうまく作り、相手を責めるような行動に出たりします。
つまり、自分の過ちを認めることをしません。
それで、サイコパスが恋人関係にあるなら、恋人とけんかをしても普通の話し合いで分かり合おうとか、譲り合おう、理解しあおうということは難しいでしょう。
自分が正しいと思い込んでいるので、自分の行動や言葉が相手にどのような影響を与え、相手がどのように感じ傷つくのか、ということを考えることができないのです。
なので、サイコパスにいくら「あなたは間違っている」とか「あなたは理屈に合わないことを言っている」ということを説明しようとも、納得させるのが難しかったりするようです。
逆に、言葉巧みに、さらに得意の演技力で自分が正しいと思い込ませ、間違いを人のせいにしたりすることがあるのです。