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浪人してから気付く、浪人をすること...(続き6)

一日中籠って勉強をしているわけなので、そうそう運動をすることができません。

孤高の時には体育などがありますが、浪人生活の中では体育の授業はないので強制的に運動させられるということはありません。

日の光を浴びないというのも問題ですね。

また、プレッシャーから食欲を落としてしまう人が多いのも問題です。

食生活が荒れてしまったり、生活リズムが狂ったことによる体調不良を起こす人も多いのではないでしょうか。

不健康な生活をしたことで勉強のリズムも崩れてしまい、そのせいで思ったような結果が出ないということもあるでしょう。

精神的にもキツイ

浪人生活の中で最も苦しいのが精神的な問題です。

浪人期間中というのは、高校三年生で会ったときよりもプレッシャーが大きくなります。

「これで結果が出なかったらどうしよう」「これ以上成績が伸びなかったらどうしよう」「次の模試で思ったように点数が取れなかったらどうしよう」というように、悩みは尽きません。

そのプレッシャーが大きければ大きいほど、精神的に追い詰められていくことになるのです。

精神的なきつさから逃れるためにダラダラしてしまう人もいますし、うつ状態になってしまう浪人生も少なくないようです。

ちょっとしたミスで大学に落ちてしまった人ならプレッシャーは低いかもしれませんが、点数が大幅に足りていなかった人は、特に精神的な重圧が強いのではないでしょうか。

精神的な負荷に耐えられずに志望校を変えてしまう人もいるのです。

入学してからのデメリット

浪人して、第一志望の大学に合格することができたのなら、努力が報われたということですよね。

それはそれで良いですし、結局第一志望には受からなかったとしても、それが良い経験になっていることは確かでしょう。

多くの人は、第一志望かどうかにかかわらず、大学に進学します。

ですが、浪人は、大学に入学してからデメリットに気づくということもあるのではないでしょうか。

それでは、浪人生が大学に入ってから感じるデメリットについて見てみることにしましょう。

浪人を決めたときには考えもしなかったようなデメリットがあるかもしれません。

同級生が幼い

入学してからのデメリットの一つ目としては、同級生を幼く感じるということではないでしょうか。

年を取ってからの一年分と、若いころの一年分では重みが違います。

まして、今まで同い年しかいなかった環境に飛び込むことになるのですから、自分の精神年齢が一人だけ浮いているということになってもおかしくはありません。

また、浪人をせずに大学に入った同級生が「苦労知らず」のように思えてしまうということもあるでしょう。

浪人で揉まれた精神力の強さは余計に一つ下との年齢差を感じさせる原因になります。

また、小さな悩みとしては、誕生日を聞かれたときに、早生まれの人とはほぼ「二歳違い」になってしまうことがショックだということもあるでしょう。

同い年なのに先輩

先輩との関係も微妙なものになってしまいます。

もちろん、浪人生の割合が多い大学なら問題ないのかもしれません。

ですが、浪人してから大学に入ると、ほとんどの先輩は同い年ということになってしまいます。

または、かつての同級生が一個上の先輩ということになってしまうこともあるのです。

これは気まずいものですし、関係を築くときにはどこか気後れしてしまうものでしょう。

また、同い年だからと言って気軽に接してしまえばそれはそれで問題になりますし、先輩後輩との関係に困るというのは浪人生特有のデメリットだといえるかもしれませんね。

やや浮いた存在になる

こちらも、浪人生の多い大学なら問題ないでしょう。

ですが、浪人している人が珍しい大学に入学してしまったときには、かなり困ってしまうのではないでしょうか。

浪人生というだけで珍しいという扱いをされるかもしれませんし、相手の方が年上ということで気を遣ってくるかもしれません。

もしくは「いじられる」存在になってしまうかもしれないのです。