知らない土地にやってくるなど尚更です。
自分の知っている土地であればある程度の事は予測できるので安心ですが、知らない土地では何が起こるか分からず心配でたまらないのです。
もしこんな事が起きたらこうやって対処しようという発想があっても、それで本当に問題が無いか、自分にそれができるのかと心配事が次から次へと出てくるので不安は尽きません。
せっかくの海外旅行なのに、知らない土地である為に余り外を出歩けないというもどかしさもあるようです。
怒らないといけない時に怒れない
切っても切れない人間関係においても、小心者の人には困った事があります。
それは周囲の雰囲気や他人の顔色を気になり過ぎるところ。
そんな性格が災いして、自分が不快と感じる時にも相手に気持ちを伝える事ができず押し黙ったり、心にも思っていない事を口にする事もしばしばあります。
小心者の人は普段大人しい印象を受けるかも知れませんが、言葉にしないだけで本当は心の中で怒っている時もありますし、自分の意見もしっかりと持っています。
『いい子』でいたい心理
上の記事でもご紹介した通り、小心者の人は人一倍他人からの評価を気にする傾向があります。
また、他人から嫌われたくないという気持ちや、傷つきたくないという気持ちも非常に強いタイプの人でもあります。
そのような事を避ける為に、小心者の人にありがちであるのが「いい子」でいたいという考え方です。
いい子としていれば他人から嫌われる事も、傷つく事もなく、円満な人間関係を築けると思っているのです。
しかしながら、このような考え方は自分に自信を持てないといったマイナス思考から生まれるものです。
そして、小心者の人はいい子を常に演じられるように、日々我慢をしなければなりません。
また、他人から見た場合「自分の意見を持っていない人」という印象を持たれ、理解されない存在となってしまう事も少なくありません。
新しい事に挑戦出来ない
小心者の人はその臆病な性格なところが災いして、何か新しい事に挑戦しようと思っても実行に移せずに悩む事もあります。
勿論、誰でも最初は不安を感じますし、悩む事もありますが、小心者の人はなかなか最初の一歩が踏み出せず、結局二の足を踏んでしまう事が多いのです。
そもそも、最初からどうせ自分にはできるわけがないと自分の実力を過小評価して、諦めてしまうという事もあります。
失敗ばかり考えてしまう
小心者の人が新しい事に挑戦できない一番の理由はやはり失敗ばかり考えてしまう事です。
プラス思考の人のように「やってみなければ分からない」や「失敗してもいいからやってみよう」という考え方ができないので、最初の一歩を踏み出す勇気が湧いてきません。
また、もしも失敗した場合に起こる、自分や他人への影響についても非常に気になってしまいます。
失敗した事で他人から非難をされるのではないか、ショックに耐えられないのではないかという事まで色々と想像してしまうのです。
何かを決めるのに長考してしまう
物事を決める時にも小心者の人の特徴である心配性なところが災いして、長考してしまう事がしばしばあります。
自分の考えに自信を持てない為、なかなか答えを出せずつい考え込んでしまいがちです。
慎重であるのは良いのですが、緊急時には即断即決しなければならない場合もあるので、小心者の人にとってはかなり辛い状況となります。
決めてもまた悩んでしまう事も
小心者の人は自分で一度決めた事を、本当にこれで間違いないか気になってしまい、何度も悩んでしまう事があります。
こうなってしまうと幾ら考えても次から次へと心配事が出てきてしまい、なかなか話が前に進みません。
その為、他人に決めてもらうというケースもあります。
慎重な人は心配事があっても対処法を考える事ができるのであまりこういう事にはなりません。
これは小心者の人にある臆病な性格が関係しており、自分の行動や言動に自信が持てないという証拠でもあります。
怒鳴り声を聞くだけですごく驚く
小心者の人の心は非常に繊細です。
その為、自分の周りに起こっている出来事について察知するのも敏感です。
これは長所でもあるのですが、その繊細さが災いして、他人の怒鳴り声を聞いただけでもすごく驚いてしまいます。