イタリア人はとにかくおしゃべり好きなようです。
一日は人とのコミュニケーションでできている、と言ってもいいくらい、人づきあいを大切にしているし、とにかく話すのが好き。
だから、コミュ力は相当高いらしいです。
話題の振り方も、そして答え方も、さらには言葉の捉え方もとても豊かでお話上手なんです。
どちらかというと、コミュ力が低い日本人にとったらちょっとうらやましいですよね。
人と接するのが好き、人と話すのが好きとなると、なんだか毎日が明るくて楽しくなりそうです。
でも、おもしろいのがイタリア人の話し方というのは、自分の価値観とか自分の意見を相手にわかってもらおう、という姿勢なこと。
何かに関して「どう思う?」なんて尋ねることがあれば、永遠と自分の価値感や考え方をみんながぶつけ合い、結局結論なんて出ない、ということもよくあることみたいです。
日本人はとかく、結論は何かということを大事にする人が多いですよね。
しかし、イタリア人は自分の考え方や価値観や感じ方について伝えるのが大好きで、話題に事欠くことはありません。
さらに、おしゃべりは全身でしています。
口だけで伝えようとしているのではなく、全身で伝えようとしているのが素敵なところです。
だから、イタリア人がしゃべっているのと日本人がしゃべっているのを比較すると、体の動きつまりジェスチャーの量の違いにびっくりします。
日本人はあまりジェスチャーをせず、淡々とお話しする人が多いですね。
しかし、イタリア人は食事中だろうが運転中だろうが、いつだって大きなチェスチャーを交えながら話しています。
それは話に熱が入れば入るほど大きくなって、時にはそこらへんにある物を落としたりぶつかったりすることもあるくらいです。
マシンガントークが普通に繰り広げられているし、さらにお話上手なので言い訳も上手みたいです。
あと、言ったもん勝ちみたいなところがあるから、どっちが正論かなんてことよりも、どっちが言葉で勝つかというところもあるみたいです。
そんな文化なら、確かにコミュ力が磨かれる、というかコミュ力ないと生きずらくなりそう・・・。
まあ、よく言えばポジティブで陽気でコミュ力が高いということですけど、悪く言うとみんな自分の言いたいことを言いたい放題、というところもあるそうで、話が前に進むというよりかは、オチャラケているところもあるみたいです。
真面目で真剣に悩む人の多い日本人とはちょっと違いますね。
2、マイペース
基本的にマイペースな人が多いのがイタリア人です。
自分の気分、その時の気持ちがノルか、ノラないのか、ということで行動しているところがあるので、時間や約束を守らないということもあるようです。
日本人の感覚でいうと、イタリア人が約束を気分次第でドタキャンしたり、約束の時間を何時間も遅れてきても全然気にしていなかったりすることがあると、ちょっとイライラすることがあるのかもしれません。
まあ、日本人以上に時間厳守だったり、約束したことは絶対という感覚を持っている国はそうないのでは、と言われていますからね。
しかし、これは単に感覚の違いであって、イタリア人は悪気があってマイペースに行動しているわけではなく、マイペースでいるのが普通なのです。
それで、自分も遅刻するし、相手が1時間遅刻してきても別に怒ることもなく普通に受け止めてくれるそうです。
自分の気分に合わないことはしたくない、というのが普通の性格だそうです。
なんだか憧れちゃいますよね。
自分の気分がどうなのか、気持ち的には何を求めているのか、それが自分の行動の基準になっているなんて、すごく自由な気がします。
しかし、その気まぐれでマイペースな性格も、悪くいえばルーズで人を振りまわすといわれてしまうこともあるのです。
ルーズな国であることは世界的にも有名なことで、電車だって普通にかなり遅れます。
まあ、イタリア人の感覚でいえばそれが普通なわけで、みんなお互いに対して寛容なので問題ないのかもしれませんね。
遅刻したら他人のせいにして、言い訳して、「だからしょうがないでしょ」が当たり前なのです。
3、マンマ(母親)が一番の女性
マンマとは、ママのこと。
実はイタリア人男性って、とってもママが大好きな人が多いというか、ママが世界で一番の女性だと思っています。
イタリア人男性にはマザコン率が高い、というのは世界的にもけっこう有名な話ですよね。
マンマの存在はとにかくとても大事なので、自立して生活するとしても実家の近くに家を探す人は多く、結婚してもマンマに毎日会う人もいます。