しかし、自分の考えを述べることがこの場の平和や利益にならないと判断したら自分の考えは一切しまい込みます。
自分の本音を言わないだけで物ごとがスムーズに進むなら…と保守的な発想でもあります。
また、さとりを得ている人は他人とのコミュニケーションをとるのが苦手だという一面を持っているので口下手であることが多いです。
単純に思っていることを言葉にして話すのが得意ではありません。
このように自分の考えを言えないこともあって、精神的に疲れてしまうことが多いのも、さとりを得ている人のデメリットと言えるでしょう。
心を許せる友達を作れない
「人は裏切るもの」「みんな、いつかは自分からはなれていってしまう」などネガティブなさとりも得ているので、なかなか心を許せる友達ができにくいです。
学生時代などは、入学直後に早々に仲良しグループが出来上がっている様子を遠目から「よくこんな短期間で仲良くできるね」と冷めた目で見ていた人も多いです。
とても冷静に人を見ているので、なかなか自分と波長の合う友達を見つけられず、ホントに心の許せる友達が片手で数えるくらいの人数であることも珍しくありません。
そのため、学生のときのレクレーションや体育の授業などでよくある「〇〇するから5、6人でグループ作って」などの時に結構さびしい思いをした人も多いでしょう。
また、他人になかなか興味が持てないというのも心を許せるほどの友達ができにくい原因でもあります。
まずは周りの人がどんな人間でどんなことが好きなのかくらいには興味を持たないと、親友どころか友達もできません。
周りに無気力だと思われる
さとりを得ている人は、無駄な行動や争い事を嫌います。
そのため「情熱とかないの?」「やる気あんの?」と周りから思われてしまうことがあります。
実際には無気力というわけではないのですが、普段のふるまいなどから誤解をされやすいです。
いつも冷静で物事を客観できるのがさとりを得ている人のいいとことなのですが、ウマが合わない人からすると「やる気ない、無気力」としか思われないようです。
接する側が考えて接すれば、さとりを得ている人と上手い人間関係を築ける
さとりを得ている人は、達観した雰囲気を持っているので何処か浮世離れした感じや、つかみどころがないようなイメージを受けることがあるでしょう。
しかし、真面目なところや冷静なところが魅力的な人でもあります。
しかし、そんなさとりを得ている人が身近にいたらどう接していいのか困ってしまう人もいるでしょう。
さとりを得ている人は、距離感をとても大事にしますので短期間でやたら距離を詰めたりせずに様子を見ながら適度に話題をふったり、何度も遊びや食事に誘ったりはせず、相手のプライベートに深く踏み込まないなどして徐々にゆっくり親交を深めていきましょう。
こちらが相手の様子に合わせて無理を強いらなければさとりを得ている人とステキな人間関係を築くことができますよ。