こうなるともう付け入るすきがない、といってもいいでしょう。
自分勝手
傲慢な人は、固定観念にとらわれている印象が非常につよく、自分勝手に見られることがほとんどです。
したがってチームプレーは苦手としています。
チームワークの基本とは、自分の与えられた仕事をしっかりこなすこと、失敗があった場合それを誰かがカバーできることです。
傲慢な人は特に後者には向いていません。
チームメイトとして一緒に仕事をしたくないタイプの筆頭といえるでしょう。
世界の中心が自分
傲慢な人は、決して行動力に富んでいるわけではありません。
見た目は堂々としていても、中身がそれに伴っているとは限りません。
そうした自覚があって、自分でも焦っているように見えるときもあります。
なぜか固まってしまうのです。
世界の中心は自分にある、と思いこんでいなければ、あらゆる不安が噴出してしまうかも知れません。
そうなるのが怖いと感じているのでしょう。
他人を見下している
傲慢な人は、その身に付いた態度によって、本心とはかかわりなく、他人を見下しているように見られます。
本当は見下しているつもりはないかも知れません。
ただし他人を尊重しようとはしないため、周囲にはそのようにイメージされています。
うまく他人との適度な距離感をつかむことができていないようです。
対人関係ではリスクを避け、自分からは働きかけないという方針なのでしょう。
そのため人間関係を改善していくことができません。
上から目線
上から目線で人に接するというのは、最初に紹介した松本復興大臣がさんざんたたかれた部分です。
傲慢の象徴のようにとらえられました。
彼は宮城県知事に待たされたから、と釈明しました。
しかし検証によればわずか1分30秒ほどに過ぎなかったようです。
ビジネスでは一般的に5分前後の遅刻なら、問題にされません。
いちいち怒鳴りつけるような事例ではないでしょう。
世界的には約束通り表れない人間はたくさんいます。
東南アジアのビジネスでは日常的といっていいくらいです。
有名人ではロシアのプーチン大統領の遅刻常習がよく知られています。
ちょっとした遅刻など世界では大ごとではありません。
上から目線で叱責するような事例ではないのです。
知事は震災の処理で忙殺されていたに違いなく、まずそれを思いやる言葉をかけるのが、普通の人間としての感性です。
人の話を聞かない
傲慢な人には、人の話を聞かないイメージがついて回ります。
ちゃんと聞いていて、きちんと理解していても、意識的に聞いてないふりをすることも多いようです。
細かいことには関知しないふりをして、大物感を演出しているつもりかも知れません。
意識してやっている可能性はかなり高そうです。
いずれにしても他人の話を聞かない人に、有力な情報は集まってくる理由はありません。