自慢する
傲慢な人は、自分への高い評価を確認するため、意識して自慢をしてみせ、他人の反応をうかがおうとします。
これもルーティンになっていそうです。
このときの感度は全開まで研ぎ澄まされ、相手を凝視しています。
何一つ見逃そうとしません。
周囲の人たちは、うんざりしつつも、粗略には扱わないようにしていることでしょう。
あとでネチネチ言われるなど、さらに面倒になることがわかっているからです。
自分の非を認めない
傲慢な人は、自分の非を認めようとしません。
チームとして何か問題があったとき、自らに非のあるとき、バカではありませんから、たいていは正しく認識できています。
しかしそれを隠すために、意識して認めないように振舞っているのでしょう。
あっさり非を認めてしまうことはまずあり得ません。
おそらく自分の威信を保てないという恐怖に直結しているからです。
チームの一員として物事を解決しようという考えは持っていないため、他人のアドバイスもなかなか受け入れることもできません。
知ったかぶる
傲慢な人は、自分の知らない話題の中に入ってしまうことを、ひどくいやがります。
集団の中心から疎外された状況におかれることには耐えられないようです。
そのため知ったかぶりをしてでも、話題の中心に返り咲こうとします。
うまくいくこともあれば、無知をさらけだして失敗してしまうこともあります。
そういうリスクを犯してでも、グループの主流でときめいていたい欲求がとても強いのでしょう。
こういうモードに入っていろときは、あまり真面目に相手をする必要はありません。
まともな会話の成立しない可能性が高いからです。
反省しない
傲慢な人は、失敗してもあまり反省しているようには見えません。
トラブルを検証する過程において自分の非を認めないことが多いものです。
ただしまったくのバカではありませんから、少しまずかった行為とその影響について、一つも感知できないわけではありません。
ただ周囲の環境のせいに、すり替えようと画策しているだけです。
実はちゃんと反省しているケースもありそうですが、その様子はけっして表に出そうとはしません。
平気で人を悪く言う
傲慢な人は、他人を批判することかけては長けています。
常に自分中心に物事を考え、その考えになびかない他人を注視しています。
そのためきっかけさえあれば、そういう人たちの悪口はいくらでも出てきます。
常にその準備はできているといってもよいでしょう。
そういう行為がやがて自分にかえってくる、結果的に悪影響をもたらすという、常識的な人生訓は承認していません。
自分の考えを押し付ける
傲慢な人は、あまり他人の考えを尊重した経験を持っていません。
自分以外の意見は、取るに足らぬものという態度で過ごしてきたからです。
しかし、つねに自分の意見を振りかざして、他人を説得にかかってくるわけでもありません。
理路整然としていない、単なる思い込みに過ぎない考えも多く、素晴らしいものではないと自覚しているのかも知れません。
それでも自分の意見しか認めていないわけですから、とくに周囲の知人、友人にとっては意見を押し付けられているのとあまり変わらないでしょう。