ファジー検索はそのようなめんどくさい作業を省略してくれるところがあります。
このように、楽に使えるようになるのは、このファジー検索があってこそです。
これがあることで検索を使うのが非常に使いやすくなりました。
ファジーコンピューター
ファジーコンピュータとは、パソコンにはなくてはならない数値化と言うものがしにくいような言葉であっても、うまく扱うことができるコンピューターのことを指します。
やはり、コンピュータはそのような数値化こそが命ですが、私たち人間はそのような数値化できるものばかりではありません。
確かに数値化できるものもありますが、そうでは無いものも多いですよね。
例えばですが、一口に「暑い」と言うと、どれぐらいの温度なのかもありますし、「早い」と言うとどれぐらいの「早さ」なのかは非常に曖昧です。
では、このような人間のあいまいな表現をどのようにデータとして扱っているのかが大変気になりますね。
その方法は、ファジー集合や、ファジー理論を使って行っているところがあります。
著者も、男性ではあるものの文系ですので、そのようなことを言われると少々頭が真っ白になります。
では、文系の我々でもわかるように、ファジー集合等の意味合いも見ていきましょう。
例えば、先程の「暑い」と言う表現ですが、暑いっていうのは人間にとって何度が暑く感じるのかは人それぞれ違います。
例えばですが、エアコンで28度に管理された室内を暑いと感じるか涼しいと感じるかは人によって違います。
このような人間の感覚に敢えて、そのような数学的なデータを持ってくることによって、人間が感じる曖昧さをデータ化することができるようになります。
そのデータ化には、メンバーシップ関数(値域は0~1)を使うことで、あえてデータ化することを指します。
では具体的にどのような使い方を有するとかと言うと、「28度と言う音温度が、暑いと感じるファジー集合に0.3 、暑くないと言う感じるファジー集合に0.7というように使います。
もちろんこのファジー集合だけではなく、後に出てくるファジー理論なるものにもデータとして使われます。
このように、ファジーコンピュータは人間の感じ方という抽象的なところにもデータを持ち込んでくるような使い方ができるコンピューターのことをいいます。
ファジー制御
ファジー制御もまた、このような人間の曖昧な感覚や直感などにデータを当てはめるようなことを指します。
例えばですが、職人と言う人たちは、長年の経験をつで培った直感や習慣などで、その作品を作るのに1番良い状態を見分けています。
ですが、やはりそのような職人を継ぐような人が減ってきている問題もあります。
このような時に役立つのがファジー制御です。
あえて、この職人の方の直感や習慣をうまくデータ化することによって、そのような難しい直感や習慣をデータ化し機械でも作れるようにするようなことをいいます。
我々の身近なところで言えば、ファジー制御は地下鉄の自動運転システムなどにも取り入れられています。
家庭においては、洗濯機や掃除機もこのようなファジー制御が使われているところがあります。
確かに、機械がこのような人間的なところに踏み込んでいくことで中には仕事を失うような人もいるのかもしれません。
でも、それと同時に人手不足で非常に困っているようなところもあり、機械が人の代わりをすることで助かることがあるのです。
ですので、もしこのファジー制御の機械がドンドンと進化をしていけば、人手不足のところに機械が入ってくれるところで我々の生活も非常に良くなるのかもしれませんね。
例えばですが、なり手が不足している看護師や介護士の方も、1部がロボットによるファジー制御を使えるようになったら病気や介護で悩んでいる人も減るのかもしれません。
ファジー理論
先ほども少し出てきましたが、ファジー理論と言うとぼやけた概念を集合という形でデータ化したようなことをいいます。
例えばですが、「少し」がどのような概念なのかというのをデータをもとに具体的なデータ管理することを指します。
このように言うと、著者のように文系の方は「?」と思うかもしれません。
でも、具体的にどのようなところに応用されているのかというのを見ると、少々ファジー理論の話が見えてきます。
例えばですが、ビデオカメラの画像は、やはり人間が持つとどうしても揺れてしまいます。
そこで、その画像の揺れ防止装置などもファジー理論が使われていると言うのです。
最近は、スマホで撮影するにあたっても撮影しやすくなりましたよね。