原作で描かれている濡れ場シーンはデフォルメしつつも原作に忠実だったので、濃厚なラブシーンが話題となり、時には10%を超える高視聴率を記録しました。
しかし一方で視聴者からの苦情も多く、放送倫理・番組向上機構の審査対象となったことで、そのような性的な業者がトーンダウンし、それと同時に視聴率も下がりました。
9.嵐の涙
東海テレビ制作、フジテレビ系列で放送されていた「嵐の涙~私たちに明日はある~」は、2016年に放送されていましたね。
この作品は、「東海テレビ制作昼の帯ドラマ」枠の最終作品となることが発表され、「最後の昼ドラ」として注目されました。
主人公役を務めたのは、佐藤江梨子さん。
第一子を出産してから初となる女優復帰作となりました。
ストーリーは、不運にもゲリラ豪雨によって夫と娘をなくした石原里子が、親子や家族の絆を深め、大きな傷を背負いながらも幸せを追求していくヒューマンサスペンスドラマとなっています。
舞台となっているのは愛知県常滑市です。
10.明日の光をつかめ
「明日の光をつかめ」は、フジテレビ系列で夏休み期間に放送されていたシリーズです。
2010年、2011年、2013年に放送されていました。
テーマとなっていたのは、いじめや児童性的虐待、少年犯罪などです。
舞台となっているのは、海の見える丘にある「たんぽぽ農場」です。
そこは少年院から出てきた少年少女たちが社会復帰するための厚生施設なのですが、いじめや自傷行為、さらには薬物中毒や引きこもりなど様々な問題を抱えている子どもたちも保護されています。
心に大きな傷をかかえ、寂しさや悲しみを経験している少年少女たちが、「たんぽぽ農場」で過ごし、人生のどん底ともいえるところから這い上がって自分たちの人生に光を見出そうとする姿を描いています。
そして、そんな少年少女たちを支えていく大人たちの姿も描いていて、心の奥底までに迫るドラマとなっています。
主演を演じているのが、広瀬アリスさんです。
あの広瀬すずさんのお姉さんですね。
主人公の沢口遙(広瀬アリスさん)は、県立高校に通うバスケ部で次期キャプテンとしてみんなから愛されていて明るく快活でした。
しかし、母親の不倫や市議会議員である父親が「たんぽぽ農場」の追放を進めようとしたり、自身もいじめにあうなど、自分の周りの世界が狂い始めます。
心に大きな傷を負った遙の支えになってくれたのが、自らも心の傷を負い行き場のない少年翼でした。
そんな二人の切ない恋も描かれています。
11.僕の夏休み
2012年の7月と8月に放送されていたドラマです。
夏休みシーズンに合わせた内容で、内容としては、現代っ子で甘やかされて育った兄は妹ともにタイへよう戦争真っただ中の昭和19年の日本にタイムスリップしてしまいます。
今までの平和でモノがなんでもあふれていた時代とは全く異なる過去の日本。
戦時中の暮らしを生き抜く姿や、病気になった妹のために奮闘したりしながら精神的に大人になり大きく成長していく姿を描いています。
副題として「和也とはる奈のタイムスリップ」というタイトルがついていて、キャッチコピーは「生きなくちゃ。」です。
第一部の少年編では、特に和也とはる奈がタイムスリップしてしまい、一年に及ぶ紆余曲折の人生を経てついに現代に帰るためのSLに乗り込もうとする・・・というところまでとなっています。
そして、第二部では時が流れてそれぞれ離れ離れになった二人が、お互いの正体を知らないまま再び運命的な再開を果たし、実の兄弟都は気づかぬまま男と女として互いにひかれていくという青春編となっています。
12.さくら心中
「さくら心中」は2011年にフジテレビ系列で放送されていました。
昭和後期から平成の近代までの飛騨高山が舞台となっています。
桜の木の下で運命的に出会った男女の純愛が、ドロドロの愛憎劇とサスペンス要素たっぷりに描かれています。
脚本を担当しているのは、「牡丹と薔薇」でおなじみの中島氏です。
キャッチコピーは「震えて、揺れて、乱れて、悶える。」というもので、過激なベッドシーンも描かれました。
とにかく複雑に絡み合う男女の恋愛のストーリーで、これも、これぞ昼ドラといった感じの作品です。
13.花嫁のれん
「花嫁のれん」は、
金沢の老舗旅館を舞台にしたホームドラマです。