例えるなら学校の全校集会での校長先生の話のように、相手の話が右から左へと流れていってしまいます。
相手にしっかりと話の内容を理解して欲しいと思ったら、予め話の内容をまとめておき、簡潔にそれを伝えるようにしましょう。
5、急に話し始めない
唐突に話し始めると、相手はびっくりしますし、何が肝心な話なのかが分からなくなってしまいます。
そのため、本題に入る前には必ず一呼吸置くようにしましょう。
とはいえ、「本日はお日柄も良く・・」などとどうでもいい前置きは止めましょう。
「大事な話があります」「聞いて欲しいことがある」などと、重要な話があると先に相手に一言伝えておけば、相手もきちんと話を聞く体勢になってくれます。
本題はなにか最初に伝える
一言前置きをした後は、ダラダラと理由から話し始めるのは止めましょう。
まずは簡潔に、本題は何かを相手に伝えます。
会議の内容であれば「今日の会議のことで気になったことがある」と伝えれば相手には会議の話なのだと容易に伝わります。
また人間関係の問題であれば、「〇〇さんとの関係についてだけど」と最初に伝えることで、相手はその話をするのだと即座に理解してくれます。
本題を切り出したら、伝えたいことを出来るだけ簡潔に伝えることで、相手もしっかりと理解してくれるでしょう。
6、曖昧表現は避ける
物事の話をする時には、出来るだけ曖昧表現は避けるようにしましょう。
曖昧表現とは、はっきりとしたことが分かっていない時や、答えが出ない時に用いる表現です。
例えば「よく分からない」や「まだはっきりとは言えないんだけど」などの言葉です。
長々と理由から話した後でこの曖昧表現で締めくくってしまうと、結論を期待していた相手は肩透かしを食らい、「結局分かってないってこと?!」とがっくりきてしまいます。
使うなら前置きする
もしどうしても曖昧表現を使わなければならない時には、前置きの部分で使うことをおすすめします。
例えば、「まだ結論は出ていないんだけれど、先日こんな議論があってね・・」など、予め答えが出ていないことを先に伝えておけば、相手はそれを念頭に入れて話を聞くことが出来ます。
そのため、結論を聞いてがっくりすることはないでしょう。
7、身体の向きに気を付ける
相手と話をする時には、身体の向きに気を付けて話をしましょう。
伝えたいことがある相手に対して斜めや横になるような向きで話していると、相手にこちらの気持ちがいまいち伝わらないことがあります。
真剣に聞いて欲しい時には、必ず相手と真正面の位置に身体がくるようにして話すようにしましょう。
表情が分かり伝わりやすくなる
真正面に顔を見据えて話をすることで、こちらの表情が相手に伝わりやすくなります。
そのため、こちらが真剣な表情で話をすれば、相手も自然と真剣な表情になって聞いてくれるはずです。
また、相手の表情から話を理解しているかどうかを感じとることも出来ます。
8、話が脱線しない様気を付ける
話に夢中になっていると、ついつい内容が脱線してしまうことがあります。
しかし話が脱線するとそれだけ長くなってしまうため、結局相手に何が伝えたいのかを相手が理解しにくくなってしまいます。
そのため、出来るだけ本題から話が脱線しないように注意しましょう。
適当な話をしている時には問題ありませんが、大事な場面では脱線は不要です。
『伝えたいことだけ話す』と集中する
話をする前に、予め「相手にはこのことだけを伝える」と意識しておきましょう。
そうすると、実際に話をする際にもまず自分が本当に伝えたいことが自然と口から出てきます。
その後で、別の話題があればその話をしても良いでしょう。
9、キツイ言い方をしない
どんなに話の内容が簡潔で分かりやすくても、物言いがキツイと相手の受け取る印象が悪くなってしまいます。