自身の言動に自分自身が振り回される状況に陥った姿が、おっちょこちょいな人として映ってしまうことがあります。
また、人生経験が豊富ではない人の中には、思慮深さに欠けることで、予期しない咄嗟の出来事に的確な反応ができず、おっちょこちょいな人として観られることがあります。
1.相手の話を最後まで聞いていない
おっちょこちょいな人の中には、自分本位の傾向があるため、相手への気配りに欠けることから、相手の話を最後まで聞いていないことが少なくありません。
相手の存在よりも自分の立場を優先するため、相手の話に誠意をもって耳を傾けることはしません。
おっちょこちょいな人は、自分に自信が持てないことを周りの人に気付かれないようにするために、周りの人を翻弄させるコトバを考えることで頭の中がイッパイになっています。
このため、相手の話を最後まで聞く心の余裕を持てない心理状態に陥っています。
自分の発するコトバで、自信の無さを隠す『隠れ蓑』にする方法を考えていて、心の余裕がなくなり、相手への関心が失せているのです。
また、おっちょこちょいな人の中には、目立ちたがり屋も居ます。
周りの人をアッと言わせて注目を浴びようとし、心がいっぱいになっていますので、相手の話への関心が薄れてしまい、最後まで聞く姿勢が失せてしまいます。
集中が続かず大体の内容で理解したつもりになっている
おっちょこちょいな人の中には、中途半端ですぐに結論を出したがる人が居ます。
また、自己顕示欲が強くて、相手の話に集中が続かず大体の内容で理解したつもりになっている早合点な面を持っていることがあります。
自己を顕示することに全神経が縛り付けられているため、周りの人の言動に集中が続かず大体の内容で理解したつもりになるのです。
おっちょこちょいな人は、ひとつのことに腰を据えてジックリ対処することが苦手な傾向があります。
ひとつのことへの集中が続かない姿は、自己顕示欲の強さの表れといえます。
自己顕示欲の強い人は、自己をアピールすることに全神経が注がれているため、自己アピールに繋がらないことには集中が続かず、大体の内容で理解したつもりになってしまいます。
2.頼まれたことをすぐに忘れてしまう
おっちょこちょいな人は、自己中心的な考えを持つ傾向があると言えます。
自己を最優先する感覚のため、周りの人の存在は無きに等しいと考えることから、頼まれたことを『頼まれ事』と意識しませんので記憶に残らず、すぐに忘れてしまいます。
周りの人の存在を意識することが薄いため、周りの人からのコトバを軽く聞き流してしまいます。
ですから、周りの人から頼まれたことを心にとどめる真摯な態度に欠ける振る舞いをすることになります。
自己中心的な人は、周りの人からのコトバを真正面から耳を傾ける姿勢に欠けるため、頼まれたことを大切に受けとめる心の広さを持ち合わせていません。
頼まれたことは、頭の中を素通りして、すぐに忘れてしまい、記憶に残ることはありません。
優先順位を上手くつけられない
おっちょこちょいな人は、自身のことでいつも頭の中がいっぱいなので、周りの状況や出来事を冷静に把握するだけの心の余裕がもてません。
様々な課題や出来事に取り囲まれていても、個々の物事の重要性や緊急性など、周りの状況を冷静に判断することができません。
このため、物事の優先順位を上手くつけられない結果となってしまいます。
また、おっちょこちょいな人の中には人生経験の浅い人が居ますので、物事の重要性を見極める知識に乏しく、優先順位を付けるための判断ができない状態に陥ることがあります。
人生経験の浅さから自信喪失に繋がり、自分の周りの出来事を冷静に把握し、優先付けして対処する振る舞いができない状態になります。
おっちょこちょいな人は、自身のおっちょこちょいな面を周りの人に気付かれたくないという自己防衛に陥るため、世間との関わり合いを避けようとし、周りの物事から逃げようとします。
おっちょこちょいな面を払拭するためには、自身を取り囲む周りの様々な状況と真摯に向き合うことです。
真摯に向き合うことで、物事の重要性の度合いを見極める『眼』を備えることができるようになり、優先順位を上手くつけることが出来るようになります。
3.集中力がない
おっちょこちょいな人の中には、自分のおっちょこちょいな面に劣等感を抱いているケースも少なくありません。
自分が日頃抱いている劣等感を隠すことで頭や心がいっぱいになっているため、周りの物事に集中する余裕が持てなくなるのです。
『おっちょこちょいな人』というレッテルから抜け出すことで躍起になり、周りの物事が眼に入らなくなります。
自己保身に全神経が注がれるため、他の事に関心を向ける心の余裕が持てず、集中力がない人として観られることになるのです。
注意力が散漫である
おっちょこちょいな人は、『おっちょこちょい』のコトバが示すとおり、落ち着いて物事を見極めることが苦手な傾向があります。