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ベンチマークとはどういう意味?よく...(続き4)

より良い選択ができる

ベンチマークとは、多くの比較対象を設ける事が可能になりますので、複数の選択肢から最善策を選択する事が可能です。

例えば、Aという選択肢しか存在しない時にはAという選択肢が悪い物であっても、それを選択せざるを得ない状態になってしまい、業績は悪るくなる一方だとしましょう、しかしベンチマークを設け、複数の選択肢を見つける事により、複数ある選択肢の中から良いと思われる選択をする事ができますし、もしも最初に選択した選択肢で業績が思うように伸びない場合には、更に他の選択肢を選び業績をより良い方向へ導くことが可能です。

このように1つの選択肢では難しい事でも、ベンチマークを設定して、多くの選択肢を設ける事でその選択肢の中からより良い選択をする事ができますので、業績も徐々に良くなっていきます。

問題改善ができる

自社の問題点を、内部から見つけようとしても、なかなか客観的に自分の事を理解するのは難しい物です。

その為本当の問題点を見つけたつもりでも、それが本当に問題点なのかは確信しづらいですよね。

更には問題点が的を射ていたとしても、改善策が間違ってしまっては問題点は改善されるどころか、更に悪くなってしまいますので、なかなか問題点の改善が上手く行きません。

そんな時にベンチマークを設定する事で、他社と自社を比較しますので、自社の問題点をしっかり見つける事ができ、更には他社との比較によりしかりとした改善策を立案できます。

しかり問題点を把握して、改善策を立案する事により、真の問題点を改善していくことが可能です。

色んな手法やプロセスを学べる

ベンチマークには手法やプロセスが沢山ありますので、1つの手法や、プロセスに拘ることなく活動を続ける事が大切です。

ベンチマーク(ベンチマーキング)に取り組むことで、多くの手法やプロセスを学ぶことができますので結果的に、自分の成長に繋がっていきます。

また、当初ベンチマークが広まった際には7ステップの手法が提案されていましたが、現在は12項目の手法があります。

その方法とは、主題を見つけ、プロセスを定義し、比較対象(潜在パートナー)を特定し、データー減を特定、特定したデータを収集し、パートナーを選択し自社と比較相手との相違点を確定させます。

特定させた相違点やデータを元に、プロセスの差異を確定させ、将来の目標を決定させます、その後目標を調整した後に実施し、再調整や継続について検討していきます。

また、典型的なベンチマーク(ベンチマーキング)の方法としては、問題領域を特定させることから始まります。

これは、様々なビジネスプロセスや機能に適用しますので、様々な調査の方法が要求されます。

例えば、従業員のみではなく、顧客や仕入れ先との打ち解けた会話や、実地調査、市場調査、アンケート調査、リエンジニアリング、定量調査、品質管理報告、プロセスマッピング、財務分析等の調査技法です。

他の組織との比較を始める前に、自社の組織の機能や、プロセスを知っておくことが必要で、ベースとなる物を知っておくことで、改善成果を測定する事ができるようになります。

このようにベンチマークと言っても沢山の手法がありますのでその都度学習する事ができるでしょう。

客観視できる

また、先にも何度かお話いたしましたが、ベンチマークを設定する際には他社と比較する必要があり、そのためには自社の事を客観的に見る事が必要です。

日ごろ自社の中で仕事をしているとなかなか客観的に自社の事を見る事ができませんが、ベンチマーク(ベンチマーキング)に携わる事で、自社の状況を客観しでき、自社に対して何が弱点で、何が足りないのかと言った事が見えるでしょう。

また、マイナスな部分だけではなく、自社の強みなどのプラスの部分も見つける事ができますので、意欲的にベンチマーク(ベンチマーキング)に取り組んで行きましょう。

ベンチマークの一般的な手法

今までベンチマークについてご紹介いたしましたが、そもそもベンチマークとはどのような方法で行えば良いのでしょうか。

ベンチマークの一般的な方法は全部で6つ

先にお話ししました問題領域の特定のほかにも、ベンチマーク(ベンチマーキング)の方法は5つほどあります。

まず、一つ目は類似のプロセスを持った産業を特定する方法です。

これは、例えば、工場などで人為的な品質以上が発生していて、更にその原因が作業者間の引継ぎが問題だとする場合に、他分野で引継ぎが重視されていて更に引継ぎにより大きな成果を挙げている、航空管制や携帯電話の基地局の切り替え等の分野に特定すると上手い引継ぎの方法が見つかる事でしょう。

ベンチマーク (ベンチマーキング)の方法3つ目は、領域(分野)でのリーダー的な組織を特定する事です。

業界や、国で最良の組織を探し、どの企業が比較の対象に値するかを決定させるために、仕入れ先や、財務アナリスト、雑誌情報、業界団体又は顧客等の意見を参考に、分野でのリーダー的な組織または企業を決定します。

次に、企業と数値のプラクティスを調査する方法です。

ビジネスプロセスの変更方法と、有力な企業を特定させる事が目的に各種の測定値とプラクティスの詳細を調査します。

調査には、一般的に中立な団体などを使います。

中立企業を使う理由としては、企業秘密などのデータ情報などが漏洩する事を防ぐ意図があります。

ベンチマーク(ベンチマーキング)は古い物を取り入れても効率がなかなか良くなりません。

そこで、効率を良くするためにグループ内や複数の企業が互いに有益な情報交換を行い、グループ内で結果を共有して、最新の方法で活動していくことが大切です。