母親との精神的な境界線が少ないので母親の女性性に慣れ親しんでいます。
必然的に女性的な物腰に慣れているということ、そして自分もそうなってしまっていることも多いのです。
16. やんちゃな男友達はいない
ということは自分の周りにもやんちゃな男友達が少ないことへとつながります。
男性的なことが苦手になる傾向があるといってもいいですね。
やんちゃをすると母親にびっくりされてきたかもしれません。
マザコンの定義とは?
そもそもマザコンの定義とは何なのでしょうか。
最初に述べたようにマザコンとは精神分析上の言い方だったのです。
いまではなんの気なしに、母親と密着し過ぎる男の人や、お母さん第一の男の人などのことを見て、マザコンと呼んでいますよね。
母親と息子の間の強い依存関係、依存コンプレックスがあることを言います。
母親から甘やかされ、その依存関係から離れられないマザコンとは別に、その逆のパターン、母親の愛情を幼いころに十分に受けられないことによって、大人になっても母親から離れることへの不安が起き、幼いころの不十分さを求めるためのマザコンも存在するそうです。
マザコンは何の略?
マザコンとは「マザーコンプレックス」の略というのは広く知れ渡っていることだと思います。
今ではマザーコンプレックスの定義から外れて、母親との親しげな場面を見た周囲の人が
「マザコン」と揶揄するように使うことも多いようですね。
マザコンになってしまう原因
では、どうしてマザコンになってしまうのでしょうか?
原因は一つではないようです。
その理由として多いものを調べてみました。
1. 母親が過保護だった
一番多いのが母親が過保護だったということでしょうね。
子どもがかわいいのはわかりますが、自分が不安なことをすべて子どもに転化しているかのように育ててしまったのです。
自分の体の中から生まれてきたのは紛れもない事実ですが、子どもは親とは別な人格を持った存在だということが理解できていません。
この世の不安や悪から守らないといけないとばかりに、過保護に過保護に育ててきてしまった挙句マザコンになってしまうことが多いのです。
2. 母親が教育熱心
母親が教育熱心すぎるのもマザコンになってしまう要因です。
勉強ができることは確かに素晴らしいことですが、勉強ができるということ、よい成績を取ると母親が喜ぶということで子どもは母親を喜ばしたいため一生懸命がんばります。
母親の期待にこたえることが自分の幸せのように育ってしまうのです。
でも子どもの本心は、遊びたい、走り回りたいということですよね。
そんな子ども本来の欲求はどこかへ葬り去られて、母親のいいなりの良い子が育って行きますが、その反動が大人になって出て来ることも多いものです。
抑圧されたものは必ずどこかで外へと出て来るものだということを、お母さん方もよく知っておいた方がいいですね。
マザコン、と人に揶揄される程度のマザコン度なら被害が少なかったと喜ぶべきかもしれません。
3. 父親の存在感が薄かった
子どもをマザコンにしてしまう母親、その家庭は父親の存在が薄かったという場合が多いようです。
子どもは母親からその女性性を、父親や目上の男性からは男性性を学習して育って行きます。