自分が「人間嫌いだな」って思う瞬間はありますか?
他人とのコミュニケーションを億劫に感じる人や、自分が人に嫌われていないかと不安に感じることが多い人は、人間嫌いになってしまうケースが多いようです。
しかし、生きていく以上は、最低限は人と関わっていかなければならないため、ある程度人間嫌いを克服しておいた方が良いでしょう。
そこで今回は、人間嫌いな人の特徴や、人間嫌いを直すための6個の方法をご紹介します。
人間嫌いな人の特徴
人間嫌いな人には、どのような特徴があるのでしょうか。
そもそも、人間嫌いな人も同じ人間です。
それが何故、自分以外の人間を嫌いになってしまうのでしょうか。
その答えは、人間が持つさまざまな感情にあります。
人間は他の動物とは違い、本能よりも理性の方が強い生き物です。
そのため、物事を行う際には必ずあれこれと頭で思考します。
また、喜怒哀楽といった感情も豊富なため、自分以外の存在に対して好き嫌いの気持ちが生まれます。
それが同じ人間である他者を好きになったり、嫌いになったりする理由なのです。
では、自分以外の人間を嫌いになってしまう人には、具体的にどのような特徴が見られるのでしょうか。
嫌われているという思い込みが激しい
人は相手の反応が自分の反応を映す鏡だと言われています。
例えば自分が好感を抱く相手には優しくなりますが、自分が優しくすることで相手も優しくなることが多いです。
また、相手が優しければ自然と自分も相手に対して好感を抱き、優しくなるでしょう。
一方で相手の反応が悪ければ、こちらの反応も悪くなります。
そしてこちらの反応が悪ければ相手の反応も悪くなるといった具合に、人は相手の態度によって自分も態度を変える生き物なのです。
大抵は「相手がこうしたから自分もこうした」と考えていますが、実は自分の方が先に相手に対して良い、または悪いアプローチをしていることもあります。
そしてこれはほとんど無意識です。
このように、相手からあまり良くない印象の態度を取られた場合には、自分が相手から嫌われているという思いが激しくなり、相手を嫌いになってしまうということがあります。
実際には相手はこちらに対して何も思っていなくても、相手の些細な態度や言動によって、「嫌われている」と思い込んでしまうのです。
自分から相手を嫌いになっていく
内向的でネガティブな性格の人ほど、この「自分が嫌われている」という思い込みが激しいです。
その大きな原因は、その人が自分自身のことを嫌っているためです。
自分自身を嫌っている人は、常に自分のことを否定しています。
「自分なんか」と他者よりも自分の位置を低く置き、何かあれば直ぐに卑屈になったり自分を否定したりすることで、自分の願いや希望が叶わなくても「仕方がない」と諦めを付けるのです。
ネガティブな人はそれが癖になってしまっているため、「自分で自分のことが嫌い=他人も自分のことが嫌いなはずだ」と思い込んでしまっています。
その結果、周りの人が皆自分のことを嫌っていると考えてしまい、それによって自分がこれ以上傷つく前に相手を嫌いになることで、自分の主観から相手をシャットアウトしてしまうのです。
そうなると、こちらがいくらその人を「好きだよ」と言ったところで、「本心はきっと嫌っているはず」と疑って信じようとはしなくなります。
それが酷くなると、人間不信に陥ってしまいます。
他人と比較し過ぎる
人は常に他人と自分とを比較して生きています。
どんなに口では「平等だ」と謳っていても、実際には心の中で自分の立場と相手の立場とを比べてしまっていることがほとんどです。
本当に心の底から他者と自分とを比較しない人など、聖人でしかありえません。
それほど、人は自分と他人とを比較して生きている存在なのです。
そしてそれは、決して悪いことではありません。