気遣いができる
「気遣い」とは、「気にかけて心配する」という意味だそうです。
相手のことを考えて、あれこれを気をつかうことができることです。
そこに、思いやりがプラスされると、本当にやさしい気遣いがうまれます。
気を遣う、ということ自体、その人のことを考えているわけなので、相手への思いやりですよね。
思いやりがなければ、そのひとのことなんてどうでもいいし、相手のことまでわざわざ考えて行動しませんからね。
まあ、気をつかうことはその人が愛する大切な存在だから、ということで気遣いを示す場合もあれば、仕事上のとか表面上の付き合いをうまくこなすために気を遣うこともあります。
しかし、相手のことを考えて行動できるということは、その人を認めている、その人の存在を価値あるものと考えている、ということなので、良好な人間関係を築く上で大事なことですね。
サポートや手伝いをする
だれかが助けを必要としていたり、手伝いが必要なときに、その人が大変そうにしている姿を見て、自分にできることで助けになろう!と行動できる人は思いやりのある人です。
みんなそれぞれ自分で果たさなくてはいけない責任というものももちろんありますけど、他の人のサポートを必要とする時もありますよね。
みんなそのように支え合いや手伝いがほしいと思う時があるので、「お互い様」と言って、見返りを求めることなくその人を助けることができるなら、本当にやさしい思いやりの心から行動していることになるでしょう。
この思いやりは、子どもでも示すことができます。
子どもも、お母さんがすごく疲れているときに、その様子を見て察して、自分からお茶碗を片付けたり、お掃除をお手伝いしてくれることもありますよね。
そのようなやさしい思いやりの心を大人になっても忘れず、相手の状況や気持ちを察して自分から行動できる人に成長してほしいですよね!
感謝の気持ちを忘れない
思いやりのある人は、相手が自分のためにしてくれたことに対して「ありがとう」の気持ちを忘れません。
何かをしてもらって当たり前、とは考えないのです。
それは、自分のために誰かが何かをしてくれるときには、その背後にたくさんの気遣いやたくさんの努力があったことを知っているからでしょう。
家庭でも、主婦は当たり前のように家の中の掃除や洗濯、そして食事作りをします。
毎日のことだし、それがお母さんの仕事だと思っているので、家族はそれを当たり前と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、お母さんにだって疲れているときもあるし、家事をしたくない、と思う時もありますよね。
それでも、がんばってそれを毎日しているのは、家族が快適に過ごせるように家族の為に頑張っているのでしょう。
そのやってくれている事に対して、相手の気持ちや行動の背後にある動機までも思い量る事ができる人であれば、感謝の気持ちを忘れることはないでしょう。
それは、毎日ストレスの多い職場に行って働いてきてくれるお父さんに対してもそうですよね。
相手の立場に立って考える事のできる人は、自分の周りの人が自分に対してしてくれた行動を当たり前ではなく、感謝の心を持って受け取る事ができるのです。
そのような感謝の気持ちを持っている人には、またしてあげたいと思えるものですね。
言い方を考えて話す
先程も少しだけ触れていますが、人の気持ちを考える事のできる人は、何か人に言いたい事があるときに、何をいうかということだけでなく、どのように言うか、ということを考えます。
それは、言い方一つで人間関係が良好に築かれるのか、それとも壊してしまうかということを知っているからでしょう。
きっと、みなさんも経験があるかもしれませんが、誰かから注意やアドバイスや指示を受けたとき、その内容はいいとしても、言い方がすごく気に障って嫌な気持ちになったことありませんか?
言い方が批判的だったり、言い方が上から目線で思いやりがなかったりすると、その内容も受け入れにくくなりますよね!?
もっと、親切な言い方をすればなんの問題もなく受け入れられたものが、言い方一つですごく辛いものになったり、イライラさせられるものになったりするものです。
それは、人の感情というものが関係しているからでしょう。
それで、「このような言い方をしたら相手はどんな気持ちになるだろうか?」、「相手はどんなふうにこの内容を受け止めるだろうか?」ということを考え、相手の感情に配慮を払う事ができる人は、思いやりのある言い方、話し方をすることができるでしょう。
時にはしっかり注意する
相手のことを本当に思っているなら、必要なときにはしっかりと注意することもできるはずです。
いつも、相手が喜びそうなことだけを言っているような人は、本当に相手のことを考えているとは限りません。
表面上は、いい人のふりをしているけど、本当は相手のことなんか全然どうでもいいのかもしれません。
親が子どもが危険な目に合わないように注意したり、子どもの悪い癖を注意するのは、子どもを守りたいから、子どもが辛い目に合わないように、という思いやりですよね。