モンスターペアレントが増えたと私たちは思ってしまいますが、案外そんな人は昔からいたようです。
ですが、ネットの発達によってその情報が拡散され、それを参考にする人もいるようです。
学校への不信感
著者のように親業をしている方ならよくお分かりかと思いますが、やはりどうしても子供と学校に一緒に行き、ずっと見ているわけではないので不信感があると本当に不安が募るものです。
「そんな過保護な…。」と思ってしまう方も、お子さんが初めて保育園や幼稚園に行って集団生活に入ったときに「どうしているのかな?」と不安に思ったことがある人なら多いと思います。
学校もいじめの隠ぺいをするなどの問題があるケースもあり、そこから保護者が不信感を募らせてしまうところがあるようです。
調べた情報によると、確かに隠ぺいをするなど明らかに悪いことをする学校もある一方で、学校側も丁寧に対処したいと思いつつも教師の仕事量が多すぎて対処しきれていないこともあるとか。
過保護過ぎる親が増えた
かなり昔は子供も多く、今でいうと「放任!」と非難されるようなこともおおらかに行われていた時代です。
いいか悪いかは別ですが、昔は赤ちゃんが寝ている間に買い物に行くという事も普通に行われていたとか。
ですが、最近は治安も悪化していますし昔とは環境が変わっています。
さらに4人以上のお子さんがいるご家庭も減っていることから、子供一人一人に目がiいきやすいところがあります。
そこでお子さんにかまいすぎて過保護になってしまう親御さんも増えています。
確かに物騒な事件もありますので、放任しすぎは問題ですが、過保護すぎて学校生活に口を出しすぎるのも考え物です。
小学生2児の母をしている著者も日々過保護かどうかを考えてしまいますね。
地域社会とコミュニケーションがない
最近は地域とのつながりがない方も増えています。
著者も賃貸住宅に住んでいますが、持ち家の方でないと自治会に入ることはまずありませんし、子供会も任意ですので入らないと本当に地域社会とのつながりがありません。
著者は子供会に入っていますが、子供会であれば保護者同士で横のつながりができます。
ただ、子供自体の人数が減っていますので、役員の負担が大きく子供会に入りたがらない人も多いのもまた事実です。(著者もですが)
社交的でないからという事でこのようなコミュニティに参加したくない人は多いかもしれませんが、社交的でないとそのような会に属さずに人脈を広げるのは難しいです。
確かにシングルマザー(ファザー)で仕事の兼ね合いで役員が難しいなどの事情を抱えている方もいらっしゃるでしょうから、そのようなコミュニティに属するのが絶対に良いとは言い切れません。
ですが、もし社交的ではないというだけの理由でしたら、そのような会に属し横のつながりを増やすことで、モンスター化しなくても済むことが多いです。
先生側が過剰に反応している
こうしてモンスターペアレントについてみていると「悪い保護者が増えたものだ…。」と思ってしまいますが、先生側の過剰反応というケースもあるようです。
著者は幸い先生には恵まれてきましたが、調べた情報によるとお便りの情報があまりよくわからず幾度か質問をしただけで「モンスターペアレントだ!」と言わんばかりの対応を受けてしまった例もあるようです。
その方の名誉のために言わせていただければ、ほかの保護者の方と話した時も「お便りが分かりにくいよね。」という話になり、その方の読解力の問題ではなかったようです。
また、保育園で予定変更のお知らせがなかったために行事に参加できず、予定変更は早めにお知らせしてほしいと言っただけで「おたくの都合に合わせるわけにはいかない」と言われてしまった例もあるようですね。
著者は幼稚園でしたので経験はありませんでしたが、保育園というとたいていはお母さんたちはお仕事をしていますので、急に変更されても仕事の都合が合わないとのことで、そのようなお願いをされたようです。
モンスターペアレントは子供にも悪影響を与える
やはりそのようにクレームを言って先生を従わせる親御さんとなるとその影響はお子さんがもろに受けます。
もちろん、子どももいろいろなタイプの子がいますので、反面教師にする子もいるようですが、そのまねをしてしまうお子さんもいるようですね。
超自己中心的な人間になる
基本的に親御さんに言いさえすれば、親御さん経由で先生が従ってくれた経験から自己中心的な人間になるようです。
確かに自分の要求が通るのが当然だったらそうなるのもうなずけますね。
社会の厳しさに耐えられなくなる
やはり学生時代はそこまでではなくても、社会人になると非常に厳しい現実があります。
学校のように義務教育であったり余程のことがなければ退学にならない学校とは違い、社会に出ると場合によっては解雇をされることもあり得ます。
様々な例があるので一概には言えませんが、社会に出ると自己主張が通らなくなるので、社会人になってからうまくいかなくなり引きこもりになってしまう例も多いようです。
子供が可愛いのなら『叱る時はしっかり叱る』これが本当の親の愛情
親としては結構悩む場面もたたあるものですが、やはり叱るときにはしっかりと叱ることが大切です。