それでも、その作品が発するメッセージが自分の心をものすごく強く打ち、どうしても忘れられない、そして自分の心の奥の何かを満たしてくれるようなものだったかもしれません。
絵画など人の手の作品を見て感動できるのは、同じ人だけかもしれませんね。
その絵画に込められたメッセージや作者の感情などが、自分に迫ってきたり、さらにはその美しさに心を奪われて、その作品との出会いが自分をある事柄への動かすほどの力となった、という経験をしたことがあるかもしれません。
さらに、今有名な画家さんたちは、周りの人たちから「今までに影響を受けた画家は誰ですか?」というような質問をよくされるようです。
ある人たちは、一人の画家さんを上げることもあれば、とにかくたくさんの画家たちの作品に感銘を受けたため、一人には絞ることができない、という方もいるようです。
でも、一人の画家の作品が別の画家に感銘を与え、さらにその画家が書いた作品がまた別の人の心を動かす・・・そのようなサイクルは、人間だからこその独特の感情が関係したサイクルなのではないでしょうか?
美しいものに涙を流したり、それが人生を揺るがすものとなったり、感情に影響を与えるというのは人間独特の素晴らしい心の動きの一つですね!
美味しい食事
普段の「おいし~」とはまた違った、自分の全身から喜びを感じるような、おいしい食事をいただいたときに心が躍ったかもしれません。
さらには、涙が出てくるほど自分の心に染みるような食事を食べたことがあるかもしれません。
人は毎日食事をしますけど、ある食事は絶対に忘れられないほどの衝撃を与えてくれたかもしれません。
自分の舌も、体も、心も、すべてで幸せを感じるような食事です。
そして、その食事のことが忘れられなくて、何年、何十年たっても、「もう一度食べたい」と思えるようなものです。
ただ「おいしい♪」ではなく、感動するような、ずっと忘れられないような美味しい幸せな食事が食べられるなんて、すごく贅沢なことですね。
動物たちにはそのような感動ってあるのでしょうか?
ただ単に生きるために食物と摂取する、というのとは全然違いますよね。
人間としての感覚すべてを使って、食事を楽しむというのも、人として独特の快楽なのかもしれません。
その美味しさが感情を揺さぶるほどって、生きていてよかったー!って思える瞬間の一つかもしれませんね。
号泣した映画
みなさんは、我を忘れて号泣した映画はありますか?
あと、人生観を変えてくれた作品などはありますか?
何度見ても感動できたり、今の自分を見つめたり、忙しくて忘れがちになっていた大切なことを思い出させてくれたり・・・。
同じ映画でも、また自分の気持ちとか状況が変わると、見えてくる角度なども違ったりして、また別の視点で感動したりできるほど、深い内容の作品もありますよね。
ただただ「おもしろい」という感想で終わってしまう映画もあるけど、心を打つ、号泣するほどの作品というものに出会うと、それは何度も見たくなったり、自分の人生にとって忘れられないような影響を与えることもあるでしょう。
ストーリーもさることながら、その作品に出てくる登場人物の存在感、舞台となっている所や映画の雰囲気がすごく心に迫る、ということもありますしね。
映画は単なる娯楽、と思う人もいるかもしれませんけど、その中には人としての生き方や教訓、学べることがいっぱいだったり、自分の人生や感情と重なる部分があったりして、心を大きく揺るがすこともあります。
特に人生に悩んでいるときとか、すごく落ち込んでいるときとか、失恋したときとかに映画に助けられるということもありますよね。
衝撃を受けた本
本を読んで大きな影響を受けた、という経験もあるかもしれません。
よく、”人生のバイブル”なんていうこともありますけど、自分の人生に大きな影響を与えてくれた本を見つけて、すごく大切にしている人もいますよね。
みなさんも、自分のバイブルを持っていますか??
就活でも、「あなたが今までで一番感銘を受けた本を教えてください」という質問をされることもありますよね。
でも受験や就活のために一生懸命に勉強をしてきたという人は、教科書とか参考書とかはいっぱい読んできたけど、その他の本は最近あまり読んでいないから「感銘を受けた本」となると、ちょっと答えづらいということもあります。
しかし、もし時間ができたなら、有名な傑作と言われている本や、スティーブ・ジョブズなどの有名な人達の伝記などと読んでみるのはどうでしょうか?
人生とは何なのか?人の幸せって何だろう?
人が死ぬときに何を大切に思うんだろう?
そんなことも考えさせてくれるような本もいっぱいあります。
本物のバイブルである聖書も人生に一度は読んだ方がいい、と言われることもありますね。
人生に迷ったとき、人間関係や仕事などのストレスを抱えて押しつぶされそうになったとき、人生を考えるときなどに、本に助けられたり、持つべき精神を教えてくれる、ということもあります。