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キャパシティを大きくしてなんでもこ...(続き4)

人も同じで、「自分のキャパシティではこの仕事はこなせません」「このプロジェクトをこなすキャパは持っている」のように使います。

もっと詳しく、わかりやすく説明していきましょう。

能力

先ほども書いたように、キャパシティは、個人や会社がこなせる容量、つまり「能力」を表す言葉でもあります。

大きな仕事を誰に任せるかを考えたときに、「彼のキャパシティならこの仕事も大丈夫です」と、能力を評価するときに使えます。

逆に「彼のキャパシティではこれは難しいでしょう」のように、限界を超えている場合にも使います。

会社が「わが社はこのような大きな仕事を請け負えるキャパシティを持っておりません」と、ビジネスで使うこともあるでしょう。

「あの会社のキャパなら、任せても安心です」と言われたら、能力を認めてもらえていることになりますね。

スポーツなどの場面でも使います。

「彼にこのポジションはキャパオーバーになるのではないでしょうか」と、やはり能力を表現するときに使いますね。

このように、人や会社などの能力を表現するのに「キャパシティ」を使います。

能力にも似ていますが、受け入れ可能かどうかの器という意味にも使います。

単に容量を表す「このパソコンは、データ容量のキャパシティを超えてしまっているので、動きません」のように使うこともありますね。

「彼にはこの人を支えるキャパが備わっていません」と言えば、人の器のことを指し、受け入れられる容量のことを言っています。

人の器に用いるのはなかなかないかもしれませんが、容器にものを入れたときにあふれてしまわないかどうか、を想像したらいいかもしれません。

許容範囲

キャパシティは「許容範囲」という意味合いも持っています。

保持できる範囲、受け入れることができる範囲、もしくは、取り込むことができる範囲、という意味ですね。

上の「器」と似ていますが、「これだけの量なら受け入れられます、といった意味です。

建物の中に収容できる人数なども、キャパシティで表現されます。

「この会場のキャパシティは30人です」のような使い方です。

人にも同じように使います。

「この講師が抱えることができるキャパは10名ほどです」といった感じです。

もちろんビジネスの場でも多く使います。

「自分のキャパシティではこの仕事は3日ないと処理できません」「これだけの仕事をこなすキャパは持っています」のように使います。

自分が受け入れることができる範囲をキャパシティ、大体は略してキャパという人が多いと思いますが、普段からキャパシティという言葉が頻繁に使われていることがわかりますね。

️キャパシティを超えるとキャパオーバーに!

キャパシティの意味は分かってもらえましたか?この「抱えきれる範囲」という意味のキャパシティ、抱えきれなくなるとキャパシティを超える、つまり「キャパオーバー」の状態になってしまいます。

キャパシティを超える、「キャパオーバー」になってしまうと、いったいどうなってしまうのでしょうか。

思考が停止する

自分が抱えきれる容量を超えてしまうと、考える力が働かなくなり、思考が停止します。

考えながら進まなければいけないことも一切考えられなくなるので、当然ですが仕事もストップしてしまいます。

いっぱいいっぱいの状態で何とかこなしていても、やはり自分の限界以上のものを抱えてしまうと、人間は正常に考えることができなくなってしまうのですね。

時間がないのに何にも頭に浮かんでこない・・・。

こうなってしまっては後の祭り。

自分が受け入れられる容量を把握して、受け入れられないと思うものは最初に断ることも必要ですね。

悩み事でもそうです。

悩んで悩んで、それでも答えが出ないときは、もう考えることができなくなってしまいます。

悩み事が解決しないだけでなく、考えることができなという新たな悩みも抱えてしまうことになってしまっては解決できるものもできません。