素直で無邪気なナイーブな大人は、人とは違う感性の持ち主です。
それゆえ、デリケートな人なら傷ついてしまうような場合にも、「傷つくこと」だということにすら気付かない。
というのが、素直でうぶで世間知らずな、ナイーブな人なんだと思います。
純粋さがある
ナイーブな人は、「純粋さがある」ことが特徴であると言われています。
これこそ、ナイーブな人の特徴だと言っていいでしょうね。
純粋とは、「まじりけがないこと」や「邪念が全くないこと」などを言います。
それはまさに、生まれたての状態を表わしていますよね。
生まれたての赤ちゃんは、純粋そのものです。
打算や駆け引きをすることなく、純粋に人を愛し、求め、考えることなく生きようとします。
赤ちゃんの頃は誰だってナイーブで、成長していくにつれて様々な思考が生まれ、人と駆け引きをするようになったり、人の顔色を伺うようになったりしていくのです。
そういった人との関わり、人の顔色伺いの感覚が強く研ぎ澄まされていくと、感受性が強くてデリケートな人にもなっていくのではないでしょうか。
純粋な人は、大人になってもまじりけがなく、邪念がないことが珍しいのであり、貴重な存在なのです。
それは、生まれたままのような純粋さを持ち続けているという良い意味でもあり、一方で大人になるまでに経験が足りず、世間知らずすぎて、上手に世の中を渡り歩いていけない。
という短所でもあるんですよね。
空気を読む感覚を身につけすぎて、デリケートになってしまうのも生きづらいですが、全く純粋なままでも、世の中を渡り歩いていけません。
ナイーブな人が、ナイーブと言われる場合、良い意味として言われていることもあるかもしれません。
ですがそのほとんどは、「悪いことではないんだけど…(ちょっと問題)」と、問題視されるほど、純粋すぎる人に「ナイーブな人」と表現していると思います。
つまり、周囲の人は、その純粋さにちょっと、扱いに困っているということですよね。
ナイーブなのは、長所にも短所にも成りうる特徴で、使い分けられればもっと上手に世の中を渡っていける、強みにもなるでしょう。
だけどナイーブだと言われるような人は、その邪念の無い純粋さから、使い分けなんてことも出来ないような人なのです。
素直
ナイーブな人の「素直」という特徴。
これも、ナイーブな人を的確に表した特徴と言えそうですね。
素直とは、「ひがんだところが無く、人に逆らわないこと」「心の純粋さを失っていないこと」です。
成長していく中で、余計な価値観に惑わされることなく、穢されることなく育ってきた、まさにナイーブな人だと言えると思います。
素直であることも、良い面と悪い面との両面がある特徴ですよね。
基本的には好かれることが多いですが、素直ゆえに冗談が通じなかったり、素直すぎるからこそ人に騙されやすかったりすることもあるでしょう。
それは、周りの人から見ると、危なっかしくて見ていられない人だったりします。
素直なのは良いことですが、素直すぎると生きて生きづらい世の中でもあり、周囲の人を心配させてしまう存在だったりもするんですよね。
そんなところが、デリケートにも感じられ…ナイーブな人が、デリケートな人の特徴と混合されてしまう原因だったりもするのでしょう。
とても優しい
ナイーブな人には、「とても優しい」という特徴があるとも言われています。
「とても優しい人=ナイーブな人」にはならないと思いますが、ナイーブな人には、優しい人が多いことは言えるのでしょうね。
それが何故かというと、ナイーブな人が純粋だからです。
混じりけがなく、邪念のない、生まれたままのような心を持ったナイーブな人は、人に対して悪意をいだくことも無いはずです。
その純粋な心で人を見ることが出来るし、人を愛することが出来るのです。
邪念が無ければ人を警戒することもなく、素直なままであれば、人を怖れることもないでしょう。
自分が人を求めるように、人にも素直に、優しさを向けることが出来るんですよね。
ナイーブな人なら、優しさによって見返りを求めようという計算もないので、周囲の人からとても愛される人柄にもなっていると思います。