あなたは「いじる」という言葉に対してどんな印象を持ちますか?
そもそも、「いじる」ってどういう意味があるのでしょう?調べてみると、2つの意味がありました。
一つは「手でさわったり、なでまわしたりして、もてあそぶ。いじくる。」もうひとつは「興味をもって、あれこれと集めたり、吟味したりする。」という意味です。
こうしてみてみると、「いじる」と言う言葉に関しては、もともと「物」に対する表現であり、人に対して使う言葉ではないようですね。
では、いつ頃から人に対して「いじる」と言いだすようになったのでしょうか?
最初に言いだしたのは誰だったのでしょうか?
人をいじるという言葉の発端について、詳細はわからないのですが、よくお笑い芸人は「いじられてなんぼ」というように、自分自身がいじられると「おいしい」と感じる傾向があるようですね。
いじられキャラってどういう人のことを言うのでしょうか?
いじられキャラな人って周りにいるよね!
あなたの周りにはいじられキャラの人はいますか?
もしかするとご自身がいじられキャラではないでしょうか?
ここで注意しておかなくてはならないのが、「いじる」が行きすぎると「イジメ」になる可能性があると言うことです。
ということは、もしあなたが他人をいじる方の側の人間であったとしたら、じぶんはいじっているつもりでも、相手にとってそれが不愉快であればそれは「いじられている」とは取らずに「いじめられている」と取ってしまうことがあります。
ですので、自分が加害者になってしまわないように十分注意が必要です。
では、いじられキャラってどういう人のことを言うのか、いまいちわかっていない、どういう特徴があるのかわからないという方のために、いじられキャラの特徴をお話ししてまいりましょう。
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いじられキャラな人の20個の特徴
いじられキャラとひとことで言っても、さまざまなタイプがあります。
ここでは、誰もがわかるような一般的ないじられキャラについてお伝えしていきます。
いじられキャラとはどういう人のことを言うのかわかっていただけたら、今後の人間関係に役立つこともあるかもしれません。
また、自分はそう思っていなくても知らず知らずのうちに他人を傷つけていることだってたくさんあります。
これを読んで頂いて、「もしかしたら相手は嫌がっていたのかもしれない」と心当たりがあるようでしたらすぐに直すべきです。
人は、自分がしたことよりも他人にされたことに対してとても喜んだり、逆に深く傷ついたりする生き物です。
相手の立場になることが円滑な人間関係を築く上で重要なことだと言えます。
1.リアクションが大きい
芸能人でいじられキャラと言えば、出川哲郎さんが有名です。
彼の特徴はどんな感じでしょう?
そう、ずばり「リアクションが大きい」です。
出川さんはリアクション王とも呼ばれています。
もちろん、芸人さんですので、リアクションに関しては「仕事」であり「プロ」としてリアクションしていますが、いじられキャラの特徴のひとつとして、この「リアクションが大きい」というのが挙げられます。
リアクションが大きいことについては、本人が自覚していることもありますし、自覚していないこともあります。
人に「あなたリアクションが大きいね」と言われて初めて気づく場合があります。
自覚している場合は、狙ってリアクションを大きくしているので良いのですが、もし自覚していない場合はリアクションが大きいことを言われた際に、ショックを受けることもありますので、見極めが必要です。
リアクションが大きい人は、全てにおいて素直な方が多いですし、何事にも全力でチャレンジしている人が多いので、いじられやすいのかもしれませんね。
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2.つっこまれ上手
いじられキャラの人は、突っ込み上手ならぬ、突っ込まれ上手であると言えるでしょう。
つまり、こちらがどうしても「いじり」たくなる言動や行動をしているから、結果的にいじられキャラになるのです。
突っ込みたくなる人には、2つのパターンが考えられます。
ひとつは、「ボケキャラ」を演じている人、もうひとつは「天然の人」です。
キャラを演じている人は、どう言う風につっこまれるかを想定してボケています。
ですので、乗り突っ込みができる人も多いですし、そのキャラを演じているのかどうかは他人にもわかります。
つまり、こういうタイプの人は実はとても頭が良いのです。
いっぽう、天然キャラの人もつっこまれキャラと言えます。
天然の人は、キャラクターを作っているわけではないので、どうして自分がそんなにつっこまれるのかわからずにいるひとも多いです。
ただし、天然は可愛いとされていることもあり、天然を演じている人もいますので、そこがややこしいところではありますね。
3.声がデカイ
いじられキャラについて、リアクションが大きいということを先程述べさせていただきました。
リアクションが大きいと言うことは、自然に声も大きくなりがちと言うことが言えます。
これも、今まで挙げて来た特徴と同様に、いじられキャラの人が自分自身で声が大きいと自覚している人と、自分では声が大きいと自覚していない人がいます。
人はたいていヒートアップしてくると声が大きくなるケースが高いのですが、声が大きいことに対してよく思わない人もいるので、注意が必要です。
「あの人と一緒にいると、あの人の声が大きいのでじろじろ見られて恥ずかしい」という思いをする人もいて、そういう人は離れて行ってしまいますので、気を付けなくてはなりません。
「あんた声が大きいよ」といじられるのであれば、まだマシかもしれませんが、いじり方も声が大きい人に対してはちょっと難しいかもしれませんね。
4.表情が豊か
いじられキャラの人は、リアクションが大きいので、表情が豊かであることが多いです。
普段から無表情の人は、いじられることは滅多にありません。
「あの人何を考えているのかわからない」と陰口を叩かれることは実際多いですが、喜怒哀楽が激しい方は、つっこまれやすいためいじられやすいとも言えるでしょう。
喜怒哀楽が激しすぎる方は、「精神的に問題があるかもしれない」と嫌煙されてしまう場合が多いのですが、表情が豊かであるというだけであれば、一緒に居ても楽しいのでどちらかと言えば人気者であることが多いのではないでしょうか?
いじられキャラというのは、誰からもいじられることが多く、ある特定の人からのみいじられると言う場合は、それはいじられているのではなく苛められているかもしれません。
もしくは実はその人に対して恋愛感情を持っているのでついついいじりたくなるということかもしれませんね。
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5.ムードメーカー
ムードメーカーってどういう人を言うのかご存知ですか?直訳すれば[雰囲気を作り出す人]となります。
その人がいればその場の雰囲気がぱっと明るくなったり、重苦しい空気を一掃してくれるというのがムードメーカーです。
ムードメーカーと呼ばれる人は、その場を盛り上げて自分も楽しみたいですし、人を楽しませたいという思いも抱いています。
ですので、場に応じて「今は自分はつっこみキャラに徹した方が良い」とか「今はいじられキャラになったほうがいい」など自分で選んで人の気持ちを誘導することができます。
ムードメーカーの人は大変頭が良く、周りをよく見ています。
ですので、いじられることについても自分自身で了承のうえいじられているのです。
もっといじって場を楽しいものにしよう!という意図がよくわかりますので、周りもそれに乗せられるのです。
6.心が広い
心が広いということは、ともすれば勘違いしてしまいがちです。
例えばどんなにいじられても、にこにこ笑っている人っていますよね。
いじり方によっては「ちょっとやりすぎじゃない?」と思ういじり方もあります。
でも、文句言わずにこにこしている。
これは、本当にその人が心が広いのか、本当はすごくいじられるのが嫌だけど、それを言ってしまって嫌われたくないから我慢して笑顔でいるのか、いじる側はよく知っておかなければなりません。
そもそも、他人に対して別に「いじら」なくても人間関係は成り立つわけです。
はっきりいって人をいじることについてはかなりのリスクを伴いますし、いままで人をいじったことがないひとが良い気になっていきなり他人をいじると大けがをしますので、気をつけましょう。
7.空気を読む
いじられキャラの人は、自分がいじられることで場の雰囲気をよくできるのであれば、自分は我慢しようと自己犠牲を行っているひとも確かにいます。
このような方は場の空気を読むのが上手ですし、どんな雰囲気が今の空気にベストなのかよくわかっています。
空気を読むのが上手である、すぐに空気を読んで対処する、このような人はビジネスにおいてはとても重宝されますが、自分自身で我慢しているとも言えますので、あまり酷いいじられ方をしてしまうと、爆発します。
何度もいうように、誰かがみんなからいじられているからといって、あなたまで一緒にいじることはしなくていいのです。
8.優しい心の持ち主
いじられキャラの人は、とても優しいので文句を言うことがあまりありません。
優しいからついついこちらも遠慮なくいじってしまうということだってあります。
でも、その優しさに甘えていじりすぎたり、いじるを通り越して傷つけることがあってはいけません。
それは人としてしてはいけないことです。
優しい心を持っている人は、同時にとても強い人間でもあります。
ですので、あなたがもし悪意がある状態でひとをいじっている場合は、それも承知していて許しているのです。
ですが、優しい人=怒らないというわけではありません。
優しい心の持ち主も、もちろん感情があり時には怒りの感情をあらわにすることだってあります。
いじられキャラの人に対して何をしても良いというわけではありません。
そのあたりを履き違えないように十分注意してください。
9.親しみやすい
いじられキャラの人は親しみやすいという特徴があります。
とっつきにくい人に対して、こちらもいじろうとは思いませんものね。
それどころか、話しかけることさえ躊躇します。
いじるなんてもってのほかです。
ですので、いじられキャラの人は誰からも親しみやすく感じられる傾向にあります。
親しみやすいということは、人間関係を円滑に進めるにあたり、とても重要な要素です。
特に営業職の人は親しみやすさを感じる人がやはり成績をあげていきます。
この人と一緒にいたら楽しい、この人とまた会いたいと思わせるキャラクターの人は、やろうと思って作り上げられるキャラクターではありませんので貴重ですし、特技と言っても良いでしょう。
人でも物でも、人は親しみやすい人に集まっていくのです。
お高くとまっているような雰囲気の人にはふつうは近づきませんよね。
10.いつもニコニコしている
優しい心の持ち主の項目でも言いましたが、いつもニコニコ笑顔の人はいじられキャラに多い傾向があります。
ここで勘違いしてはいけないのですが、いつも「ニコニコ」しているのであり、「ニヤニヤ」しているのではないということです。
いじられキャラの人は常に笑顔でいることを心がけています。
それは、他人を不愉快な想いにさせたくないという優しい気持から自然と笑顔になるからです。
人の笑顔は人を幸せにします。
いつもニコニコしている人は、確かにいじられキャラではありますが、悪意をもっていじろうとする人も少ないのではないでしょうか?
いつも笑顔でいることは、とても難しいことです。
ですので、いつもニコニコしている人は本当はとても心の優しい強い人であると言えるのです。
11.友達が多い
いじられキャラは、断然友人が多いです。
もし友人が少ないのにいじられているなと感じたら、その人はいじられているのではなく、いじめに遭っている可能性が高いです。
実は、イジメに遭っている人の中に、それがイジメだと気付かづに単に「いじられている」と考える人がいることも事実です。
いじられているのか、いじめられているのかを判断するのには、その「いじられている人」の周りが本当の友達で囲まれているかどうかが基準になります。
友達が多いと、いじられキャラの人がいじられながらも周りから大切にされているということがわかります。
いつもみんなに囲まれて、誰もが笑顔でにこにこ笑っているのか、一人がぽつんといじられているのではなくバカにされているかどうかで違ってきます。
12.意外と賢い
いじられキャラの人は、実はとても賢いということは先程少しお伝えしました。
空気が読める、優しい、場の雰囲気がわかる、計算できる、このような特徴を持つ人は、頭が悪ければできることではありません。
常に自分のポジションについて計算しながら、人を楽しませようと努力しているのです。
これらのことは、1日2日で習得できるものではありません。
その人自身が時には辛い思いもしながら、自分がやられて嬉しかったことを今度は人にしてあげるというポリシーで行っていますので、いつも他人のことを考えている賢い人であると言えます。
「意外と」賢いなんて言い方は、いじられキャラの人に失礼な言い方ではありますが、頭が悪ければ絶対にいじられキャラでいることはできないのです。
13.世渡り上手
世渡り上手ときくと、どこかずるいイメージを抱く方もおられるかもしれません。
ですが、いじられキャラの人は、決して嫌みなイメージでのいじられキャラではありません。
ここでいう世渡り上手というのは、媚を売ったりするのではなく、いつも楽しそうに笑顔でいていることがおおいので、無愛想な人より目をかけてもらいやすいと言う意味です。
当然ですよね。
いじられキャラの方は、決して自分が世渡り上手であるという自覚があるわけではありません。
この人たちの自然な行動が、結果的に世渡りが上手に見えるだけなのです。
14.見た目や喋り方に特徴がある
人は見た目で判断してはいけないとは言いますが、でも第一印象は見た目ですよね。
いじられやすい人は、その見た目や喋り方に非常に特徴がある方が多いように思います。
ちょっと奇抜な格好をしているとか、太っているとかです。
また、喋り方もアニメの声優さんのように独特の話し方や声をしている人が多いでしょうか。
ただし、これらはもしかするとご本人にとっては触れられたくないコンプレックスの部分であるかもしれませんよね。
ですので、見た目や喋り方に特徴があるからと言って、すぐに相手をいじるのは大変危険です。
「人をいじる」ということは、変な言い方ですが、両者ともに信頼のおける間からでなければ、大事故に繋がりかねないのです。
15.我慢強い
いじられキャラの人は、確かに我慢強いと言えるかもしれません。
一般的に考えると、人が人にいじられるって気分が良いものではありません。
いじるというのはわかりやすく言えば、からかうという意味でもあります。
人からからかわれるのが好きだなんて人いませんよね。
ただし、いじられるとからかわれるは全く同意語というわけでもありません。
からかうとなれば完全にイジメになりますが、いじられることで自分の存在価値を確認できると言う人も中にはいます。
その見極めが大事なのです。
また、がまん強いといっても、なんでもかんでも我慢できると言うわけでもありません。
その人自身の堪忍袋の緒が切れたという状態になってしまえば、それは「いじっていただけ」では済まされません。
気をつけましょう。
16.みんなに好かれている
いじられキャラの人は友達が多いということをお話ししました。
また、いつもニコニコしていますので、親しみを持たれやすく、みんなに好かれているイメージがあります。
いじられている人は、逆にみんなから大切な存在として扱われていることが多いです。
ムードメーカーでもあることから、みんなのマスコット的存在とも言える性質があります。
どんな人もその人が苦手だという人はいますので、全員に好かれているということはありえませんが、いじられキャラの方は、わりと多くの人から好かれており、いわゆる「一般受け」する人物であることが多いです。
17.先生や上司からのウケが良い
いじられキャラの人は、目上の人から受けが良いのも事実です。
これも、別に媚びているわけでなく、その人のキャラクターが自然と目上の人から守られるということなのです。
ですから、いじられキャラの中でも、先生や上司から受けが良い人は同僚から逆に妬まれる人もいます。
そういう場合は、妬む側の完全な被害妄想ではありますが、あまり上司や先生から信頼を得られない人達からにしてみれば、いじられキャラというのではなく、気に入られようとしてわざとキャラ作りをしているとか、媚びているとみられることもあります。
目上の人から受けが良いというのは、実は目上の人からだけ受けが良いわけではありません。
みんなに好かれる、誰からも親しみを持たれるという元々の性格が関与しているのです。
18.会話のネタにされやすい
いじられキャラの人は、よく会話のネタにされやすいことがいえます。
これは、本人がいなくても友達同士でよく話題に上がるという意味で、悪い意味ではありません。
ようするに、悪口の対象になると言うのではなく、その場にいてもいなくても話題についついしてしまうほど印象深いキャラクターだと言えるのです。
その人のことを話題にすると、またみんながその人に不思議と会いたくなりますよね。
その場にいないのに、いつも話題の中心になれるということは、その人がみんなから愛されている証拠でもあります。
その人がその場にいないとつまらない、なんだかいまいち物足りない、そんな風に思ってもらえるのが、いじられキャラの特徴でもあるようです。
19.嫌とハッキリ言えない
いじられキャラの人は、自分がいじられキャラだとわかっていながら、それでいいと思っている人と、本当は嫌だと思っている人と2パターンあります。
ですが、本当は嫌だと思っている人も、嫌だとはっきり言えない人だっているのです。
いじる方からすれば、特に嫌がるそぶりを見せない、嫌だと言わない場合は、いじられることに対して別に相手が嫌じゃないと思っているのだと思いがち。
でも、本当に嫌じゃないのか、本当は嫌なのにはっきりと言えないだけなのか、わからないですよね。
ですので、あまり人をいじることはそういう意味でもおススメできないのが現状です。
自分には相手に愛情があっていじっていても、相手はそう取るとは限らないからです。
20.すぐに怒ったりしない
いじられキャラの方は、わりと穏やかな方が多いです。
すぐに切れてしまうような人は、やはりこちらもいじることはできませんよね。
ですので、いじられキャラの人はすぐに怒りはしません。
しませんが、怒らないわけではありません。
何度も言いますが、いじられキャラの人は何をされても怒らないというわけではありません。
ですので、何をしてもいいと思うのは大きな間違いです。
いじられキャラの人がすぐに怒らないからといって、エスカレートすると、それはイジメになってしまいます。
注意しましょう。
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いじりといじめの違い
先程から何度も述べて来ましたが、ここで改めていじりとイジメの違いについて述べたいと思います。
何故ここまでこだわるのかというと、いじる方が加害者になり、いじられる方が被害者になるケースがあり、いじられた方はそれを苦に悩んだり最悪の場合は命を絶ったりすることが過去にあったからです。
これは大変深刻な問題と言わなければなりません。
先程も述べました通り、人をいじるにはとてもリスクがあるのです。
いじる人といじられる人の信頼関係が成り立ってこそ、「いじり」が成立されるのです。
ここで、不安になられた方もおられるでしょう。
ご自身がいじっている方の自覚がおありなら尚更です。
いじりといじめの違いとはどういうことでしょうか?
愛を感じるのはいじり
いじることに関して、悪意があればそれは100%イジメになります。
注意しなければならないのは、こちらが愛のあるいじりをしたとしても、相手がそれを悪意と取ってしまえば、いじりではなくなります。
そうです。
いじっているのか、いじめているのかは、いじる側では無くいじられる側が決めるのです。
そこに愛を感じるのはあくまでも、いじられる側です。
ですから、逆に言いますとこちらが悪意のあるいじり、つまりいじめのつもりで接していても、相手がそれを「愛を感じるいじり」と取ればいじめでなくいじりになりますよね。
いじられているのかいじめるのか、愛があるのか愛が無いのか、決めるのはいじる側ではありません。
いじられる側が決めるのです。
相手も楽しめるのはいじり
いじるということは、基本的にはそれによってその場にいるみんなが楽しい雰囲気になることを言います。
その場にいるみんなというのは、もちろんいじる側もいじられる側も楽しくなければ成立しません。
ですので、相手も楽しめてはじめて「いじり」と言えるのです。
相手を傷つけてしまえばそれはいじりではなくいじめになってしまいます。
悪意を感じるのはいじめ
当たり前ですが、「いじり」に悪意が存在する時点で、それは「いじめ」です。
また、こちらにその意図はなくても相手が悪意と取ってしまえばいじられているのではなく、いじめにあっていると捉えてしまいます。
いじりに悪意が存在することはまずありえません。
いじられキャラの人は、普段いじられ慣れていますので、いじられる際に悪意があるかどうかはすぐに見抜くことができます。
辛くて嫌なのはいじめ
いじられキャラの人が、人にいじられるたびに辛い思いをしたり、悲しい思いをするのは完全にいじめです。
ですので、これはいじる側がやりすぎだと言えるでしょう。
特にいじられる側が、自分はいじられキャラとして認識されるのが嫌だと思っている場合は、どんなに愛情をもったいじりでも、それはとても辛い仕打ちになるのです。
もし嫌ならハッキリした態度で!
これは、いじられキャラの人にお伝えしたいことなのですが、もしいじられることが嫌なのであればはっきりと「そういうことを言われるのは辛い」「そういうことは冗談に取れないから辞めてほしい」と相手にはっきりと言いましょう。
ご自身がいじられキャラを演じているわけでなく、いじられキャラであること自体が辛いのであればそれを相手に伝えなければ、いじられ続けます。
というのは、いじっている相手はあなたがお嫌だと言わなければ、あなたが嫌がっていることに気づかないからです。
もし、それでもいじりを辞めないようでしたら、それは完全に嫌がらせですので、しかるべきところに相談することも考えて下さい。
特に上司など目上の人からいじられていて、それが嫌な場合はセクハラ・モラハラとして訴えることも可能です。
我慢せずに、きちんと嫌だと言いましょう。
NOと言える勇気を持とう!
これも同じことが言えるのですが、あなたがもしいじられキャラで、「自分さえ我慢すればいい」と自虐的になっているのでしたら、それは我慢することはありません。
まずはNOと言える勇気を持ちましょう。
言いにくければ、信頼できる人に相談しても構いません。
人が人をいじるのは、場の雰囲気を楽しくするために誰かが始めたことであり、それはかなり高度な技でもあります。
何故かと言うと、その場にいる全ての人が全員楽しくなければならないからです。
そこにいる、全ての人がみんな楽しく幸せになれるなんて、なかなかできることではありません。
いじる側といじられる側が了承していたとしても、それを見ている周りが不愉快だなと思ってしまえば、人に対する「いじり」は成立しなくなることを忘れないでください。
いじられキャラは天性の才能!
あなたがもし、自分はいじられキャラかもしれないなと思ったら、別にそれを恥じることはありません。
いじられキャラの特徴でも述べたように、いじられキャラは天性の才能とも言えるのです。
一見、バカにされたりいじめられているように見えるかもしれませんが、あなたがいじられることに対して嫌では無い、いじられキャラを自覚しているのであればそれはもう才能なのです。
いじられキャラは、なかなか自分で演じることはできません。
絶対にできないとは言いませんが、そう簡単に演じることができないのも現状です。
ですので、いじられキャラは「天性」の才能であると言えるのです。
ご自身に備わっている能力を、どうぞ誇りに思って頂きたいと思います。
人に親しみを持ってもらえたり、みんなに好かれたり、上司や先生からも信頼される人なんてなかなかいないのですから。