私達は毎日の暮らしの中で、様々な判断を強いられます。

小さなものだと、朝起きて何を食べるか、何を着るか、何時に出るかなど、意識もなく流れるような日課になっているものも、実は自分で判断して実行していることなのです。

しかも、些細と感じる判断でも後々大きな差となって帰ってくることがあります。

例えば、この季節の変わり目にありがちですが、まだ半袖でも大丈夫だろうと選んだら、外に出たら意外と寒く、長袖にするべきだったとか、羽織るものを持ってくれべきだったと後悔するかもしれません。

また、美味しそうだったからとたくさん食べたら、あとで胸焼けがしたり、胃がもたれたりという経験も皆さんあるのではないでしょうか?情報不足や、考慮不足、周りからのプレッシャーなどによって判断ミスをすると、その結果を自分が買い取らなければいけなくなります。

しかし、逆に正しい賢明な判断をするなら、ストレスや問題を回避でき、後悔のない人生を歩めることでしょう。

ですからどうすれば賢明な判断を下せるかのヒントを知ることは、一生の宝物になることでしょう。

賢明な判断力を身に着けよう!

先ほど見たような日常行う小さな判断も、私達の生活に影響を与えますが、人生のなかで行わなければならない重大な決断や判断があります。

それには、受験、就職、結婚、出産、転職、離婚、住宅購入、同居など、自分だけではなく、家族も関係したり、自分の将来を方向付けたり、大きく変えたりするものです。

しかも、そのような人生の帰路で行う判断の場合、一度決定したことは、取り消すことができないので、その判断の結果が、良いにしても悪いにしても自分で刈り取らないといけません。

もちろん、どこからでもやり直すことはできますし、今後正しい決定をして軌道修正を測ることはいくらでもできます。

ただ、最初から賢明な判断ができれば、不必要に苦しむことも、遠回りをすることも、周りを傷つけることもしなくて済むので、それに越したことはありません。

ですから、人生の大きな節目に、自分も周りの人も幸せになるような優れた決定をするためにも、賢明な判断力は是非とも身に付けたいですね。

賢明とは?

「賢明」と聞くと、「賢いこいこと」とイメージされる方がほとんどだと思います。

ただ、賢いにも色々ありますよね。

テストで良い点を取れること、雑学をよく知っていること、早く問題を解けることなど、知識をたくさん持っている人や、記憶力の高い人、計算速度の速い人をさして賢いとも言いますし、会話が上手、人間関係でトラブルを起こさない、意図を汲み取れる、気配りができるなど、人間力が高い人や、機転がきく人のことも賢いと言います。

よく、人間の知能指数を表す「IQ」(IntelligenceQuotient)と問題解決能力を表す「PQ」(PotentialityQuatient)と使い分けられていますが、どちらのバランスも大切です。

さらに最近では、心の知能指数を表す「EQ」(EmotionalIntelligenceQuotient)も関連づけられています。

自分や他の人の感情を理解したり、自分の感情をコントロールすることも賢明な判断をするには欠かせない要素ということになるのです。

知識は正しい決定を下す材料となり、その持っている知識を生かして、最善と思われることを実行するには、自分の気持ちを抑えたり、人の感情を傷つけないように物事を進める能力や、どんな試練に直面してもそれを解決する能力も必要になります。

意味

辞書によると、賢明とは「かしこくて、物事の判断が適切であること、またそのさま」「道理にかなっていること」となっています。

ですから先ほども見たように、単に頭が良いとか、物知りというだけでなく、知っていることに基づいて、適切で道理にかなった決定ができるとことや、かしこいよりもさらに頭が回って、他人に対する配慮があるという意味も含まれることがわかります。

使い方

日常生活や普段の会話で「賢明」という言葉をよく使う人はそんなに多くはないかもしれません。

同じ意味を込めて、「良い」「かしこい」「立派」と簡単な表現に置き換えることの方が多いかもしれません。

ただ、改まった場や、スピーチ、文章の中ではよく見聞きしますね。

例えば、「賢明な政治家が、大きな問題を解決した」という場合、博学で、問題処理のための知識を持っている政治家が、問題解決のために道理にかなった判断をして、それを実行し成果を上げたということを伝えています。

政治家の器や能力を「賢明」という言葉を使って、褒めているということです。

また「それが賢明だという結論に達した」という場合は、一番良い結論、ベストな着地点であるということを表現しています。

例1

「賢明な人は、できる限り最善を尽くし、落ち着いた気持ちで結果を受け入れる」とアメリカの作家、W.Aピーターソンは述べました。

これは、悪い結果を恐れて諦めたり、結果に注意を集中しすぎて努力をおろそかにしてしまうのは愚かなこと、ベストを尽くしたら、結果が悪くてもそれを受け入れようということを教えています。

類義語

賢明の類語としては「聡明」「知的」などをあげられています。

「聡」という字は、耳がよく聞こえること、「明」という字は、目が良く見えることを表しており、それを繋げた「聡明」は、「物事の理解が早くかしこいことやそのさま」という意味になります。

つまり、理解力や判断力が優れているということです。

よく、「聡明な人」と女性を褒める時に使いますが、そういう時には、「経験や知性によって育まれた、思慮深さを持っている人」と褒めていることになります。

また「知的」とは、「知識や知性の豊かなさま」「知性を感じられるさま」と定義されています。

ですからやはり、成績の優秀さだけではなく、周りの人が「知的な人」と感じるには、人間としての総合力も含まれることがわかります。

自分が知っていることを自慢するために、長々と難しい話をする人のことを、誰も知的な人とは言いません。

むしろ、謙遜に人の話をよく聞いたり、知らないことも隠さずに学ぼうとする姿勢を見せる人のことを知的というのではないでしょうか?

また「知的な会話」という表現をよくしますが、皆さんはどんな内容の会話を知的と思われますか?

ある資料によると「なぜ・どうして・もし」という三つの言葉を使って、質問が行われる時に人は知性を感じるそうです。

人に質問をすることは、好奇心や思いやりの表れで、聞かれた方は、質問者の誠実さを感じ取るそうです。

また、相手に率直に聞くことは、自分の知性の限度を心得ていることにもなります。

そして、的確な質問によって、解を深め、それを記憶して次の質問をする時に、会話がしっかりとした共通の土台で成り立っていきますので、楽しくスマートな知的な会話と感じるそうです。

このように「賢明」の類義語である「聡明」「知的」もやはり、IQ、PQ、EQ全てが関係していることがわかります。

対義語

辞書によると、賢明の対義語は「愚味」「暗愚」となっています。

どちらも「道理に暗く、愚かなこと」「物事の是非を判断する力がないこと」「かしこさに欠けること」という意味になります。

反対の意味の言葉を見てみると、より「賢明」という言葉が持つ素晴らしさや、意味の広さを理解することができますね。

賢明な判断をする時の注意点

自分がする決定は、今の自分にも、将来の自分にも、周りの人も大きな影響を及ぼすので、よく考えて判断する必要性については先ほど触れましたが、では具体的にはどんな点を考慮するべきなのでしょうか?

これから、判断する前に必ずチェックするべきいくつかの注意点を見ていきましょう。

相手にとっても利益があるかどうか

賢明とは、他の人に対する配慮があることや、相手の気持ちや感情を理解できることという意味も含まれていました。

ですから、自分のことだけを考えていては決して賢明な判断ができないのです。

自分がメリットを得ること、自分だけが得をすることを考えている人は、視野が狭く、バランスのとれた見方ができないことが多いですよね。

自分の価値観物差しでしか世の中を測れないので、道理にかなうという点で世間とのズレが生じてしまいます。

しかもそのような利己的な人に心を動かされ、協力しようという人はほとんどいないので、決めたことをやり遂げる協力者を見つけることができなくなるのです。

関係する全ての人の益を考えていることが伝わってはじめて、下した判断を成功へと導ける良い関係が生まれます。

ですから、自分を広くして、周りをよく見て、自分と関係するする人にとっては何が最善になるかよく考えるようにしましょう。

失敗した時も対処できるか

失敗しない人はいません。

どんなによく考えて決定したことでも、予期していなかった事態が生じたり、見落としていた点が後から出てくるかもしれません。

その時どう反応するかで、その人の本当のポテンシャルを測ることができます。

ですから決定を下す時には、その時点で思いつくリスクに、全ての対する対応策を考慮すると同時に、万が一失敗しても諦めずに万全を尽くすという決意をすることが大切です。

この点で、賢明には、「自分には知らないことがあることを知っている」という意味合いがあることを思い出してください。

そのことを肝に命じていると、形ばかりの完璧主義にならずに、思い通りにいかない時は、謙遜に助言を求めたり、もう一度状況分析を冷静にできるので、最終的には目的を達成することができるでしょう。

その後の結果がイメージできるか

目標を立てただけでした気になってしまうことはないでしょうか?手帳などに”英語をマスターする”や”ダイエットをする”などと書き込んだだけで、実際には何も行動を始めていないなどです。

もちろん目標を立てることは初めの一歩として大切なのですが、その後自分がその目標を達成するためにどう行動しているかはもっと大切なことです。

そうするためには、目標を達成した後のこと、その決定を実行した後の生活をイメージできるかどうかが鍵になります。

例えば、ダイエットを成功して痩せた自分が着れるようになる服や、周りの人の反応、健康面でのメリット、成功体験で自信をつけた自分の成長など、しっかりと目標を達成した後のこと、結果を出せた時のイメージを鮮明に描けるなら、自分を追い込むことができますし、目標を確実に達成できる賢明な判断を毎回することができるのです。

すぐに行動できるかどうか

すぐに行動できないことを決めても、成し遂げることは難しいでしょう。

すぐには達成できないような大きなことや、たくさんのことが関係しているので、判断するのに時間がかかる場合もあるでしょう。

しかし、そのような場合でも、すぐにで自分がきることが思いつかないなら、それは賢明な判断とは言えないかもしれません。

もしかしたら、他人任せな考え方をしたり、あまりにも非現実的な構想を立てているのかもしれません。

ですから、もう一度具体的に考え直すことができるでしょう。

賢明な決定なら、すぐに自分ができること、もしくはやらなければならないことが必ずあるはずです。

それが見つかるまで、熟考を重ねるようにしましょう。

失敗が想定できるか

うまくいくようにという願いが強すぎて、失敗するかもということを考えないようにするのは、賢明ではありません。

現実逃避ということもできます。

自分の都合の良いことだけをイメージするなら、それは自分で作り上げた夢の世界になってしまい、現実社会とギャップが出てしまいます。

失敗を想定することは、冷静に物事が見えている証拠とも言えます。

賢明な人は、決して自分を過大評価しません。

失敗することもあれば、自分の思い通りのはいかないことが起きるものだとわかっていて初めて、現実的で、周りの人も納得できる判断ができるのです。

賢明な判断力をつけるための方法

「判断力」は生まれ持った性格や能力で決まってしまうのでしょうか?

それとも後からでも磨くことができるものなのでしょうか?

よく判断ミスをして怒られてしまう人も安心してください。

判断力は後から培い、訓練するなら賢明な判断ができるようになります。

そのための方法を早速これから見ていきましょう。

常に思考すること

考える習慣のない人に、賢明な判断は下せません。

自分で考えることをしないと、人の言いなりになったり、流れに任せたりという誰かの考えで決定を下すことになってしまいます。

また、適当に決めたり、思いつきや勢いで決めることを繰り返すと、正しい思考パターンを身につけることはできません。

そこで、自分の思考力を上げるためにできる訓練方法をご紹介します。

それは、歴史の教科書を読むことです。

その際は、ただ出来事を把握したり、覚えていくのではなく、「なぜ、それが起こったのか」「次はどうするべきだったか」の二つのポイントを常に考えるようにします。

そのようにして、過去に起きた出来事を参考に、歴史が生まれる時の背景や、選択肢、そして歴史上の人物はその道を選んだのか、登場人物たちの感情を考慮することによって、将来について、自分が判断する時に役立つ思考パターンを身につけることができます。

この方法は、成功している起業家の多くが実践している方法です。

そうするなら、不安定な未来を考えるのに、過去の出来事を参考資料とすることができると同時に、正しい判断を下すタイミング、考えるべきこと、実践するためのメンタリティを身につけることができるようになります。

他人の意見を積極的に捉える

結果を出せる人の特徴として、物事を前向きに捉えるということがあります。

例えば、優秀なセールスマンは「売ることは難しい」と考えるのではなく、「必ず売れる」と考えて営業をします。

そのように積極的に考えるなら、「どうすれば売れるか」に思いを集中するので、そのために学び、必要な工夫をしていくので結果が残せるのです。

学ぶ過程では、先輩にアドバイスを求めたり、お客さんからの要求やクレームを聞くことも含まれますが、自分の仕事を前向きに考え、目標をしっかりと立てているなら、人の意見も結果を出すための参考として積極的に捉えることができます。

耳が痛いようなことや、自分のやり方を否定されるようなことを言われても、それを自分の成長のためにいかすのです。

ひねた見方や、謙遜さがないなら、「偉そうなことを言って、自分はなんだ」とアドバイスをくれた人を避難することで終わってしまったり、「自分はだめだ」と落ち込んで次に進めなくなるかもしれません。

しかし、賢明な判断力を磨くのに、人の意見を聞くことは非常に大切です。

自分では見えないことや、知らないことを教えてもらえるチャンスを積極的に捉えるようにしましょう。

何事も挑戦してみる

「リスクを覚悟してやるか」「リスクを避けるためにやらないか」これは、仕事や人生設計など、何にでも付いて回る選択肢です。

なぜならリスクのないことなどないからです。

例えば、昼食を選ぶ時に、いつも食べている確実に美味しいとわかっているものを選ぶか、それとも、まだ試したことのない、新発売の季節メニューにするかという選択があって、少し食べてみたい気持ちがあるのに、美味しくなかったら嫌だからという理由で、まだ食べたことのないものを避けるのは、後者のリスクを避けるためにやらないという選択をしたことになります。

また、友達にパーティーに誘われた時に、居心地が悪かったら嫌だから行かない、留学したいけど、危ない目にあうかもしれないから諦めるなども、リスクを恐れて挑戦しないという、非常に勿体無い選択です。

分岐点で現れるたびに、このような思考で決定したら、人生どれだけのものを得損なうか想像してみてください。

チャレンジしないと、知識も経験も増えません。

そうすると賢明な判断を下すためのデーターが乏しくなり、狭い世界でものを考えるようになってしまいます。

ですから、迷った時は「リスクを覚悟してやる」方を選ぶようにしましょう。

【チャレンジについては、こちらの記事もチェック!】

様々なことに関心を持つ

アンテナを常にはって、様々なことに関心を持払っていると、有益な情報をキャッッチする機会が増えます。

ある程度年齢を重ねると、「もうだいたいやり尽くした」と考えたり、「無理なことには手を出さない方が良い」などの諦めの心が先にきてしまうことがあります。

そうすると、「人や物事に興味が湧かない」「新しいことに関心が払えない」となってしまい、ますます狭い世界に入っていってしまいます。

そうすれば、見識のある賢明な判断は、当然できなくなってしまします。

そこで、様々なことに関心を持つ方法を考えてみましょう。

一番簡単な方法は、とりあえず行動することです。

何事にも興味がわかないというのは、行動力がなく実際の楽しさを味わっていないことが多いからです。

自分の経験をもとに、頭で想像して結論づけることと、実際に挑戦して、難しさや奥深さを体験するのでは、味わいが全く違います。

ですから、興味が持てない場合は、「どうせ面白くないのでは」「あんな感じのものだろう」と考えすぎずに、まず行動してみましょう。

そのようにすれば、興味の対象がどんどん広がることでしょう。

広い視点で物事を考える

社会は色々な価値観を持っている人で構成されています。

ですから、自分にとっては当たり前のことでも、違う人から見れば、「なんで?」と不思議がられることもあるのです。

そして視野が狭い人というのは、大抵の場合、自分の考えに凝り固まっていたり、自分の意見に賛同してくれる人の意見しか耳を傾けなかったりします。

そのような人は、一般的な意見もちゃんと受け入れるようにしていると言いながらも、自分の意見を裏付けるものや、賛同を得られる情報だけを取り入れるのです。

ですからどんなに調べてるといっても、自分の意見と同じものを探すだけの作業だとですから、一向に見方や考え方を広げることはなく、独りよがりな判断をしてしまいます。

しかし、賢明な判断をするためには、他の人の益も考慮に入れたり、最後まで達成できるような現実的なものでなければなりませんので、道理にかなった決定をするためにも、広い視野で物事を考えることは欠かせません。

ではどうすれば視野を広げることができるでしょうか?役立つのは、自分と反対の立場から物事を考えてみることです。

異なる立場に自分を置いてみると、下そうとしていた決定は、自分の益にしかなっていないことや、他の人から見れば滑稽だったり、理不尽なことだったということがわかるかもしれません。

そして改めて、「自分はなぜそれをしようとしたのか」自分の動機や目標を見つめ直す機会にもなるので、将来的にも有益な思考パターンを身につけることができるでしょう。

責任を持つ

よく耳にする言葉ですが、本当のところ「責任を持つ」とはどんなことが含まれるのでしょうか?日本では、責任をとって辞めることを、責任を取るとか持つということがありますが、本来は携わっていたことから離れることは責任をとっているのではなく、「辞めた」「解任された」と表現すべきです。

なぜなら、責任を持つというのは、「その仕事をするのは自分しかいないということを認識し、やり遂げる方法を考え、その方法を実行し、やり遂げること」だからです。

ですから、潔く辞めるというのとは真反対の、粘り強く、諦めない、不屈の精神でやり遂げることこそ責任を持つと言えるのです。

自分がやり遂げるということを強く意識していることは、現実的な判断をすることに繋がります。

上を目指し、高めの目標を建てるとしても、絶対に自分の手でそれを実現することを決意しているなら、もし無理ならやめようと考えている人とは全く違う賢明な判断ができることでしょう。

情報量を増やす

情報は判断力の基礎となります。

ですから情報量を増やすことは大切です。

しかしここで気をつけたいのは、ただ単に量を増やすのではなく、幅を広げるようにすることです。

つまり、情報の多様性に注意を払うということです。

特定の分野や、自分の興味のあることだけを掘り下げていくのではなく、様々なジャンルの情報を広く取り入れるということです。

ですからたまには、ウィンドウショッピングのような、目的のない情報収集をしてみるのも良いでしょう。

情報がたくさん流れているところで、向こうから飛び込んで来ることをまったり、ボーっと眺めてみたり、ひたすら受け取ることに専念するのです。

そうすると、今まで気に留めなかったことに気付けたり、思いもよらなかった分野の見聞を広げることができるでしょう。

賢明な判断ができない理由

みんなが「有意義ある人生を送りたり」「幸せになりたい」「達成感を味わいたい」「周りの人と協力して仕事を成し遂げたい」と願っているわけですから、賢明な判断をしたいと強く思っておられることでしょう。

でも、いざ自分が下した決定を振り返ると、「なんであんなことを言ってしまったのか・・・やってしまったのか・・・」と後悔することもあると思います。

また、「なぜあの時言わなかったのか・・・やらなかったのか・・・」という場合もあるでしょう。

そのように考えるときは、本当に残念な思いになることでしょう。

私たちは誰でも、避けたいと思っていることをしてしまう弱さがあります。

その理由を少し考えて、弱さを克服するヒントにしましょう。

心配性

誰でも未確定な将来のことを気がかりに感じたり、「大丈夫かな?」と不安に感じることはありますが、心配性の場合は、その不安が非常に強く、苦痛を感じるほどに過剰に反応したり、心配しすぎで生活に支障をきたしたり、対人関係でトラブルを抱えるほどになってしまいます。

例えば、一生懸命勉強をしてベストを尽くしてテストを受けた後、楽観的な人は「きっと受かる」と考え、普通の人は「受かるかもしれないし、落ちるかもしれない」と考えます。

しかし、心配性の人は「きっと落ちてる」と、まだ答えが出ていないのに心につ痛を感じたり、落ち込んだりしてしまうのです。

そのような物事の捉え方をしていると、良いところが見えなくなったり、挑戦する気持ちも薄れたり、失敗しても対処するエネルギーもなくなってしまいます。

ですから、自分や周りの人の益になる、賢明な判断が下せなくなってしまうのです。

誰かに判断を委ねてきた

自分で判断しなければ、判断を下す能力も責任も培われません。

他人任せや、成り行き任せの思考パターンが出来上がっていますのです。

自分で決めてなければ、当然自分が責任を持ってやり遂げようというきも起きませんし、何かあったら人のせきにすることさえあるかもしれません。

しかも自分で考えることさえしなくなってしまうので、どんどん判断力が落ちてしまいます。

何かを決める時には、「決まりだから」「言われたから」という視点でしか考えられなくなってしまうのです。

そうすると、柔軟な対応や、選択肢を増やすというバラエティーに富んだアイデアは生まれないので、狭い堅苦しい判断になってしまうのです。

損したくないと思っている

賢明という意味には、「他の人の益を考慮する」「思慮深さ」という意味がありましたよね。

自分のメリットだけを考えたり、自分は絶対に損をしたくないというような考え方の人は、人のことには無関心で、相手にとってデメリットがあっても自分が損をするよりは良いという判断をしてしまいます。

しかし、そのような自己中心的な考え方は、賢明の反対の愚かさになってしまいます。

しかも、損をしたくないと思っていると、リスクを冒して挑戦したり、新しいことを思い切ってやってみることもないでしょう。

ということは、安全に、失敗しないようにということを重視した判断をしてしまいます。

リスクを犯さなければ、リターンがないのは世の常ですので、仕事で業績を上げたり、何かを成し遂げるということは当然難しくなるでしょう。

賢明な判断ができるように意識しよう(まとめ)

私たちの人生の分かれ道はたくさんあります。

そして、選んだ道は決して優しい道ではなく、困難が待っていることもあるでしょう。

しかし私達全ては、自分だけの道を自分で選んで、進んでゆかなければなりません。

そして失敗したかなと思ったなら、そこから抜け出すための決定を下したり、なんとか乗り切る努力をして、自分の道を明るい方へ、正しい道へと調整していかなければなりません。

それら全てを諦めずに、またスムーズに行うのに、賢明な判断力は役立ちます。

今回の記事を読んで、「賢明な判断力とは何か」、また「どうすればそれを身につけることができるのか」役立てていただければ嬉しく思います。