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賢明な判断をするための5個の注意点(続き5)

自分がやり遂げるということを強く意識していることは、現実的な判断をすることに繋がります。

上を目指し、高めの目標を建てるとしても、絶対に自分の手でそれを実現することを決意しているなら、もし無理ならやめようと考えている人とは全く違う賢明な判断ができることでしょう。

情報量を増やす

情報は判断力の基礎となります。

ですから情報量を増やすことは大切です。

しかしここで気をつけたいのは、ただ単に量を増やすのではなく、幅を広げるようにすることです。

つまり、情報の多様性に注意を払うということです。

特定の分野や、自分の興味のあることだけを掘り下げていくのではなく、様々なジャンルの情報を広く取り入れるということです。

ですからたまには、ウィンドウショッピングのような、目的のない情報収集をしてみるのも良いでしょう。

情報がたくさん流れているところで、向こうから飛び込んで来ることをまったり、ボーっと眺めてみたり、ひたすら受け取ることに専念するのです。

そうすると、今まで気に留めなかったことに気付けたり、思いもよらなかった分野の見聞を広げることができるでしょう。

賢明な判断ができない理由

みんなが「有意義ある人生を送りたり」「幸せになりたい」「達成感を味わいたい」「周りの人と協力して仕事を成し遂げたい」と願っているわけですから、賢明な判断をしたいと強く思っておられることでしょう。

でも、いざ自分が下した決定を振り返ると、「なんであんなことを言ってしまったのか・・・やってしまったのか・・・」と後悔することもあると思います。

また、「なぜあの時言わなかったのか・・・やらなかったのか・・・」という場合もあるでしょう。

そのように考えるときは、本当に残念な思いになることでしょう。

私たちは誰でも、避けたいと思っていることをしてしまう弱さがあります。

その理由を少し考えて、弱さを克服するヒントにしましょう。

心配性

誰でも未確定な将来のことを気がかりに感じたり、「大丈夫かな?」と不安に感じることはありますが、心配性の場合は、その不安が非常に強く、苦痛を感じるほどに過剰に反応したり、心配しすぎで生活に支障をきたしたり、対人関係でトラブルを抱えるほどになってしまいます。

例えば、一生懸命勉強をしてベストを尽くしてテストを受けた後、楽観的な人は「きっと受かる」と考え、普通の人は「受かるかもしれないし、落ちるかもしれない」と考えます。

しかし、心配性の人は「きっと落ちてる」と、まだ答えが出ていないのに心につ痛を感じたり、落ち込んだりしてしまうのです。

そのような物事の捉え方をしていると、良いところが見えなくなったり、挑戦する気持ちも薄れたり、失敗しても対処するエネルギーもなくなってしまいます。

ですから、自分や周りの人の益になる、賢明な判断が下せなくなってしまうのです。

誰かに判断を委ねてきた

自分で判断しなければ、判断を下す能力も責任も培われません。

他人任せや、成り行き任せの思考パターンが出来上がっていますのです。

自分で決めてなければ、当然自分が責任を持ってやり遂げようというきも起きませんし、何かあったら人のせきにすることさえあるかもしれません。

しかも自分で考えることさえしなくなってしまうので、どんどん判断力が落ちてしまいます。

何かを決める時には、「決まりだから」「言われたから」という視点でしか考えられなくなってしまうのです。

そうすると、柔軟な対応や、選択肢を増やすというバラエティーに富んだアイデアは生まれないので、狭い堅苦しい判断になってしまうのです。

損したくないと思っている

賢明という意味には、「他の人の益を考慮する」「思慮深さ」という意味がありましたよね。

自分のメリットだけを考えたり、自分は絶対に損をしたくないというような考え方の人は、人のことには無関心で、相手にとってデメリットがあっても自分が損をするよりは良いという判断をしてしまいます。

しかし、そのような自己中心的な考え方は、賢明の反対の愚かさになってしまいます。