教養がある人は、全体の雰囲気から教養の豊かさが醸し出されているような人なのです。
そういった落ち着きも、やはり教養があるからこそですよね。
どんな人とでもコミュニケーションが出来るだけの幅広い知識があり、どんなシーンでも焦ることがない。
それが、心の豊かさと同時に、心の余裕を生み出しているのです。
そういった余裕が、落ち着いた行動や振る舞いに表われているんですよね。
教養がある人は、自分の教養を自慢することはないでしょう。
だけど、自分に自信は持っているはずです。
その自信に裏付けされた、堂々たる姿勢が、落ち着きを感じさせるのだと思います。
人の落ち着きは、生まれ持った性質もあるかと思いますが、教養がある人は、それだけ努力をしているということでもありますよね。
自分の努力によって幅広く知識を深め、様々な人の考えに触れることで、自分を磨いているからこそ、自分に自信を持つことができ、落ち着いた態度でもいられるのでしょう。
落ち着きは、やろうと思って出来るものでもないでしょう。
日々の鍛錬がにじみ出るものだと思います。
しかし教養を積んでいけば、いずれ落ち着いた姿勢も、自然と出来るようになるのです。
11.冷静に判断できる
冷静に判断出来るのも、教養がある人の特徴と言えます。
これもやはり、自分に自信があり、落ち着いていられるからでしょう。
何かを判断しなければならない局面で焦ってしまうのは、それだけ知識と経験が乏しいことが、ひとつの原因になっているはずです。
人は経験したことがないことや、自分の知らないことに出会うと、途端にどうしたらいいか分からずに焦ってしまいます。
教養がある人は教養を積んだだけ、どんな局面でも乗り切れる自信があり、落ち着いて思考を巡らせることが出来るのです。
自分がこれまでに得た様々な知識と経験、持ち前の柔軟な発想で、冷静に物事を判断することが出来るんですよね。
冷静に判断できるような落ち着いた大人になるためにも、教養を積み、色んな人とコミュニケーションをとることが大切なのです。
人との会話の中には、その人の様々な経験が詰まっており、それは自分の経験値にもなるのです。
ですので教養がある人は、実際には経験したことのない局面に遭遇したとしても、人から得た疑似経験を活用し、冷静な判断をくだすことが可能になるんですよね。
教養は、自分ひとりで身につけるものではなく、人との繋がりの中でも生まれていくものなのだと思います。
教養がある人は、それを知っているからこそ、人を大切にし、敬意を持って接することが出来るのだと思います。
12.感情的にならない
冷静な判断が出来るということは、感情的にならないということでもありますよね。
教養がある人は、自分の感情に左右されることがない人でもあるのです。
それもまた、落ち着きを生み出しているのでしょう。
人はどうしても、感情に左右されがちです。
ですが、感情に左右されると、大抵よい結果は生まれません。
冷静な判断はおろか、理性を見失った行動をしてしまうのです。
教養がある人は、人の立場に立ち、客観的な視点で物事を見られる人です。
たとえ自分の感情が沸いてきても、別の視点で考えることが出来るので、自分の感情のみに突き動かされることはありません。
もちろん、自分を大事にしていないという訳ではなく、自分を含めた“人それぞれ”の考えや気持ちを、客観的に見ることが出来るということです。
ですので、感情的になることはなく、冷静に正しい判断に基づいた行動が出来るのです。
13.様々な経験を積んでいる
これまでにもお話してきた通り、教養がある人は、幅広い知識と共に、様々な経験を積んでいる人でもあります。
その経験は、自身の実際の経験を含め、人とのコミュニケーションの中からも培われてきたものでしょう。
自分の経験で学び、人の考えに触れる中で感じ…自らの経験以上の経験を、積んだ状態になっているのです。