もちろん、実際に経験してみないと、物事の本質は分かりません。
だけど人が経験出来る事は、限られていますよね。
限られた時間の中で、自分が実際に触れられる物事には、限度があるのです。
教養がある人は、そういった実際の経験を積むことも厭わないと思いますが、それだけではなく、人の経験も自分のものとして、学ぶことが出来るのです。
それも、人の立場に立って物事を見たり考えたり出来る、教養がある人だからこそ出来ることなんですよね。
教養がある人にとって、人の経験を聞き、学ばせてもらえることは、とても貴重な体験となっているのだと思います。
14.学習能力が高い
そしてもちろん、学習能力が高いのも、教養がある人だと言えます。
その学習能力の高さこそが、幅広い知識や経験を積むことにも役立っているのでしょう。
学習能力とは、簡単に言うと覚えるのが早いということですよね。
先程お話したように、理解力があることも、学習能力の高さだと言えると思います。
普通人は、繰り返し経験することで学び、習得していくものです。
それが、一度見聞きしただけで覚えることが出来たり、少ない経験で習得出来たりすることが出来れば、学習能力が高いことになります。
学習能力が高いと何が良いのかというと、一番は時短が叶うということですよね。
短時間で物事を習得出来れば、その分他の人よりも先に進むことが出来ます。
同じ時間を使って、多くの事を学ぶことが出来るのです。
また、理解力があるということにもなりますので、それをすぐさま仕事や日常に活かすことも出来ますよね。
学習能力が高いことで、人より多くの事を学ぶことができ、知識の幅も広がります。
短時間で習得出来れば、それを経験する機会も、人より早く、多く訪れます。
教養がある人の知識と経験は、その学習能力の高さゆえに可能となっているとも言えるのでしょう。
15.話し方が上手
教養がある人は、話し方が上手だったりもします。
話し方が上手な人は、頭の良い人でもあるんですよね。
一方的に自分の見地から話を展開するのではなく、様々な知識を活用しながら、人の立場に立ち、分かりやすく話をすることが出来るのが、話が上手い人の話し方です。
ただ、頭が良くても教養がない人だと、自分の知識をひけらかすだけで終わってしまいます。
聞いている相手が知識のない人なら、難しい話を聞いてもちんぷんかんぷんですよね。
「なんだか難しそうな話をしているなぁ」とは思っても、話の内容を理解することは出来ません。
それは結局、独りよがりな話し方であり、理解してもらえないのなら、話す意味もありませんよね。
頭が良さそうなことを、自慢したいだけです。
頭が良いだけの人は、このタイプの人が非常に多いです。
そのことからも、「頭が良い=教養がある」ということではないことが分かりますよね。
教養がある人は、せっかくする話ですから、相手に理解してもらいたいと思います。
ですので、相手の立場に立って、分かりやすく言葉を選んで話をするのです。
それは決して、知識がない人にレベルを合せてやる!という傲慢な態度ではありません。
話をしたい、分かってもらいたいという、純粋な思いから来る行動です。
話し方が上手であることも、相手への思いやりなんですよね。
教養がある人は、相手に合わせて話が出来る人でもあるのです。
教養を身につけるのは大人のマナー
マナーのある人が、教養のある人でもありますが、教養を身につけることこそ大人のマナーでもあるのです。
若いうちは、若さでカバーできるかもしれませんが、ある程度の年齢になればそうもいきません。