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オトメンな人の14個の特徴(続き2)

それまでオトメンは変わった人、女々しい人、女っぽいなどというイメージと混同され、肩身の狭い思いをしてきた人も少なくないはずです。

2009年新語・流行語大賞の候補に選ばれた

オトメンとは2009年に新語・流行語大賞の候補に選ばれました。

流行語大賞の候補に選ばれる基準とては、世相を代表する言葉であるか、多くの人の目・口・耳をにぎわせたかという事が基準の一つとなります。

それだけ、2009年にオトメンと言うものの実態が暴かれ、多くの人が騒ぎ立て、世相を表す言葉であったという事ですね。

また、現代用語の基礎知識という本の読者アンケートも参考になっているという事で、オトメンと言う言葉がかなり浸透したきっかけがあったという事ですね。

この年くらいから、オトメンと言われるような男性も、自分を隠すことなく、好きなことを好きなようにできてきたことでしょう。

肩身の狭い思いをしていたり、自分は変なのかと悩んでいた男性も、安心したと思います。

少女マンガ『乙男』

オトメンと言う言葉が多くの人に知られたきっかけは少女漫画の「乙男」というものです。

少女漫画が発端となり生まれた言葉で、多くの人に知られるようになったのですね。

あらすじ

少女漫画「乙男」のあらすじをご紹介します。

主人公は正宗飛鳥という男性で、男勝りな女性、都塚りょうに恋をするという内容です。

主人公の正宗飛鳥はたくましい男気があり、見た目もかっこよく完璧な男子高校生と言われるほどの男性です。

女子からの人気がかなり高いものの、同性からも慕われており、本当に完璧な男の中の男だと言われていました。

しかし、そんな完璧な正宗飛鳥には、ある人には教えられない重大な秘密があったのです。

それは正宗飛鳥のイメージからは大きくかけ離れる物だったからです。

それが裁縫が趣味、可愛いものに目が無い、キラキラしたものも好き、料理の腕はプロ並みで作ることが大好きという乙女ちっくな趣味、思考を持っていたのです。

ブルーよりピンクが好き、苦いコーヒーより甘いキャラメル巻きアートが好き、カエルや蛇などは嫌いと言ったような性格でした。

そんな正宗飛鳥は必死にその本性を隠していたものの、都塚りょうという女性に惹かれてから、徐々に本性が見え隠れしてきてしまったのです。

飛鳥の父親は実は女性になりたかったという気持ちをひた隠していた人で、ある日突然「本当はずっと女になりたかったんだ!」と母と飛鳥の前で告白し、居なくなってしまいました。

それが母親のトラウマとなり、女性らしさを極端に嫌う母親に飛鳥は育てられ多のです。

誰にもその本性を相談したり見せることが出来ない正宗飛鳥は女性らしいものを封印し、自分だけの秘密として隠し、悩み苦しんできました。


して都塚りょうとの恋愛においても自分の秘密によって四苦八苦します。

一方飛鳥が惹かれた都塚りょうは見た目は美少女であり、料理や裁縫も得意に見えるのに、実は全くできない女性です。

複数の男子高校生にカツアゲにあっていた男子を前に一人で助けに行ったり、警官である父親に育てられ、格闘技などを習い強い女性なのです。

乙女チックな考えを持つ飛鳥は良く少女漫画も読むため、恋愛を徐々に進めアプローチしていく者の、かなり鈍感なりょうは全く飛鳥の気持ちに気づきません。

そんな時にライバルとなる多武蜂一というライバルの出現などの困難もありながら恋愛に奮闘するオトメン正宗飛鳥が描かれている漫画です。

別冊花とゆめに連載

作者、管野文の乙男は別冊、花とゆめに連載されています。

興味がある方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

正宗飛鳥にキュンキュンしたり、飛鳥とりょうの関係にどきどきしたり、ライバル出現や上手く恋愛に発展しない二人の様子などに切なくなったりと楽しめる漫画です。

別冊花とゆめの乙男は書店で1冊約400円ほどで購入できますし、電子書籍にもなっているのでスマホなどで手軽に読むことも可能です。

別冊花とゆめの乙男は全部で18巻となります。

2009年にはドラマ化

2009年8月には少女マンガ乙男がオトメンとしてドラマ実写化されました。

主人公の正宗飛鳥役を演じたのは岡田将生さん、都塚りょう役は夏帆さんです。

岡田将生さんがハマり役で、漫画の世界観が忠実に再現されていて違和感がない、ドラマ化してよかったと、少女漫画「乙男」のファンも大絶賛のドラマ化でした。