大人の顔色ばかりを伺う子供はかわいそうでもありますが、空気が読めないのも、人の気持ちがわからないという致命的な欠点になるので、きちんと教えていかないとですね。
ただ、空気の読めない子供から、みんなの前で失礼なことを言われたり、みんなが楽しんでいる場を台無しにされたら、やはり嫌だなと思ってしまいますよね。
疲れるから
子供と数時間一緒にいて別れた後、体が重く、頭がぼーっとするような、なんとも言えない疲労感を感じたことがある方も多くいらっしゃると思います。
まるで、自分が持っていたエネルギーを全て子供に吸い取られたような気分で、抜け殻になったように呆然としている自分をみて、「子供って疲れる」となるべく接しないようにしようと、心に決めた方もいらっしゃるでしょう。
毎日世話している親なら、もっとである。
疲れ果てて、外見にも変化が現れることも多いです。
なぜ子供といると疲れるのかというと、休憩時間がないからです。
常に気を張って子供に危険がないか、お腹が空いていないか、汚れていないか、危ないことをしていないか気を配っていなければなりませんし、実際に世話をしなければなりません。
さらに小さい時は、泣きますし、少し大きくなったら、ひっきりなしに話しかけたり、質問ぜめにもするので、頭がフル回転になるのです。
「これ何?」「なんで?」「どうして?」「あのね」「ねえねえ」ずーと話しかけられ続けるということは、自分の思考を占領されるので、非常に疲れます。
そして、どんなに質問に丁寧に答えたり、話を聞いてあげても、決して子供は満足することなく、次から次にテーマが代わり、エンドレスに続くのです。
生理的に無理だから
生理的に無理とは、感覚的に合わない、考える余地もないほど嫌ということを表しているので、感情が関係する「嫌い」よりも、もっと「本能」に近い部分で拒否している感覚がします。
「理由や理屈ではなく嫌」という、何かがあったわけでもないのに、容姿や行動などが気に入らない、受け入れられないと感じる時に「生理的に無理」と言います。
ですから、そう言われてしまうと、取りつく島もなくなってしまうのですが、特定の子ではなく、子供全般に感じる場合と、子供ならではの行動を見た時に感じる場合、または、ごく限られた子だけ(兄弟の中でも上の子だけに感じたり、男の子だけに感じたりするなど)の場合があるでしょう。
知らないものに警戒心を感じて、無理と思うこともありますので、子供全般に感じたりする場合は、きっと今まで子供と接する機会が少なく、未知の生物のように感じる結果かもしれません。
特定の子だけの場合は、何かその子の中に見える、自分が嫌だと感じることや、過去のトラウマ、疲れすぎなどの影響を受けている場合が考えられます。
わがままで自分勝手だから
ご飯が食べれなくなるからダメと言われても「おかし食べたい」と泣いたり、もう帰らないといけない時間だからと説明しても「まだ遊びたい」とキーキー言っていたり、買わないよと言っても「これが欲しい」とおもちゃの前で座り込んだりする子供を見ると、なんてわがままなのかと嫌気がさすことがあります。
さらに自分の思い通りになるまで、泣き続けたり、拗ねたりするなら、イライラが止まらないと同時に、その子の将来が本当に心配になるのではないでしょうか?
そもそも子供のわがままに思えるような言動は、まだコミュニケーション能力を身につけていない幼子が、自分の意思表示をしていると捉えることもできます。
自分の希望や感情を相手に伝えたり、自己主張することは、社会人として非常に大切な能力になりますが、子供は毎日の生活で、正しい方法を学んで行く必要があるのです。
ですから、悪いのは、子供自身よりきちんと躾けていない親になります。
親がダメと言ったのに、子供が粘ると許してしまったり、気分や状況によって言うことを変えたりするなら、子供は「自分の主張を通すためにわがままをいうことは有効な方法だ」と感じて多用するようになります。
ですから我が子がわがままで自分勝手だから困るという方は、子供の教育について見直す必要がありますし、周りにいるわがままな子を見る時に、嫌だなと思うなら、その責任者をよく観察して見てください。
きっと子供ではなく、周りにいる大人が悪いと思うことでしょう。
うるさいから
子供はとにかく騒がしいです。
大声で喋ったり、奇声を発したり、泣いたり笑ったりも、コントロールせずにフルボイスでします。
しかも、大人にはわからないタイミングで突発的にも叫びますし、自分が疲れるまで泣き続けたりするので、耳障りです。
さらに、どんどん歩いたり、物を落としたり投げたり、走り回ったり、飛び跳ねたり、色々触ったり、物音を立てて動き回るので、本当にうるさい存在です。
子供が一人いるだけで、静寂は一気にかき消されてしまいますね。
それが、本屋さん、図書館、電車の中、病院など、本来静かにすべき場所で怒ると、嫌悪感を抱く人は多いようです。
、静かに本を読んだり、ゆっくり休んだり、具合が悪い時は特に物音が気になりますよね。
しかもそんなうるさくて、みんなの迷惑になっている子供を、連れている人が注意しないと余計に腹立たしく感じます。
そうなると、子供嫌いに拍車がかかってしまいます。
大事なものを壊されたなどの経験
子供は加減や物の価値を知らないので、クリスタルの高価なグラスであっても、平気でテーブルにバンバンと打ちつけます。
また、これは人が大事にしていると感覚も分からないので、思い出の品であろうが世界に一つしかない物だろうが、投げたり汚い手でさわっったりします。