無理されていると思うと、子供ながらに疲れるのか、その人に懐かないと言われています。
そうすると、無理している本人も疲れますし、こんなにしているのになぜ?と不満も出てきて、子供嫌いが加速されるという悪循環に陥ってしまいます。
それよりも、あくまで自分ができる範囲で子供と接するというスタンスで、ナチュラルな素の自分を見せるなら、子供も自然と寄ってくるかもしれません。
言葉使いなども、無理して赤ちゃん言葉や、子供っぽい話し方をするよりも、自分が普段使っている言葉遣いを、子供がわかるようにゆっくり話したり、明快に話すだけで十分コミュニケーションをとることができます。
年齢にもよりますが、子供はたいてい子供扱いされるよりも、対等に接してくれる人を好むので、素の自分でいた方がお互いにとって良いでしょう。
開き直る
「子供を好きになれないなんて・・・」「子供と一緒にいるのが辛くて、働きに出たいけど・・・」と感じている親御さんや、子供はいなくても子供をどうしても好意的に見れない方は意外と多いようです。
しかし、「親なら子供を愛して、その子のために自分を犠牲にするのが当然の義務」、「社会で子供を育てるのは、国の未来のため」という常識と、自分の中で湧き上がってしまう感情の板挟みで、「・・・」の後に続くのは、罪悪感や劣等感でしょう。
みんなが可愛いものだと感じる子供を、どうして自分は好きになれないのか悩むかもしれませんが、その悩みは自分を苦しめてしまうかもしれません。
自分を追い込みすぎて、自尊心をなくす前に、「好き嫌いは仕方ない」「嫌いなものは嫌い」と開き直ることも大切でしょう。
嫌いという感情が自分の中にあることを認めてあげない限り、前に進むことはできません。
ですから、自分はこどは嫌いだけど、きちんと世話をするために、こんな考え方をするようにしたとか、こんな風に子供を見るようにしていると、認めた上で、子供と上手に付き合える方法を探すと気が楽になるでしょう。
気持ちを分析する
子供は、自分の気持ちを上手に表現することができません。
ですから、ただただ泣き叫んだり、嫌だと繰り返したりします。
それは、寂しいからなのか、辛いからなのか、そしてなぜそう感じるのか、どうして欲しいのかを子供自身も分からないことが多いのです。
ですから、大人が汲み取ってあげる必要があるのです。
この作業を、子供嫌いの方は面倒だと思われるかもしれませんが、この、人の気持ちを分析するということは、全ての人間関係を良好なものにするのに役立ちます。
恋人や夫婦間でも、なぜそんな態度をとるのか気になった時に、状況や過去にあったこと、ちょっとした言葉で相手がどんな気持ちになっているのか考えて、それに配慮を示すなら和やかに問題を解決することができるのではないでしょうか?
ビジネスの上でも、相手の立場や気持ちを気遣うなら、スムーズに仕事ができるようになります。
子供は、大人よりもシンプルに感じることが多いので、子供の気持ちを分析することは、大人同士のコミュニケーション能力を磨くのにも助けになるでしょう。
泣き叫んでいる子に、ただ「泣き止みなさい」というのではなく、「どうしたの?本当はもっと遊びたいから、お家に帰るのが嫌なの?」と子供の気持ちを、大人が表現してあげることにより、子供とのコミュニケーションがうまくとれてストレスが減ることが多いようです。
自分も子供だったことを思い出す
自分も子どもっだ時に、大人に同じように迷惑をかけていて、それを我慢してくれたり、正してくれたり、教えてくれたから今があると思えば、少し子供に対して、辛抱強くなれ流かもしれません。
一緒にたくさん遊ぶ
たくさん遊ぶなんて、子供嫌いの人にとったら、残酷な要求かもしれません。
しかし、一緒に楽しく遊ぶコツを掴めば、子供と過ごす時間は苦痛ではなくなります。
そのコツとは、自分が楽しことをすることです。
子供の好きなことに付き合うだけでは、嫌気がさしてしまいますが、自分のやりたいことに、遊びとして子供を巻き込むことができます。
子供は遊びを作り出す天才ですから、楽しそうにしている人と一緒だと、洗濯物を干すことや、読書であっても何かしら興味を持つことを見つけて遊んでくれます。
さらに、お昼寝がしたいときは、布団の上でできる遊びをやりながらゴロゴロすることもできます。
ですから、また公園か〜とがっかりしないで、自分のペースに子供をどんどん巻き込んでしまいましょう。
心にゆとりを持つ
母親の多くは、育児と家事と仕事に追われていっぱいになっていますよね。
また、母親だけでなく、ストレス社会である現代では、皆仕事ややるべきことに追われて、必死で毎日過ごしています。
ですから、その社会のペースを、おかまいなしで引っ掻き回す子供に腹立たしく感じてしまうのかもしれません。
心や時間にゆとりがあるなら、子供のいたずらや失敗も、そんなに目くじら立てることでもないのではと思えることでしょう。
ですから、忙しい子育てでも、一時保育を利用して自分の時間を持ったり、早寝早起きなど規則正しい生活習慣を身につけて、心身ともに健康な状態を維持できるようにしましょう。
良いところを見てあげる
ある教育評論家が、「子供の良いところを100個書き出してみましょう」という講義をされると、親御さんは一斉に「無理、そんなにない」と言われるそうですが、無理にでも、なんとか探してみてくださいと始めるそうです。