本を読んでいるとき、テレビで専門家がコメントをしているとき。
「往々にして」という言葉が使われていた。
でも、こんな言葉これまでに聞いたことがないし、どんな意味を持っているんだろう?それに「オウオウ」ってなんやねん!と自分つっこみを入れてしまった人もいるのではないでしょうか。
日本語には日本人でも理解しがたい言葉がたくさんありますよね。
そのなかのひとつが「往々にして」という言葉かもしれません。
それにこの言葉を知っておけば、難しい書物で辞書をひくこともありませんし、楽しみながら難しい専門用語の呼び買う番組を見ることができるかもしれません。
でもなかには「この意味くらいしってるし!」という方もいらっしゃいますよね。
残念なことにこの言葉は、間違った意味で使われているのもよく見受けられるんです。
もしかしたらあなたも間違った使い方をして、こっそりと恥をかいているのかも?間違った意味も含め、「往々にして」という言葉を勉強していきましょう♪きっとあなたの語彙力がアップし、周囲の人から見直されるかもしれません!
往々にしてってどういうこと?
「往々(おうおう)にして」という言葉を感じだけ見ると、なんとなく「繰り返されることなのかなぁ」なんてカンの鋭い方であれば感じているはず。
なぜならば、お医者様が自宅まできて患者さんをみることを”往診”といいますよね。
その漢字では、「診察するためにこちらにきてくれること」を意味しています。
それにお医者さまは、診察をした後に病院に帰っていきますから、いったりきたり=往復するのと同じ意味を持っているんです。
でも「往々にして」となるとその意味は、ちょっと違うものになります。
ですから、ここらで往々にしての意味をチェックしておきましょう。
往々にしての意味
日常生活のなかでは「往々にして」なんていう言葉はあまり使われないので、もしかしたら初めて見聞きした方もいらっしゃるかもしれませんね。
反対に生活の中でよく使っている人が身の回りにいるために、なんとなく意味は理解しているけれどしっかりと理解できずに会話をしっかり把握できていない!なんていう方も。
そうなると会話を返すのにも一苦労ですし、難しいですよね。
往々にして、ってとても難しそうな意味を持っているかのように見えるんですが、実はそんなことないんです♪
よくあるさま
往々という言葉が、よくあることという意味を持っています。
そのため、往々にしてという言葉になっても「よくあるさま」であることには変わりありません。
例えば、よく寝坊する人がいる場合に「あの人が寝坊して遅刻するのは往々にしてある」と使ったりします。
この文章の意味は、すぐにお分かりいただけたかと思いますが「あの人が寝坊して遅刻するのは、よくあることなんだよね」となります。
あなたの生活の中にも、よくあるなぁなんていうことがあるのではありませんか?
そうなる場合が多い
よくあるさま・・・の意味とほとんど同じですが、いつもほぼ同じパターンになる傾向が高いことも往々にしての意味になります。
こうすれば、ああなってしまう確率が高いというときなどに往々にしてという言葉が使われます。
それにこれまでの生活のなかでそのような特定のパターンを見つけていれば、なんとなくこの後もこのようになっていくんだなぁ・・・なんていうのを感じられるはず。
多々あること
往々にして、は多々あることという意味も持っています。
多々あるとは、たくさん起こっているということです。
例えば大震災が起きた後には必ずどこかで震災がおこります。
それって多々あることですよね。
そこに”確実性”が含まれています。
そのようにパターンがわかっており、さらにそこに確実性があるもの、またその確実なものが多く起こっていることを示しているんです。
あなたの生活パターンのなかで、寝坊する前日は夜更かししていることが多いのでは?そのようなときにも使われます。