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往々にしてとはどういう意味?よくあ...(続き5)

間違いとまでは言い切れないが、不自然

これまでに「嬉しい報告は往々にしてあるものだ」「人の幸せは往々にしてあるものだ」という例文をご紹介してきました。

「往々にして」というのは、基本的によくないことに使われる言葉なのでそれらの文章で使われるのには、違和感を感じた方もいらっしゃったのでは?その違和感を大切にしてください!それは、あなたのなかで正しい”往々にしての意味”を取得できているということになります。

しかし、なかには「どうしてかいまだにわからない」という方もいるはず。

そんなあなたにお伝えしたいのは、まずはその文章が「よいことなのか、よくないこと、どちらを伝えようとしているのかをチェック」するのを怠らないで!文章読解能力に問題があると思うのであれば、読解する練習を重ねるしかありませんが、日常会話程度のものであれば瞬時に判断できますよね。

そのときに「往々にして」の使い方が果たしてあっているのかを自分の中で考えるだけなんです。

また、「往々にして」は”基本的”によくないことに対して使われる言葉です。

なかには、良い意味や中間的な意味を持っているものに当たり前のように「往々にして」を使っている方がいます。

それはそれで間違いではないんですよね。

でも、本当の「往々にして」の意味を知れば不自然きわまりありません。

ですから、あなたは今回ご紹介した意味にそって「往々にして」を使うようにしてくださいね。

往々にしての類語

”往々にして”という言葉の使い方や悪い使い方の例を見てきました。

使い方を見たことによってなんとなくでも往々にしてを使えるような気持ちになれたのではないでしょうか!しかし、まだ曖昧なところがあるなぁ・・・なんて感じている方もいるはず!そんな方は、ぜひ”類語”をチェックしてみましょう。

類語とは、ほぼ同じ意味を持っている言葉になります。

そのため、”往々にして”の言葉の意味を理解できなくても、これからご紹介する類語の意味を理解しておけば、「往々にしてってこういニュアンスなんだな」なんておおまかなイメージをつかめるはず。

では、さっそくみていきましょう。

時々

時々(ときどき)時間によって、ある物事の頻度を伝える言葉です。

意味は、頻度が低いさま、そのときそのときの…となっています。

往々にして、という言葉では”よくあること”という意味を持っているのを覚えていますか?時々という言葉は少し回数の頻度は違うものの、物事が起きる頻度を表す言葉としては類語なんですね。

「時々、ふと空を見上げる」「時々、元恋人の顔がふっと頭に浮かぶ」このふたつの例文では、”毎日、時間をおうごとに思い出しているというわけではない”ということを理解できるはずです。

たまに空を見上げる。

いっつも空を見上げているわけではありません。

元恋人の顔も常に思い出しているわけではなく、急にフッと頭の中にうかんで思い出してしまうという内容の例文になります。

時折

時折(ときおり)も時々と同じく、ある物事の頻度が低いさまをあらわす言葉になります。

ときたま、たまに・・・なんていう意味があります。

時々とほぼ同じくらいの頻度を表しているので、時々と同じように使うといいでしょう。

また、これは往々にしてという言葉の意味よりも頻度が低いことを伝えているのを忘れずに。

さきほどの例文を使うと「時折、あの人は空を見上げている」「時折、元恋人の顔が思い浮かぶ」となります。

意味は”時々”のさいにご紹介したものと同じです。

たまに

”たまに”の意味は、まれに(珍しいということ)、思い出したかのようにとなっています。

時折という言葉の意味に”たまに”とありましたが、まさしく時折と同じく頻度の低い物事のことをあらわすときに使います。

例えば、いつもはめったに寄り道をしない人がいたとしましょう。

その人が「たまに買い物に寄り道している」となると、「思い出したかのように珍しく買い物にいった」ということになります。

たまに、という言葉は日常会話でもよく使われていますが、きちんとした意味を説明できない方が多いのでは。

これを機会に”たまに”の意味も覚えてしまいましょう。

割と

割とという言葉は、「わりに」という言葉と同じ意味を持っています。