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驚愕とはどういう意味?よくある使い...(続き3)

非常に驚かされたり、大きな驚きを感じたり、それに伴って唖然とさせられたり、呆然となったり、動揺させられることもあるという事が理解できます。

そして「驚愕させられる」状況のほとんどは、突然自分の身に降りかかったり、予想もしていなかった出来事に遭遇したり、あまりに意外過ぎる場面や状況の時に感じることが多い感情であることも分かりますね。

では、人は「驚愕させられる」時にどんな感情を抱くのでしょうか。

「驚愕」する時には私たちはそれに伴ってさまざまな感情を共に感じるようです。

そしてそれは嫌な感情であることもあれば、逆にプラスに働く幸せな感情であることもあります。

驚愕には2つのパターンがある

驚愕に伴う感情はネガティブなものと、ポジティブなものと、2つのパターンがあるということです。

ショッキングな辛い状況に遭遇した時は、悲しみや怒りといった感情を共に感じるでしょうし、逆に感動的で素晴らしい出来事に接した時には、驚嘆させられて喜びや幸せを感じることがあるでしょう。

これから「驚愕した」時に感じるさまざまな感情について取り上げていきます。

まず考えるのは“ネガティブな感情”です。

驚愕に伴うネガティブな感情には「怒り」「悲しみ」「恐怖」「混乱」「緊張」といったものがあるようです。

一つ一つ見ていきたいと思います。

驚愕のネガティブ感情

怒り

頭をガーンと殴られたような、あまりに衝撃的な出来事に直面したり、ショッキングな場面に遭遇すると、その衝撃やショックが強ければ強いほど怒りの感情に変わっていくということがあります。

愕然とするようなショッキングな状況に遭遇すると、ほとんどの人は深く心を傷つけられたと感じるものです。

その傷ついた感情をどのように受け止めたらよいか、どうしたら解消できるのか、分からなくなってしまいます。

「なんで私だけがこんなつらい目に合わないといけないのか」なんていう感情も沸き起こってくるかもしれません。

そうすると、そうした傷ついた自分を守ろうとする感情が働くようになります。

それはある場合には、自分にこうしたつらい気持ちを味わわせた対象に対しての強い怒りとして表れてくることがあるかもしれません。

たとえば、すごく信頼していた友人から裏切られた時や、とても大切にしていた恋人から理不尽な理由で一方的に別れを告げられた時、あまりの突然の衝撃的な出来事に茫然自失の状態になってしまうでしょう。

その強い動揺や衝撃を少しでも和らげて、自分の身を守ろうとして、それはやがてその友人や恋人を恨んだり、強い憎しみの気持ちへと変化していくことがあるかもしれません。

その強い怒りの感情が、自分の身を守ろうとするように働くということなのです。

悲しみ

自分の大切な家族や愛する人が突然亡くなった時などは特に、驚愕すると同時に悲しみの感情を強く味わうものです。

思いもよらなかった愛する人の死に直面すると、その時はただただ呆然とした状態になってしまうでしょう。

死んでしまった現実を受け止めることができず、何も考えられなくなったり、あるいは感じない状態が続くかもしれません。

それは怒りの時と同じで、自分を守ろうとする感情が働くからです。

一時的に感情にふたをすることで、あまりにショッキング過ぎる出来事から目を背けようとするのかもしれません。

でも時が経過していくとともに、愛する人がもういない、という現実に嫌でも気付かなければいけなくなっていきます。

いつも一緒に行なっていた日課を一人でこなす時や、二人でよく行っていた大切な場所に行く時などに、「ああ、もうあの人はいないんだ」という現実を嫌でも受け止めなければいけなくなってしまうでしょう。

その現実にぶつかる時に、どっと悲しみの感情が押し寄せてきて、涙が止まらなくなったり、あまりに悲しすぎて一人で生きていく自信がない、とまで感じてしまうかもしれません。

耐え難い感情を何かの対象に怒りとしてぶつけてしまう、ということさえあるかもしれません。

このように驚愕する出来事に遭遇すると、時間の経過とともにさまざまな感情が押し寄せてくるということがわかるでしょう。

恐怖

「驚愕する」ことと「恐怖を感じること」は感情としては似ているように思うかもしれませんが、これはまったく別の感情で、やはり驚愕と連動して味わうものであると言えます。

驚愕するというのは、まったく予期していなかったことや、あまりに突然のことに面した時に感じる驚きや衝撃や動揺のことです。

その時は、ただただびっくりするだけで、何も考えられないかもしれません。

しかし、そのびっくりさせられた出来事や、衝撃を現実として認識して受け止めた時に、やがてそれが恐怖へと変化することがあります。

たとえば、自分が一人で暮らす家に帰宅したところ、家の中に泥棒が入っていて遭遇したとします。