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驚愕とはどういう意味?よくある使い...(続き4)

最初に感じるのは、その予想もしていない場面にただただ「驚愕して」しまいます。

でもそれが泥棒だと次に認識した時に、その驚愕は一気に恐怖へと変わっていくでしょう。

このように、恐怖という感情が伴うこともあるという事が分かります。

混乱

自分がまったく予期していなかった事に遭遇したなら、きっとその事実を受け止めたり、整理して考えられるようになるまではしばらく時間がかかるでしょう。

もちろん驚愕するようなショッキングな状況を経験したり、見聞きするといちばん初めは「頭が真っ白になって何も考えられない」とか「言葉が出ないほどの放心状態」になるものです。

でもその次にくる感情として、「いったい何が起きているのか理解できない」とか「何が何だかよく分からない」といった混乱した気持ちが襲ってくることもあるでしょう。

混乱するとは、「物事が入り乱れて秩序を無くすことや、整理がつかなくなる」状態を指していますから、起きている現実を冷静に受け止められるまでには多少の時間がかかることもあるかもしれません。

緊張

自分で予測を立てていた事を行なう時であっても緊張を感じることがあります。

予想もしていない場面に遭遇したら、なおさら緊張するのではないでしょうか。

たとえば、一人暮らしの彼氏の家に招かれて、ウキウキして出かけていったら実は彼のお母さんが待ち受けていた、なんていう状況だったら、それはかなり「驚愕させられる」場面です。

その衝撃や動揺の感情の後には、緊張も付いてくることでしょう。

緊張というのは、ただ心臓がドキドキ・バクバクするだけではありません。

人によっては冷や汗が止まらなくなったり、顔が引きつったりするかもしれないですし、手足の震えが止まらなかったり、声が震えたり、うわずった話し方に表れるかもしれません。

顔色が青ざめたり、逆に赤面してしまう人もいるでしょう。

このように驚愕の感情は、緊張が表情や、顔や体の異常という形で表れてくる場合もあるという事が分かると思います。

驚愕のポジティブ感情

驚愕させられるのは、いつもマイナスで嫌な場面や状況ばかりではありません。

「嬉しいサプライズの知らせに驚愕させられた」なんてこともあるように、ポジティブな感情が伴うこともたくさんあるのです。

では次に驚愕に伴うポジティブな感情の幾つかを取り上げて考えていってみましょう。

それは、「喜び」「笑い」「安堵」そして「好奇心」といった感情です。

それらの感情が「驚愕する」ことにどのように関わって引き起こされていくのかを考えていきたいと思います。

喜び

驚きが喜びに変わる瞬間に遭遇したことはありますか?「え~うそでしょ?!」といったような、驚きと喜びが入り混じったような感情を味わった経験は、意外とほとんどの人があるのではないでしょうか。

たとえば、「まったく想像もしていなかった二人が結婚することになった」とか、「結婚のけの字もなかった子供が、結婚したい相手がいると言ってきた」時には、意外過ぎる出来事にびっくり仰天するかもしれません。

が、次の瞬間それは「おめでとう!」という喜びの感情にとって代わります。

奥さんから「待望の赤ちゃんができた」という知らせを聞いた時にも同じような感情を味わうことでしょう♪

他にも、友人からサプライズでお祝いを計画してもらった時や、恋人や伴侶から思いがけないプレゼントをもらった時などにも、突然の事や予想外の出来事に「驚愕」しながらも、それは心から喜びを感じられる、素晴らしい時間になるに違いありません。

笑い

私たちはさまざまな場面や状況で「笑い」ます。

笑うことは、自身の感情や体験したことに伴って生じるものであると言われています。

ということは、「驚愕した」体験をした時にも笑いという形で感情が現れることもあるという事です。

嬉しい時や楽しいと感じている時はもちろん、心から笑うものです。

先に取り上げた喜びを得られる経験を味わった時にも、きっと笑顔も自然と出てくることでしょう。

でもそうした時だけでなく、あまりに悔しい時や呆れてしまう場面の時にも、笑うことがあります。

「もう笑うしかない」ような、衝撃的な出来事に遭遇することもあるかもしれません。

さらに、極度の緊張を味わったり、ストレス状態に置かれた時にも、「なぜか笑いが止まらない」という時があります。

これはストレスや不安を和らげようとして、自分を守ろうとする感情が働くからです。

いずれにしても、笑うことは心身にも良い影響を与えます。