「えぐい」という言葉は、全国の中でも特に関西圏でよく使われています。
「めっちゃ“えぐい”やん!」「“えぐい”ことするなや!」など、割と日常的に使われているようですね。
そのほかの地域の人からすると、若者言葉という印象が強いかもしれませんが関西方面では方言的な雰囲気で使われています。
1.えげつない、に近い
関西では「えげつない」という言葉があります。
今では全国で布教していますが、元はと言えば「えげつない」は関西方面から生まれたもので“言動がいやらしい・骨である”というような不快な状況を指す言葉だったのです。
関西方面で「えぐい」というのは、「えげつない」と似たような感覚で使われているようです。
【えげつないの意味については、こちらの記事もチェック!】
えぐいの例文
最後に「えぐい」という言葉を使った例文を紹介しますので、使い方の参考にしてみてください。
1.今日の暑さはえぐい
暑さに対して「えぐい」というのは“キツい”という意味と同等です。
しんどい・辛いというような状況に対して用いています。
この場合、気温と気候にが我慢できず耐えがたいくらい暑いということを表しています。
2.あのイケメン、えぐいカッコ良さだ
人に対して「えぐい」と使う時は、おおよそいい意味で使われることが大半です。
もの凄くやばい・想像を超える凄さというような状況に対して用いています。
この場合、イケメンが尋常でない程カッコ良いということを表しています。
3.毎日10キロ走らせるなんて、えぐいね
厳しい状況などに置かれたときに使われる「えぐい」は、“むごい”という意味で使われることが多くなっています。
この場合、毎日10キロも走らなければいけないという厳しく辛い状況に対して、それはむごいことだ、キツいことだ、という意図を表しています。
4.戦場の様子はえぐいものだった
戦場など、死屍累々のあまりにも痛々しく惨たらしい場面対して「えぐい」という時には、非情で無慈悲であるような状況です。
グロテスクで残虐な様子を表しています。