例えば先ほどご紹介したように人間は死んだ場合、肉体は当然腐って滅んでしまいますが、魂はある程度現世に存在しているとされています。
お葬式などを行ってお坊さんがお経を唱えたりするのも、魂がきちんと行くべき所にいけるように促してあげているという意味も含まれています。
そのように考えた時に私たちは自然と人間に宿っている魂について考えて様々な行事を行っているのです。
そのように考えるともしかしたら世の中には死んだ人の魂が残っており、現世をさまよって自分の行き場を探している可能性もあるかもしれません。
また一説には精霊界が人間界と似ているので、自分は死んだと思ったのにまだ元と同じように生きてることに驚く精霊も多いと言われています。
なので人間にとっての精霊とは言ってみれば「幽霊」「亡霊」「人魂」と考えることが出来ます。
しかし先ほどご紹介した動物の精霊の中には人間の形をした者がいるため、不思議に思う方もいるかもしれませんね。
しかしながら一説には違いが存在しており、精霊界にいる精霊の中には仮の精霊も存在しています。
この仮の精霊は生死の境をさまよっている人間である場合があり、自分が死んだということをまだ通知されていない存在になっているのです。
しかしながらきちんと通知を受けてそれを受け入れたものは精霊界に本当の精霊となって戻ってくると言われています。
なので人間の形をした動物の精霊がいたとしても、それはきちんと死を受け入れて精霊界へ足を踏み入れた存在であるとされているのです。
逆に言えばそれを受け入れられないような存在であれば幽霊となって現世にとどまっているのかもしれませんね。
そのような存在の場合は下手に交信してしまうと凶霊となって危害を与えてくるかもしれないと言われています。
無生物
次にご紹介する精霊が宿るものの1つに無生物が存在しています。
無生物とは何かと考えた時に基本的な考え方は生物ではないもの、すなわち生命のないもの全般指し示す言葉です。
つまり生活機能を持たないものであり水や石などが該当します。
その水や石、土が集合体になったものが川になり、山となり、海となるのです。
このように考えてみると大きな集合体である場所にはそれぞれの神が存在しているという事に気が付くかもしれませんね。
広くたくさんの方が知っているように海神に関してはポセイドンなどがギリシャ神話では有名な話になっています。
また海の精霊としてはセイレーンという船乗りに歌や楽器で魅惑し魔法かけるような精霊も存在しますし、海の乙女であるマーメイドなどが存在すると言われています。
人工物
次にも紹介する精霊が宿るものの1つに人工物が存在しています。
人工物は人間が制作した物でそれを創作し利用する人々の文化にまつわる情報提供するものを指し示している言葉です。
つまり私たちが普段自宅においている家具などもそれにあたります。
なぜ私たちが普段使っているような全てのものに関しても精霊が宿ると言われています。
先ほどご紹介したように子供の頃からずっと愛用しているぬいぐるみには魂が宿ると言われているように言ってみれば精霊が宿っていると考えることができるのです。
なので変な考え方をして見ると私たちが使っている機械であるパソコンに関しても精霊が宿っていると考えることができるのです。
しかしながら一説によると一般的には自然万物に関しては精霊などの霊的エネルギー、魂が宿っているとされていますが、人工物に関しては霊的エネルギーだけで、魂までは宿らないという説もあります。
解釈がとても難しいですが、古来より大切にしたものに関しては魂が宿るともされているので、個人によって解釈が違うのも当然の話になるかもしれません。
精霊をまとめると
ここまでは精霊がどのようなものに宿るのかということをご紹介しましたが精霊をまとめてみると結局は世の中に存在している全てのものに宿っていると考えることができます。
先ほどご紹介したようなパソコンにももしかしたら精霊が宿っているかもしれません。
なので一概に私たちの感覚で勝手に決めつけてはいけないというようなことになるのです。
昔から精霊という言葉が存在していたり、信仰されていたり、現在においてもパワースポットという存在が認識されていたり、緑に囲まれると人間は気持ち良い気分になれるというものも何かしらの因果関係があるのかもしれませんね。
️昔の人は精霊を信じていた
おそらく今現在の世の中の方は日常的な生活を送る上で精霊の存在は信じていないことの方が多いでしょう。
逆に精霊の存在を信じてる人の方が少し変な人であると解釈されてしまうかもしれませんね。
しかしながら昔の人は精霊の存在を信じて先ほどご紹介したように様々な宗教において精霊の存在を崇めていました。
なぜ昔の人はここまで幽霊を信じていたのかと不思議に思う方もいるかもしれませんね。