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愛でるとはどういう意味?愛でる対象や10個のメリット、使い方・例文・類語・英語表現を紹介します

愛でるは「愛」という漢字が入るため、なんとなく愛することをイメージする人も多いかもしれませんね。

今回はそんな「愛でる」とはどういう意味があるのか、愛でる対象や愛でることのメリット、使い方や例文、類語、英語表現を紹介します。

この記事の目次

愛でるの意味

愛(め)でるとは、「①美しさを味わい感動する。」、「②いつくしみ、愛する。かわいがる。」、「③感心する。ほめる。」という意味があります。

いずれも、感動するという点では共通の意識を持っているのですが、日本人独特の奥の深い言葉でもあります。

中秋の名月を見る時に、団子を飾ってきれいに光り輝く月を見ることを、月を愛でると表現するのです。

月を愛でるということは、夜空の月を美しい、綺麗、神秘的と感じて感動することなのですが、昔の農民は米など穀物の豊作を感謝する気持ちもあったのです。

美しさと感謝が「愛でる」の基本コンセプトなのです。

最近では、人間も含めた生き物に対する可愛さの感動や感謝の気持ちも表すようになって、自分が大事に飼っているペットなどにも「ペットの猫を愛でる」「小鳥を愛でる」とも表現します。

生き物の場合は、単に美しいだけでなく、いつくしむ、愛らしい、かわいいと言う気持ちも表しています。

このような感動は、人間にも向けられます。

戦国時代に命をかけて武将を守った働きに感動した時に、「その勇気に愛でて褒美を遣わす」とご褒美を与える時にも使用します。

これは、その勇気と行動に感心して褒めるという意味として使われます。

美しさを味わい感動すること

愛でるという意味で代表的なことは、その美しさを味わい感動することです。

我が家では、中秋の名月の時には、用意しておいたお供えの団子をいただいて、美味しさを味わって感動したりしています。

月が綺麗に見える時には、外に出て空に浮かぶ大きな月を眺めて、地球に最も近い惑星だ!と感動して、家にもどってから美味しいお茶と団子をいただき、いっときのささやかな幸福感を味わうのです。

これも月を愛でる方法です。

愛すること

天気の良い日に、近くの公園に散歩に出かけると、老夫婦と幼い子供の組み合わせをよく見かけます。

小さなお孫さんを連れて、おじいちゃんとおばあちゃんが遊んでいるのです。

もちろん子供もおじいちゃんとおばあちゃんになついているので、楽しそうに遊んでいます。

その子供の両親は、二人でどこかに出かけていて、その間の子守をしているのかな?と考えたりします。

おばあちゃんは、その表情から分かる通り、もちろんお孫さんにメロメロです。

お孫さんを愛でる様子がハッキリと分かります。

お孫さんを慈しみ、かわいがっているのです。

両親と同じくらい、と言うより次元が違うのですが負けないくらい愛しているようです。

愛でるとは愛することなのです。

可愛がること

好きで好きで可愛くて、世の中にこんなに可愛いものはないというぐらいペットを可愛がっている人も多いようです。

最近の世間情勢では、高齢化と核家族化が進行しているので、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」という状況が増えています。

ペットの世界でも同様で、高齢のペットが増えてきています。

散歩コースでは、高齢の犬と高齢の飼い主の組み合わせで歩いている姿をよく見かけます。

ペットが可愛くて仕方がないので、老化でペットが歩けなくなったら、しっかりと抱きかかえて散歩するのです。

真夏の時期には、道路が灼熱に熱くなっているのでペットが火傷すると心配して、しっかりと抱き上げて歩きます。

寒い時期には、足が凍傷にかからないようにと、これまた抱きかかえて散歩します。

ペットをいつくしみ可愛らしくて心が詰まるからです。

このように愛でるという意味は、可愛がることに通じます。

感心し褒めること