日本の女優さんだと、吉永小百合さんは誰もが認める佇まいの美しい女性ではないでしょうか?
若い時から”サユリスト”という言葉を生み出すほどに、美しさと知性、品格を兼ね揃えた素敵な女性で、年齢を重ね、今では還暦を過ぎておられます。
彼女が佇んでいるその姿は、見ている人の心を温め、話す様や仕草に品性を感じ取ります。
テレビCMでも、余分な言葉はいらず、ただ彼女の佇まいが映し出されること自体が一番のメーッセージというような取り上げられ方をしていますよね。
それだけ、彼女の醸し出す雰囲気、姿の美しさが人の心に訴えるということでしょう。
外見は時とともに変化し、若い時の弾けるようなフレッシュさがなくなったとしても、その代わりに深みや落ち着き、エレガントさが加えられ、存在そのものが人を魅了するということがわかる良い例でしょう。
女性であれば吉永さんのような年の取り方をしたいと思われるでしょうし、男性も年齢に関係なく魅了されるのではないでしょうか?
ではこれから、吉永小百合さんのように佇まいが素敵と言われる人の特徴を調べて、どうすれば自分も近づけるか、改善できるところはないか調べていきたいと思います。
佇まいが素敵な人の14個の特徴
佇まいが素敵、美しいと言われる人には共通する特徴があります。
そしてそれは、顔の作りなどもって生まれたものではなく、誰もが少しの意識と努力で身につけられるものばかりです。
佇まいには、見た目だけでなく、醸し出す雰囲気やオーラなどが含まれていることを思い出してください。
つまり、外見だけでなく、考え方や感じ方、人への配慮など人の内面も大きく関係するということです。
ということは、どんな人でも素敵な佇まいと思われる人になれるチャンスがあるということです。
ではこれから、どんなポイントが素敵な佇まいと思われるのかを見ていきましょう。
背筋が伸びている
背筋がピンと伸びている人は、「前向き」「意欲がある」「自信がある」という印象を人に与えることができます。
面白いことに、同じ人でも、猫背にしている時と、背筋をしっかり伸ばしている時では、まるで別人のように見えることがあるほどに違いがあります。
有名なジムの宣伝でも、小太りで背中を丸くした人が、ダイエットに成功して、背筋をピンと伸ばしてキラキラの笑顔になってくるくると回るのもがありますよね。
痩せたということを差し引いたとしても、背中が伸びているだけで、意欲にあふれた、エネルギッシュな人に見えるのではないでしょうか?
反対に、本当はどうであれ、背中を丸めて、頭を垂らしているだけで、無気力で自信がないイメージを人に与えてしまいます。
そして人は、前向きで意欲に満ちた人に魅力を感じるものです。
ですからまずは、背筋をピンと伸ばすことを心がけるようにしましょう。
両足でしっかり立っている
「地に足をつけて生きる」「自分の足でしっかり立つ」など、責任感を持って誠実に、一生懸命に人生を生きることを表す時に、足で立つという表現を使いますが、文字通り両足でしっかり立つと、そんな雰囲気を醸し出すことになります。
両足で立つなんて当たり前のことで、意識しなくてももともと両足で立っていると不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりと両足で立つことは、実は簡単なようでとても難しいことなのです。
多くの人は、どちらかの足に偏ったり、かかと側に傾いたり、左右均等というよりは癖でどちらかの方向に傾いています。
これは「体重心」と言って、体の重心、つまり重みがどこにあるかによって変わります。
普段何も意識しないと、自分の癖のある方に重心を乗せてしまっているのです。
多くの人はかかと側に体重を乗せてしまっていることが多いので、椅子に深く座ろうとすると、お尻がドスンと落ちてしまいます。
この姿は決して美しいものではありません。
しかし、重心をしっかりと中心に保ち、つま先側にも力が入るようにしているば、最後までゆっくりと美しい所作で腰掛けることができます。
このように、しっかりと両足で立てているかはに非常の様々な動作に影響を与え、最終的にその人の佇まがどう見えるかに関わってくるのです。
ですから、普段から、自分の癖を見極めて、しっかりと立つように意識することは大切です。
トレーニング方法としては、肩幅に足を広げてたち、前後左右に少しずつ体を傾けると足に力が入っていき、体重がきちんと乗る感覚を養うことができます。
胸を張っている
胸を張ることは、「胸を張って生きる」という言葉もあるように、自分に誇りを持っていること、自信のあることの証とされています。
そのようなポジティブな内面にプラスして、外見的にも美しさと直接結びつけられることが多いです。
「考える人」でおなじみのヨーロッパで1800年代に活躍した彫刻家のオーギュスト・ロダンは「胸を張る女性」という作品を作っています。
彫刻とは美を追求する作品なので、当時から、胸を張ることが「美」と密接に関連づけられていたことがわかります。