洗脳またはマインドコントロールという言葉を聞いたことはありますか?
ニュースなどで見聞きはするけどあまり馴染みもなく、何だかちょっと怖いイメージがあるという方も多いのではないでしょうか。
「自分にはあまり関係のないこと」と思う方もいるかもしれませんが、実は 洗脳は私たちの生活の中にもあるもの で、すなわち洗脳する人・される人もたくさんいるということです。
そこで今回は、洗脳されている人・されやすい人の特徴を7個ご紹介します。
私たちが意外と簡単に洗脳されてしまうモノについても取り上げているので、自分が今何かに洗脳されていないかチェックしてみてくださいね。
️この人洗脳されてる…!
人は失恋した時、すっかり心が弱ってしまっている時に優しく励ましてくれた人に対して好意を抱いてしまうケースが多いです。
そのままその人とお付き合いしたという経験がある人もいると思います。
失恋でなくても、 精神的に落ち込んでいたりしたときに優しい言葉をかけてくれた人 や、いつも困ったことなどを相談していた人に対して信頼を寄せそのままお付き合いするなんてことはよく聞く話です。
実は、これも洗脳の一つなのです。
世の中に洗脳はたくさんあります。本当に小さいものも含めると本当にありふれているのです。
通販番組を見て、ついその商品を買ってしまったりするのもある種の洗脳といえるかもしれませんね。
実はあなたも毎日どこかで洗脳されてしまっている瞬間があるのかもしれません。
洗脳とは
洗脳とは、精神的または物理的な圧力をかけ、その人の考え方を根本から改めさせ、考え方や価値観を変えて自分の思い通りにその人を操ることを言います。
簡単に言うと、 「その人の考え方や価値観を変えること」 ということになります。
ここで重要なのは、「ある特定の考え方」に持っていくという点です。
例えば、小学校の道徳の授業で子供たちに教育するとき、たいていは物語やお話を読んだ後に「これを聞いてあなたはどう思いましたか?」と問いかけるものです。
それに対して子供たちが「いいと思った」とか「悪いと思った」など返答しながら授業が進みますね。
「犯罪はダメなもの」などの普遍的な考え方は強制的に教えますが、たいていの問題は提起して考えさせることで子供たちに自分なりの答えを出させることを目的とします。
これは教育と言います。
教育とは、普遍的な答え以外のことについては固定的な考え方を強要したりしません。
また、子供というのは、先入観のないまっさらな状態ですから、そこに新しく「命とは大切なものです」とか「犯罪はしてはいけません」などの価値観を与えていくのは、洗脳ではなく教育の範囲になります。
それでは洗脳とは教育と何が違うのかと言うと、 ある特定の考え方に人を導くこと です。
「日本は軍国主義であるべきだ」など、偏った考え方は学校では教えませんね。
例え子供のまっさらな脳に教えたとしても、その情報が先ほどの軍国主義のように偏った価値観であれば、これも洗脳と言います。
また、すでに「日本は民主主義である」という価値観を持っている人に対して、さまざまな手段を用いて軍国主義の価値観を植え付けていくことも洗脳と言います。
この場合、本人の意思は関係なく、洗脳させる側の意志のみで思考を変えさせていっているという前提があります。
マインドコントロールとは違う
洗脳を英語で言うとマインドコントロールであると思っている人もいるかもしれません。
しかし、洗脳とマインドコントロールは違う意味になります。
洗脳が物理的な手段で相手を洗脳することであったなら、 マインドコントロールは精神的な手段で相手の心を変えること を言います。
大きく違う点は、洗脳は暴力で無理やり思考を変えさせられるのに対し、マインドコントロールは、あたかも「自分からそういう考えを選んだ」かのように仕向けるところです。
巧みな話術などを用いて、相手が自発的に考え方を変えるように仕向けるのがマインドコントロールになります。
大きい意味では洗脳と同じですが、全く同じ意味というわけではなく、相手への働きかけ方が全く異なるのが特徴です。
洗脳されてる人は助けるのが難しい
洗脳されている人を助けるのは、非常に大変です。
なぜなら、洗脳されている人は、 自分から人に助けを求めることをしない からです。
洗脳というのは、思い込みや常識の部分を無理やり変えさせています。
ですから、洗脳された考え方や価値観は無理やり変わってはいるものの、その人にとっての常識なのです。
自分の常識を誰かに変えてもらいたいと思う人はそうそういないでしょう。
むしろ自分の中の当たり前の情報を間違っていると言ってくる人がいたら敵意すら覚えるかもしれません。