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洗脳された人・されやすい人の7個の...(続き4)

こういうふうに情熱込めて日々語られていると、最初は信じるつもりはなくても自然と信じていく人が多いのです。

勧誘するほうも、洗脳してやろうなんて意思は微塵もないかもしれません。

悪気なくただ「あなたを助けたい!」の一心で語ってくるわけです。

ですから、無理矢理勧誘しているつもりはなくても洗脳されているのと同じ効果が発揮されています。

恋人

恋愛関係にある男女間での洗脳は些細なものから、犯罪に関わるくらい重大なものまでさまざまあります。

よくあるのは、DV夫を持つ妻です。

大抵の女性は夫がDVであるとわかった時点でどうやって離婚するかを考え始めるものですが、中にはずっと別れずに結婚生活を続ける女性もいます。

夫婦ですから、もちろん妊娠、出産もし、子どももいます。

それでも時々DV被害に遭って病院を受診する人もいるのです。

病院側ではDVであることは見抜かれますので、すぐに保健センターに連絡されシェルターなどの隠れ場所を紹介さることがほとんどでしょう。

そして一時的にはシェルターに行くのですが、すぐにそこを脱走してDV夫の元へ帰ってしまうケースが多いのです。

なぜかというと、夫に洗脳されているからなんですね。

もちろん夫自身は洗脳しているつもりはないのかもしれません。

しかし、あめとむちを上手に使い分けて妻を自分の手元から逃げないようにコントロールしています。

こういう夫を持つ女性は必ず「確かに暴力を振られる時もありますけど、本当はすごく優しい人なんです。」と言います。

確かに普段は温厚で、優しくて、入院している妻のところに甲斐甲斐しく通ったり、プレゼントをしたりしてきます。

病院側はDV夫だということを知っていますので、面会を拒否しますが、持ってきた着替えなどの中にお金と「大好きだよ。待ってるから帰っておいで」と書かれた手紙を忍び込ませます。

こうされると、女性は自分が夫に必要とされていると感じてしまいますので、DVを受けるとわかっていながら、再び自分の足で夫の元に帰っていってしまうのです。

生活している間の大部分は優しくて温厚な夫でも、一旦スイッチが入ると、入院を余儀なくされるくらいのひどい暴力を振ってくることがあります。

それでも暴力を振り終わった後は、傷の手当てをしたり、甘い言葉をささやいたりしてまた優しく包み込んでくるのです。

こういう夫に一旦洗脳されてしまえば、周囲がいくら忠告しても、離婚するという結論にはなかなか達しないのが現状でしょう。

マルチ商法

マルチ商法は正式には連鎖販売取引と言います。

会員が新規の会員を勧誘し、その新規会員がさらに新規の会員を勧誘してくるという連鎖的な販売形態です。

マルチ商法は人を洗脳してお金を稼ぐ悪徳商法のイメージがありますね。

しかし、マルチ商法自体は違法ではありません。

ですから、余計簡単に洗脳されていく人が多いのです。

連鎖販売取引には、とても厳しい規制事項があります。

契約の締結は必ず書面で行うことや、クーリングオフの義務化、途中解約時の一定金額の返金義務など、非常に細かく決められているのです。

これらの規制外の方法で連鎖販売取引を行うと違法になります。

違法であれ、合法であれ、マルチ商法は言葉巧みに人を勧誘し洗脳していきます。

勧誘した人には、さらに次の人を勧誘してもらうわけですから、いやいや加入されては意味がありません。

皆、自分から積極的に加入してきているからこそ、他人にまた同じように勧誘するのです。

つまりこれは、自発的に自ら洗脳されていくということでマインドコントロールと同じだということがわかります。

ネットワークビジネス

ネットワークビジネスとは、マルチ商法に非常によく似ています。

ある会社の製品を自分で買い、買った製品をさらに売りに出して利益を得ることを言います。

製品を出す会社は広告代や店舗代、社員への給料代などの経費がかかりません。

製品を買った人は、さらにその製品を誰かに売ります。