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テンションが下がる理由と自分の力で...(続き2)

しかし、なんらかの理由でどうしても距離を置けないときだってあります。

空いている席を探して座ったら偶然隣にその人がいたとか、友達に誘われて飲み会に行ったら、なぜかその人もきていたとか。

不可抗力で嫌いな人が近くに来てしまった場合、自分の意思ではこれ以上避けようがありません。

そのことを自覚したとき、テンションは一気に下がっていきます。

嫌いな物についても同じです。

子どもだと、給食に嫌いなものが入っていたのを見ただけでテンションが下がってしまうかもしれません。

大人だって、日替わり弁当を買ったら、自分の嫌いなものが入っていたなんてことでテンションが下がる時もあるでしょう。

テレビを見ていて嫌いな俳優や芸人が出ていたりすると、テンションが下がってその番組を見る気がしなくなります。

犬が嫌いな人は帰り道で犬を飼っている家の前は通らないように避けるかもしれません。

嫌いな人や物が何かは人それぞれ違いますが、誰であっても嫌いな人や物が近くに来た場合、テンションが下がるのは間違いないでしょう。

3.毎日が平凡すぎて刺激がない

テンションが低くなる原因に「刺激がない」というのもあります。

毎日同じ生活を繰り返していくと、どんどんテンションが下がり、何もやる気が起きなくなってしまうのです。

「新しい場所に行ったり、人に会ったりすると緊張するから行きたくない」とか、「新しいことを始めてみたいけど、忙しいし失敗するかもしれない」なんて思って大人しく生きていると、本当に平々凡々な生活しか送ることができません。

安定しているのは良いことですが、刺激がないと体も心もダラダラして、テンションが下がった状態で保たれてしまいます。

そうならないためにも、刺激を求めて外に出ようとしたり、積極的に人に関わろうとする人もいます。

また、普段は仕事をしていてモチベーションの高い人でも、産休や育休で長い期間、家の中で子どもと二人で過ごしていると、代わり映えのない毎日を送っているうちにすっかりやる気がなくなってダラダラ過ごしてしまうことがあります。

家にいるとたくさん時間があるはずなのに、一向に片付けも掃除も進まないのです。

逆に仕事や育児をしていて忙しい合間に片付けや掃除をしたほうがサッサと片付いて家もきれいな状態に保つことができます。

人は、暇だから、家にいるから家の中が片付くとは限らないのです。

逆に毎日忙しく過ごしている人のほうが、家の中もキレイですし、生き生きと生活しているのではないでしょうか。

それは、やはり平凡な中にも時々緊張したり、刺激を受けたりする機会を設けることで、体にも心にも適度な刺激が加わり、日常が生き生きとしてくるものだからです。

ですから、平凡であるということは、テンションを中心にして考えると、実は良くないことなのかもしれません。

4.睡眠不足

テンションが常に低い人は、実は睡眠不足であることが多いです。

睡眠不足であることが良いことであると思っているのです。

睡眠不足イコール「めいっぱい仕事をしている」「毎日頑張って生きている」と思っています。

しかし、睡眠が不足すると良くないことは、ちょっと考えればわかることです。

集中力もなくなりますし、作業効率や頭の回転も悪くなります。

ストレスへの耐性や風邪などの免疫も弱くなりますし、気力も湧きません。

睡眠は非常に大切です。

睡眠時間は人によりますが、平均でも6~7時間は寝る必要があるでしょう。

ですから、大切な会議やテストなどでは、前々日までは夜更かしして必至に頑張る日があってもいいですが、前日は必ず早く寝ることです。

そうすることで、当日頭の回転が良くなって良い成績を残すことができます。

もちろん、長々と寝てばかりいるのも良くありません。

それもテンションが下がる一因になります。

しかし、適切な時間寝るというのは、テンションを維持していくためには欠かせないものなのです。

テンションを上げるということは、物事に対してやる気を持って取り組めるということです。

やる気がきちんと出る状態にするためには、脳がきちんと目覚めていることと、脳の中身がしっかりと整理されていることが必要不可欠です。

つまり、テンションを上げることも同じで、脳の中身が整理されてないと、いくらいろいろと手を尽くしてもテンションは一向に上がりません。